仲野徹のレビュー一覧

  • (あまり)病気をしない暮らし

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    おもしろい!前作の続編として、新たな病理の話が展開されるのかと思って読み始めたが、いい意味で期待を裏切られた。今回は健康エッセイ。相変わらずの著者のテンポの良さに引き込まれてしまった。自分の体の事がわかるのはこんなに楽しいものなんだと思った。

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    2019年02月13日
  • (あまり)病気をしない暮らし

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    仲野病気本・第2弾。前作が面白かったから、こちらも当然入手。前作で扱われなかった病気たちについての病理学講義本と思ってたから、ちょっと違った方向性が少し意外だったけど、二番煎じを避けるって意味では当然か。で、本作もとても読み易くて、そしてすぐにでも生活に応用できそうな知識がてんこ盛り。かといって専門的過ぎないから、リーダビリティの高さも相変わらず。中でも、自分の経験も織り交ぜつつのダイエット談義は、実践したくなるような興味深い内容でした。第3弾、待ってます。

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    2019年01月16日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。

    本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
    「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?

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    2018年10月12日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。

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    2018年05月18日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    ネタバレ

    わかりやすく説明されているとはいえ、後半は結構難しい。しかし、何度も読み返したくなる本だ。この本を読んだら、怪しい治療法などに惑わされることは無いと思う。

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    2023年04月14日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    まさに今、日本は転換期を迎えている。今こそ一度立ち止まって考えるべきときが来ている。中高生だけでなく大人にも、言葉そして考えることの大切さを問いている。超高齢化、少子化、貧困、格差社会、どれをとっても、その解決策は成長戦略では、ない。と。

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    2016年10月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    尊敬する内田先生が依頼した方々の中高生に伝えたい事の寄稿文。
    まさに言いたいことや、常日頃モヤモヤしてることが分かりやすく書いてあって、中高生に是非読んでもらいたいと思いました。
    平和を享受して大人(中年)になった私は子ども達や次の世代にも絶対残したい!

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    2016年09月27日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    鷲田清一氏の章を読んでいたら、涙が止まらなくなりました。白井聡氏の文章は痛快で、内容にも共感しました。中高生には、この二つの章は難しいかな。でも、読んでほしいなと思う本でした。大人にもおすすめです。

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    2016年09月13日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    本書は『街場の憂国会議』、『日本の反知性主義』に続くシリーズの3冊目。なぜ本作が編まれたかについては「まえがき」を読めば一目瞭然、これまでと違うのは「中高生を読み手に想定」したこと。
    若い人たちに向けた「贈り物」であるところのこの本を、「中年の危機」当事者である私も読ませていただいた。伝えなければならない「たいせつなこと」の多さに、平和を享受してきた世代としては焦りの気持ちを感じる。申し訳なく、そしておとなこそ読むべき、とも思う。
    「転換期」だからこそ伝えたい、たいせつなこと。
    この本が次世代への福音となりますように。

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    2016年08月26日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
    加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
    高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
    平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
    小田嶋隆『13歳のハードワーク』
    岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて』
    仲野徹『科学者の考え方』-生命科学からの私見
    白井聡『消費社会とは何か』-「お買い物」の論理を超えて
    山崎雅弘『「国を愛する」ってなんだろう?』
    想田和弘『「中年の危機」にある国で生き延びるために』
    鷲田清一『社会に力がついたと言えるとき』
    以上11人の寄稿文
    内田樹氏の以下の呼びかけに対応

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    2016年08月17日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    ネタバレ

    リチャード・フランシスの「操られる遺伝子」で未消化だった箇所が次々に氷解!
    特に、遺伝子発現の制御について、前書でDNAのメチル化による、とサラッと流されていた(しかも、ヒストンについての記述はほぼ皆無だった)ところ。二章の後半を割いて説明されており、筆者は「ややこしい分子生物学的説明だから飛ばしても」と、三章以降を読み進めるための最低限の基礎知識を二行に要約しているが、個人的にはココがキモ!

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    2018年04月04日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    生物の発現形式はゲノムによって生得的に決定されており、人為的に変えることはできない――。本書はこのような「決定論的な」生命観に変更を強いるかもしれない「エピジェネティクス」という概念につき、その機序や具体例を詳細にしかも分かりやすく記述していく。

    ゲノム上の60億基の塩基配列が生命活動に関わる全てのタンパク質をコードしているというそれだけでも驚くべき精緻な遺伝システムを、この「エピジェネティクス」に関わる機構は遺伝子型発現/非発現のスイッチを事細かく設けることによってさらに繊細にコントロールしている。この概念を導入することにより、例えば妊娠時の母体の栄養失調状態が胎児の成長後の糖尿病の発症確

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    2014年08月31日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    分子生物学中級者向け。とにかく図が少ない上に、新書文字数制限のためかかえって難解に感じる。

    内容はエピジェネティクスの基本が押さえてある。

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    2014年08月14日
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく

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    「読売新聞」(2014年7月⒔日付朝刊)で、
    池谷裕二先生が紹介しています。
    【新書に相応しい「ムズオモ系」】
    (2014年7月⒔日)

    駅前の書店で購入しました。
    (2014年8月4日)

    読み始めました。
    (2014年8月14日)

    途中で分からなくなってきたので、
    もう一度、最初から読み直します。
    (2014年9月19日)

    216ページの見出し語は、
    スレスレというか、この言い回しを
    使わなくてもいいのに、ポロッと
    使ってしまっている。
    編集者のポカですかね。ああ。
    (2014年10月9日)

    難しいけれど、読んでおいたほうがいい本、ですね。
    (2014年10月9日)

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    2014年10月09日
  • なかのとおるの生命科学者の伝記を読む

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    大阪大学の教授が書いた生命科学者伝記。

    18人の研究者の伝記をたった1冊で味わえるという意味でお得。偉大な科学者の名言がバンバン引用されているし、それに対する著者の感激も伝わってくるので面白い!

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    2013年09月01日
  • なかのとおるの生命科学者の伝記を読む

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    いや、伝記本紹介と言いつつ、かなり踏み込んで各科学者について書いてる。しかも、その内容がかなり面白い。

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    2012年08月13日
  • こわいもの知らずの病理学講義

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    結構厚めで、一見難解な医学用語だが、著者の軽妙な語り口で分かりやすく読める本。特に印象的だったのは、「がんもどき理論」への痛快な反論。これは故・近藤誠氏が力説していたもので、私は半信半疑というか受け容れられなかった。著者は、がんを静的な存在と見なすこの理論を「愚論」と断じる。がん細胞は突然変異を重ねて進化し続ける存在であり、放置すれば新たな能力(増殖・浸潤・転移)を獲得していく。

    その科学的事実を、豊富な研究データとともに説明する筆致には、学者としての誠実さと怒りすらにじむ。素人がこれらの勝敗を決するのは印象論に過ぎないのかもしれないし、どちらも患者を守りたいという強い倫理意識によるものだろ

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    2025年10月30日
  • 街場の平成論

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     内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。

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    2025年10月13日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

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    2025年10月12日
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 下

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    遺伝子、ゲノムの解読が終わり、Crisper CAS-9でゲノム自体の編集ができるようになったとしてもまだまだ未解明なことがたくさんあるんだなと。

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    2025年09月23日