仲野徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内田樹『身体に訊く』-言葉を伝えるということはどういういことか
加藤典洋『僕の夢』-中高生のための「戦後入門」
高橋源一郎『表と裏と表』-政治の言葉について考える
平川克美『人口減少社会について根源的に考えてみる』
小田嶋隆『13歳のハードワーク』
岡田憲治『空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて』
仲野徹『科学者の考え方』-生命科学からの私見
白井聡『消費社会とは何か』-「お買い物」の論理を超えて
山崎雅弘『「国を愛する」ってなんだろう?』
想田和弘『「中年の危機」にある国で生き延びるために』
鷲田清一『社会に力がついたと言えるとき』
以上11人の寄稿文
内田樹氏の以下の呼びかけに対応 -
Posted by ブクログ
生物の発現形式はゲノムによって生得的に決定されており、人為的に変えることはできない――。本書はこのような「決定論的な」生命観に変更を強いるかもしれない「エピジェネティクス」という概念につき、その機序や具体例を詳細にしかも分かりやすく記述していく。
ゲノム上の60億基の塩基配列が生命活動に関わる全てのタンパク質をコードしているというそれだけでも驚くべき精緻な遺伝システムを、この「エピジェネティクス」に関わる機構は遺伝子型発現/非発現のスイッチを事細かく設けることによってさらに繊細にコントロールしている。この概念を導入することにより、例えば妊娠時の母体の栄養失調状態が胎児の成長後の糖尿病の発症確 -
Posted by ブクログ
「読売新聞」(2014年7月⒔日付朝刊)で、
池谷裕二先生が紹介しています。
【新書に相応しい「ムズオモ系」】
(2014年7月⒔日)
駅前の書店で購入しました。
(2014年8月4日)
読み始めました。
(2014年8月14日)
途中で分からなくなってきたので、
もう一度、最初から読み直します。
(2014年9月19日)
216ページの見出し語は、
スレスレというか、この言い回しを
使わなくてもいいのに、ポロッと
使ってしまっている。
編集者のポカですかね。ああ。
(2014年10月9日)
難しいけれど、読んでおいたほうがいい本、ですね。
(2014年10月9日) -
Posted by ブクログ
結構厚めで、一見難解な医学用語だが、著者の軽妙な語り口で分かりやすく読める本。特に印象的だったのは、「がんもどき理論」への痛快な反論。これは故・近藤誠氏が力説していたもので、私は半信半疑というか受け容れられなかった。著者は、がんを静的な存在と見なすこの理論を「愚論」と断じる。がん細胞は突然変異を重ねて進化し続ける存在であり、放置すれば新たな能力(増殖・浸潤・転移)を獲得していく。
その科学的事実を、豊富な研究データとともに説明する筆致には、学者としての誠実さと怒りすらにじむ。素人がこれらの勝敗を決するのは印象論に過ぎないのかもしれないし、どちらも患者を守りたいという強い倫理意識によるものだろ -
Posted by ブクログ
内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。
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