仲野徹のレビュー一覧
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リチャード・フランシスの「操られる遺伝子」で未消化だった箇所が次々に氷解!
特に、遺伝子発現の制御について、前書でDNAのメチル化による、とサラッと流されていた(しかも、ヒストンについての記述はほぼ皆無だった)ところ。二章の後半を割いて説明されており、筆者は「ややこしい分子生物学的説明だから飛ばして...続きを読むPosted by ブクログ -
生物の発現形式はゲノムによって生得的に決定されており、人為的に変えることはできない――。本書はこのような「決定論的な」生命観に変更を強いるかもしれない「エピジェネティクス」という概念につき、その機序や具体例を詳細にしかも分かりやすく記述していく。
ゲノム上の60億基の塩基配列が生命活動に関わる全て...続きを読むPosted by ブクログ -
分子生物学中級者向け。とにかく図が少ない上に、新書文字数制限のためかかえって難解に感じる。
内容はエピジェネティクスの基本が押さえてある。Posted by ブクログ -
「読売新聞」(2014年7月⒔日付朝刊)で、
池谷裕二先生が紹介しています。
【新書に相応しい「ムズオモ系」】
(2014年7月⒔日)
駅前の書店で購入しました。
(2014年8月4日)
読み始めました。
(2014年8月14日)
途中で分からなくなってきたので、
もう一度、最初から読み直しま...続きを読むPosted by ブクログ -
大阪大学の教授が書いた生命科学者伝記。
18人の研究者の伝記をたった1冊で味わえるという意味でお得。偉大な科学者の名言がバンバン引用されているし、それに対する著者の感激も伝わってくるので面白い!Posted by ブクログ -
病理学…。生命科学…。生命化学…。すごく分かりやすい説明です。特に、「がん」。ガンは日々生まれ、育ち、何年もかけて大きくなり発言し、変異、展開していく。別の手ごわい進化する生き物ですね。それと戦う人体の仕組みと病理学。勉強させていただきました。Posted by ブクログ
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医療関係者ではないが人体の構造や仕組みに興味を持っていたので、病理学というタイトルに誘われて読んでみました。
人の体はウイルスなど異物の侵入や細胞の損傷に対しても、免疫や細胞の修復機能によって、体の中が常に一定の状態に保たれるようにできています。
病気になるということは、体が本来備えている修復機能で...続きを読むPosted by ブクログ -
病気の仕組みについて時には脱線もありの講義を聞いているかのようでした。少しはわかったような気になりました。病気は身近な存在ですので、入口部分だけの知識でも知っておくと安心かもしれませんね。へーっていうことは数多くありました。一般教養として必要かもしれませんねえ。Posted by ブクログ
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ドラマとかで病気になった人が『先生にお任せします』と言ってるシーンがあったりするが、あれはすごす無責任な態度なんだな、と思った。
病気のこと、自分の体のこと、知ろうとする姿勢が大事。
分子標的薬のお話が特におもしろかった。
またAIとこれからの医療についても述べられていて興味深かった。
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面白かった〜
30代から70代の、それぞれ生業が違う著者による寄稿集。
世代によってか、なんとなく色が分かれてたのがまた興味深い。
引用してるデータはもちろん、参考文献が結構かぶってるのも興味深かった。
対象読者である大学生の知り合いに贈りたいし、こういうテーマについてよく話す友人にも読んでほしい。Posted by ブクログ -
読みやすく、面白く読めました。
風邪の話や、インフルエンザの話。
がんの話等、へえ、なるほどという感じで読めました。
多分時期によるのだと思いますが
コロナのことについても、このような観点で
どうみることができるのか、みたいな話が
あったらよかったのになあという感じがしました。Posted by ブクログ -
上巻はダーウィン、メンデルから遺伝子組み換えや遺伝子クローニングまで、これまでの歴史を振り返っていたが、下巻は遺伝子診断、遺伝子治療の未来について展望を語る。
人間の特性のほとんどが、複数の遺伝子と環境の複雑な相互作用の結果であり、すべての遺伝性「疾患」はゲノムと環境のミスマッチによる。病気の解決の...続きを読むPosted by ブクログ