【感想・ネタバレ】(あまり)病気をしない暮らしのレビュー

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軽妙な語り口でちょっと気になる病気の話を易しく説明。遺伝子の説明から異常の発生は必然でガンになるのは運次第、運の引き寄せかたの注意や、病原体とのたたかいの歴史など興味深い蘊蓄が披露されます。参考文献も山ほど紹介されているので、さらに深い知識を得ることもできます。面白おかしく健康について考えさせられました。

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2024年02月25日

mac

ネタバレ 購入済み

地味な努力の積み重ね

一部ご紹介します。
・ダイエットの極意は、食事制限と、運動によるカロリー消費。英語学習の極意は、単語と構文を覚えることと実地の訓練。どちらも、地味な努力であるため難しい。
・倫理というものは、時代とともに移ろっていくもの。新しい技術がもたらされたとき、その安全性が確認されて、望む人が多くて、メリットが十分にあって、周囲に迷惑をかけることが無ければ、倫理的なことなど吹き飛ぶこともある。体外受精がそうであったように。
・先端技術を受け入れるかどうかを他人事としてではなく、自分の頭で考える。いろいろな角度から考える。それにはまず、正確な知識が必要だ。
・がんになりにくい生活習慣
①感染症検査をきちんと
②体重は適正な範囲に
③毎日を活動的に
④野菜、果物が不足しないように
⑤飲食は熱いまま食べない
⑥塩は最小限、酒は適量
⑦タバコは吸わない
・笑いは万病の良薬。とりあえず笑っていれば楽しくなる。
・仕事の効率化の一つ。25分仕事に集中し、5分休憩する。これが1セット。慣れれば、1日12セットがこなせるだろう。
・普段から正しい医学情報に接するようにしておけば、それなりのリテラシーが身について、細かな知識がなくとも、なんとなく、どの情報が正しそうか、というものがわかってくるものだ。

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2022年09月30日

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『(あまり)病気をしない暮らし』発刊記念 仲野徹先生による健康のためのトークライブに参加しました‼️

トークが抜群に面白く、私の免疫機能が活性化しました(^^)

また、同じ研究者(といっても雲の上の方ですが)として共感できる内容が沢山ありました。

仲野先生からサインもいただきました‼️

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2019年03月18日

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おもしろい!前作の続編として、新たな病理の話が展開されるのかと思って読み始めたが、いい意味で期待を裏切られた。今回は健康エッセイ。相変わらずの著者のテンポの良さに引き込まれてしまった。自分の体の事がわかるのはこんなに楽しいものなんだと思った。

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2019年02月13日

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仲野病気本・第2弾。前作が面白かったから、こちらも当然入手。前作で扱われなかった病気たちについての病理学講義本と思ってたから、ちょっと違った方向性が少し意外だったけど、二番煎じを避けるって意味では当然か。で、本作もとても読み易くて、そしてすぐにでも生活に応用できそうな知識がてんこ盛り。かといって専門的過ぎないから、リーダビリティの高さも相変わらず。中でも、自分の経験も織り交ぜつつのダイエット談義は、実践したくなるような興味深い内容でした。第3弾、待ってます。

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2019年01月16日

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『怖いもの知らずの病理学講義』を大変面白く読ませていただいた仲野徹先生の新著ということで早速に。内容はネットコラムの連載を再構成されたものとのことですが、「生きるということ」「ダイエット」「遺伝と環境」「アルコール」「がん」「病原体(含む「風邪」)」と身近なテーマが多く、前著に続いて大変楽しく読ませてもらうとともに、色々とためになりました(ためになりそうです)。
難点は、中で紹介されている本がどれも面白そうで、思わず買ってしまうこと。(追加の書籍代がかさみます(笑))。あ、次に最も読みたくなったのは先生の2011年のご著書『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』ですが。

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2018年12月26日

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前作「病理学入門」がなかなか面白かったので、この本を手に取った。
前作と比較すると、こちらを先に出版した方が良かったのでは?という難易度の差があった。
ただ、やはり一部読んでいて難しいな、と思う箇所がいくつかあり、その都度、あぁ、自分はまだ医学の知識が足りないのかな、と反省しながら読んだ。

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2018年12月14日

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読みやすく、面白く読めました。
風邪の話や、インフルエンザの話。
がんの話等、へえ、なるほどという感じで読めました。
多分時期によるのだと思いますが
コロナのことについても、このような観点で
どうみることができるのか、みたいな話が
あったらよかったのになあという感じがしました。

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2022年10月24日

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こわいもの知らずの病理学講座よりも易しい本であり、随所に著者の愚痴や冗談が入っているので退屈しないで読めます。どちらかというと、エッセイのような印象を受けます。

個人的に面白かったのは、ダイエットとアルコールのお話です。早速、右手の親指にニコニコマークを描きました。
たくさんの参考書籍も紹介されているので、次に読む本に困らないのも良い点です。

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2022年03月11日

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医療読み物なのに、一気に楽しく読めるって凄い。確実にがんにならない方法はない、と断言しているのが実に清々しい。それはそうだろうと思いつつ、その理由もわかりやすく説明していて勉強になる。歳をとるほど風邪に罹りにくくなるとは少し意外だった。確かに、免疫がつけば風邪に罹りにくくなるよな。紹介されていた「かぜの科学」は後々読むことにする。多分、興味深い内容なのだろう。

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2021年08月15日

購入済み

貴重な存在

病気や健康にまつわる内容を、幅広く多岐にわたって書かれたエッセイ。関西弁のくだけた文章が読みやすい。
あらゆる分野が細分化されていく中で、専門家と素人の間をつなげる本は貴重な存在だと思う。考えるためにも、知ることがまずは必要になるわけなので。

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2021年06月10日

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病理学講座よりも平易な内容でスラスラ読めた。野口英世のエピソードは意外であった。
薬は正しく飲む、自己判断はダメだなぁと反省、巻末のプライベートエピソードも役に立ちました。集中して作業するポモドーロテクニックは実践したい

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2021年05月23日

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平易な言葉で患者さんに説明できるように使うために研修医の先生に読んでもらうのも良いかもしんない。そろそろ外来研修はじまるし。

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2019年11月04日

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タイトルに反し病気にならない方法なんかはあまり教えてもらえずむしろこの方法は意味がないとかこの病気はこの程度しか防げないとか
そんなところがとても良い

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2019年09月21日

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生まれてからずっと同じからだで生きていても、自分のからだの出すシグナルがどのような仕組みなのか、知らずに過ごしてきていることのなんと多いことか。特に中毒や依存症についての考え方は勉強になった。

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2019年08月16日

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ネタバレ

まじめに、わかりやすく、気になるであろうと思ったことを書いてくれたのだな。読みにくいわけではないし、ただ、医者の側からは患者がどういう風に見えてるのかがわかってよかった。ダイエットの話とか、笑っちゃうくらいよくわかる。人が耐えられる程度の不快な思いをすることも幸福感を永続的に深く味わわせるのに有効、は卓見。

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2019年08月06日

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読んでいる途中だけど、読みやすくて面白い。引き込まれて寝落ちするまで読んじゃう。自分のゲノム情報って今は10万円で調べられるんだって。全遺伝子情報

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2019年04月19日

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前著「こわいもの知らずの病理学講義」もおもしろかったが、これはさらにわかりやすく、楽しんで読めた。「病気ってなに?」と題したまえがきに始まり、うんうん、なるほどねという話題が次々出てくる。第1章の、腸内フローラとハイパーベンチレーションの話だけで、すでに元を取った気になった。その後も、興味深い話ばかり。誰でもできるダイエット法、自分のゲノムを知るということ、アルコール中毒とは?、ガンは予防できるのか、風邪とはなにか、などなど。

健康や医療についての情報はあふれかえっているけれど、どうも肝心なところがわからなかったり、不安感だけが募ったりすることが多い。その点本書は、まあ人間いずれ死ぬんだし、あまりキツキツ考えずに、そこそこ気をつけて暮らそうかという、ちょっとゆったりした気持ちにさせてくれる。

これは、著者独特の柔らかい大阪弁の語りによるところも大きいと思う。テレビなんかで耳にする大阪弁には、どうも響きのきついものが多いし、読むにしても、田辺聖子先生がお書きになるような春風駘蕩といった風のものには、最近あまりお目にかかれない。著者の、軽く自分に合いの手を入れながら流れていく文章は、実に私の好みなのだった。

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2019年03月14日

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下の味覚地図は今は否定されている。
色で味覚を分けている。色がわからなければかき氷の味はわからない。
苦味は毒や腐ったものを避けるため。閾値は他の味覚に比べてはるかに低い。
ビタミンK=血液凝固因子を作るために必要。
DNAはA,C,G,Tの並び方による情報。次世代シークエンサーで安価に解析できるようになった。
赤ちゃんは無菌。腸内フローラは生まれてからできる。産道にある菌が最初。帝王切開だとその菌はない。
腸内フローラはかなり安定。すぐに調節はできない。

息を止められないのは、炭酸ガスが増えるから。大きな深呼吸を素早く繰り返す(ハイパーベンチレーション)とそれが無くなるので長く息を止めていられる。
潜水泳法が禁止されているのは、苦しくなくても血中酸素が無くなって突然意識消失に陥る可能性があるから。

炭酸が好きならビールを炭酸水に変えればよい。
常にダイエットをしていることを意識していればちょっと我慢する。指にキ、と書く。いつもダイエットのことを意識する、だんだん余り量を食べなくなってくる。美味しいものを食べた時の満足度が上がる。
痩せるためにゆっくり食べる、ではなくゆっくり食べられるようになったら、自然に痩せている。

チンパンジーとヒトはゲノムの差は1.2%しかない。個人間は0.1%程度。遺伝的な素因と後天的な素因では、背丈や知能は後天的な影響が大きい。
ゲノムでなりやすさがある程度わかるが、あまり大きくない。

胎児期の低栄養は生活習慣病のリスクになる=バーカー仮説。エピジェネティクス。

アルコールはアセトアルデヒドから酢酸に分解される。
飲んですぐ吸収されるわけではないところがミソ。
アル中は差別的な用語。アルコール依存という病気。
アルコール依存はアディクション=別人格が乗っ取ること。
依存は物質依存だけでなく、ネットやギャンブルなど行為依存もある。

アルコール用のサプリは、ウコンかアミノ酸。
アルコールの代謝のためのMEOS系の酵素ある種の薬は効きにくくなる。

がんはDNAの複製に失敗した細胞。活性酸素やアセトアルデヒドはがんへの変異を引き起こす。
タバコ、ヘリコバクターピロリ、B型C型肝炎ウイルス、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん。ワクチンがある。
副作用と副反応。ワクチンは副反応という。
アルコール飲料と加工肉は発がん性が認められる。
加工肉は疫学調査によるだけ。
日焼けサロンはフランスでは使用停止勧告が出ている。

ガンは長生きの宿命=細胞が分裂する回数が多ければ複製ミスも多くなる。運によるもの。

代替医療だけを受けた人の死亡リスクは2.5倍。
ビタミンCや笑いがガンに効くとは限らない。

細胞の死に方はネクローシス=壊死とアポトーシスがある。

オプジーボやヤーボイは免疫チェックポイント阻害剤。免疫細胞のアクセルを踏むのではなく、T細胞のブレーキを外す方法。2~3割しか効果がない。

人が耐えられる程度の不快な思いをすることも幸福感を永続的に深く味わわせることに有効=本庶祐

野口英世は梅毒で死んだ。黄熱病は峠を越えていた。

アインシュタイン「論理はあなたをA地点からB地点へと導く。しかし、想像力はあなたをどこへでも連れて行く」

初期の抗菌剤はサルファ剤=第二次世界大戦中に活躍。耐性ができやすいため今は使われていない。
その後抗生物質ができた。
チャーチルの肺炎を救ったのはペニシリンとされているが、実際はサルファ剤。サルファ剤はドイツで開発された。
MRSAはメチシリンに耐性を持つ細菌。
ストレプトマイシン=結核の特効薬。
耐性ができると怖いのでなるべく使わない。風邪には不要。

ウイルスには抗ウイルス剤。50年ほど前に生まれた。
特異性が高い。ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、などに特化している。

南極では風邪をひかない。寒くても風邪ウイルスがないから。
風邪とインフルエンザは別物。
風邪をひくウイルスは200種類ある。
歳をとると風にかかりにくくなる=免疫ができる。
睡眠不足やストレスは風邪にかかりやすい。疲労とは関係ない。適度な運動は善玉。
風邪をひくのは飛沫より接触のほうが多い。マスクより手洗い。手で顔をさわらない。

ポモドーロテクニック=25分仕事に集中、5分休み、で仕事の能率を上げる。

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2019年03月02日

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ネタバレ

<目次>
長いまえがき  病気って何?
第1章     生きるということ
第2章     ダイエット「入門」の達人
第3章     遺伝+環境=わたし
第4章     酒は呑んでも呑まれるな
第5章    (できるだけ)がんにならない暮らし
第6章     病原体との闘い
第7章     番外編

<内容>
積水ハウスの「住むフムラボ」連載の記事を加筆したもの。
前回の『こわいもの知らずの病理学講義』に比べ、ご本人も語るようにわかりやすい。医学界の近年の様子がよくわかるとともに、大学医学部の内情もちらほらとわかる。
一番教えられたのは「呼吸」。よく「吸って、吐いて」と言われるけど、「呼吸」の「呼」は「吐く」こと。つまり、「吐いて、吸って」なんだということ。その方が体に良い(というか、身体が欲している)。

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2019年02月17日

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読書メモ

病気をしない暮らし 仲野徹

ずっと読んでみたかった内田樹の界隈(?)の病理学者の本。
生きるとは、ダイエットやがん、お酒との付き合い方などキャッチ―な話題を専門的に解きほぐしていく内容で、ド文系の自分も読んでいて面白かった。

味覚には酸味や甘味と同一カテゴリーにうま味というものがあり、それを発見した明治時代の化学者・鈴木三郎助が興したベンチャー企業が今の味の素であるという豆知識から本に引き込まれていった。味覚と体への影響という観点では、苦みは体に悪いものを表しているという一文もあった。また、つわりの際に味覚が変化することに関して、特定の食べ物を食べれなくなるという現象に対して、胎児が奇形になるリスクを孕む物質=催奇形性生物を含んでいるものを、味覚のフェーズで除外しているという説がある。人間の体も神が創り賜うし一つのシステムであると考えると、非常の合理的なものである。個人的には、苦みの代名詞であるゴーヤをよく食べる沖縄人に長寿が多いのは、この本の主張からすると例外的なのかもしれないと思った。一方で、沖縄の温暖な気候がストレスフリーな生活を促進させ、そういった環境的な要因も多いのかなと。

かつて阿部謹也の本に中世の人々は体内は小宇宙、体外は大宇宙と認識していたと書いてあったが、この本も腸内フローラという37兆個の菌の集合体が体内にあるという点で、おなかの中の小宇宙と表現している。赤ちゃんのときは無菌状態であるが、そこから環境に合わせてフローラが形成される。国によってフローラの構成は異なり、日本人が海外でおなかを壊すのはフローラの違いによって起こるとも結論付けられる。最近のWIREDの記事で、腸内環境が性格にも影響を与えるという記事があった、腸内菌を移植すると性格も変わるのだとか。。

呼吸は吸呼ではない。何を言おうとしているかといえば、吸うことより吐くことの方が大事であると。まず、吐いて、そして吸う。これは呼吸中枢のメカニズムとも連動している。
息を止めると、体内の二酸化炭素の排出が止まってしまい、血中の二酸化炭素濃度が向上する。それをトリガーに呼吸中枢に働きかけ、人は息を吸うのである。息をしたくなるセンサーは、実は血中の二酸化炭素の増加にあるとのこと。潜水泳法が禁止されているのは、このことからきている。ハイパーベンチレーションという深呼吸をして、二酸化炭素濃度を下げた状態で泳ぎ始めると、運動により酸素は減っていくが、センサーが危険を感じるほど二酸化炭素濃度は上がらないため、人は酸欠状態でも気づかなくなってしまう。その結果、突如として気を失ったり、脳に大きな障害が起きたりすることが研究で分かっているため、この泳法は実は禁止されているのである。

ゲノム:DNAの中にある60億ものACGTの塩基の配列によってもたらされる人間の全遺伝子情報。

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2019年01月27日

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読みやすかった

第1章
心しずかに、姿勢を良くして、お腹の筋肉をつかって大きく息を吐く

第2章
ビール好きには炭酸水ダイエット
体重記録ダイエットも良い
骨盤ダイエットはためしてガッテンで効果なしと判定

第3章
いまやゲノムは10万円で調べることは可能
でも知りたくないことも知ってしまうので良く考えないと
エピジェネティクス
先端技術を受け入れるかどうかを、他人事としてではなく、自分の頭で考える、それも、いろいろな角度から考える、というのは、科学技術の時代を生きていくのに必須。正確な知識が必要

第4章
ある中、アルコール依存症、アディクションにならないように!

第5章
がんは長生きの宿命
タバコは絶対やめましょう
ピロリ菌除去で完全に安心にはならないので注意
C型肝炎には特効薬がある
B型肝炎にはワクチンがある
子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルスに対するワクチン、予防効果は確実だが、副反応の問題があるのでしっかり考える必要がある
発ガンリスクのグループ1にアルコール飲料や加工肉がある
国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防」
代替医療だけに頼るのはダメ、ほとんどの医師は代替医療に大枚をはたいたりしない
「こわいもの知らずの病理学講義」

第6章
残念ながら、今では、野口英世の業績のほとんどが否定されている
統計的には、歳をとればとるほど、風邪に罹りにくくなる
睡眠不足や慢性的なストレスがあると風邪をひきやすい、意外にも疲労は関係ない、適度な運動ほ善玉、サプリメントで風邪を予防することはできない
風邪の予防には、手洗い
風邪に治療法はない
風邪には抗生物質は不要、ただし、それ以外の病気で、抗生物質の投与が必要な場合もある

第7章
研究職関係者は100万人
ポスドクの年収は300〜500万

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2022年10月26日

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軽い語り口だが、最近のノーベル賞研究の紹介など新しいトピックもわかりやすく解説していて、とても勉強になった。後半になるにつれ、真面目度が高くなる。病気にまつわるいろんなトピックで毎回基本に立ち返ってからの説明で、かつわかっていないことを断定しないので、頭に入ってきやすかった。
きっちきち~ダイエット、エピジェネティクス、病原体との戦いの話が特に面白かった。

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2021年02月16日

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現代の医学で分かっている範囲で謙虚に、飄々と病気、がん、遺伝子、微生物などについて語られてありよかった。

遺伝子とプライバシー、子供の権利に関する話、微生物学における生物の定義など、議論が分かれているものはしっかりと書かれており信頼できるなと感じた。

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2020年02月02日

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微生物病の研究を経た大阪大病理学の教授が著者。
前作同様、豆知識だったり有益な無駄話がふんだんに盛り込まれてて飽きない文章の構成になってる。
こういう本を読んでると、幼き頃に夢描いてた医学の道を歩まなかったことの後悔がでなくもない。こういう先生に出逢いたかったものだ。

著者も幾度となく言ってるが、本書のタイトルに対する明確な答えを提示していない。
その理由としては、経歴にも書いた通り本書は微生物、病理、人の身体のつくりを研究してた方が書いているので、その対処法もそこの分野(原理的なこと)に関連した内容になってるから。

個人的には3章と4章が面白かった。
3章がゲノム、将来どのようなことが医療に起きるか。
4章がアルコール、アル中とはなにか、アルコールを飲むとどのようになりどのような考え方ができるか。

総評としては、やはりタイトルへの明示的な解がないこと、衝撃的な内容がなかったことを考えると、前作の良さを再認識しまた読み直したいと思う。

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2019年09月23日

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タイトルに似合わず病理学を紐解いた本。病理学って全然表に出てこないけど、直近かなり前進してるんだね。それと、発展の限界が見えてきたことがわかった。

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2019年09月02日

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作品「あまり」病気をしない暮らし
病気や医学についてちょっと面白そうな本を読んでみるのは、いざというときに非常に役に立ちます。

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2019年08月31日

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健康を考えるときは病んでいる証拠なのか?病理学講義に続いて手に取る。日頃から健康について考えておくべきだろうが、なかなかそうはいかない。とりあえず、酒は控えめにしよう。

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2019年07月18日

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難しい医学の話をわかりやすく楽しく書いてくださった。
それでも文系の私は第7章番外編が一番面白かった。

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2019年05月06日

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関西人のおっさんテンポで楽しく読めました。ただやはり病気のメカニズムは簡単に書かれてはあるもののすっとは頭に入ってきにくかった。

指の親指見るのとガンになりにくい暮らしはしよう。

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2019年04月21日

Posted by ブクログ

いわゆる科学を一般向けに書いたような本。

生理学を学んでいたので、内容に驚きは少なかった。
けれど、生理学の基礎知識があまりない人には是非読んでほしい一冊。
なぜなら、分かりやすく面白い上に、考えさせられる部分があったからだ。
ゲノムのこと、癌のこと、風邪のことなど身近だけど知らない故にあまり考えないテーマが多いのではないだろうか?
どんどんと進歩が進む医療分野のことは知っておいて損はないと思う。
例えば、自分の遺伝子解析をしたいか?
結果を知っても対処はできないかもしれないけどそれでも良いか?
出生前診断すべきか?
などと言った問いだ。

日本の研究分野はどうなるのかなとも思った1冊。

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2019年04月16日

Posted by ブクログ

話が面白い、医事新報に連載を持っている先生。予防医学はご専門ではないので、読み物として読むのがちょうどいいように思う。

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2019年03月07日

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