佐藤賢一のレビュー一覧

  • かの名はポンパドール 2

    Posted by ブクログ

    読み始める前、ポンパドール侯爵夫人とデュ・バリー伯爵夫人を混同していて、「これは…やばい!」と思ってひるんでいたことをご報告いたします。

    0
    2013年04月25日
  • カポネ 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻のレビューで「作者の主義主張がやかましくない」点を評価していたが、この下巻ではそれこそやかましいくらいに作者の声が聞こえてくる。

    下巻では司法省禁酒局の特別捜査官、エリオット・ネスの視点で物語が進んでいく。上巻とは対照的な視点ということになる。そしてそこで取り上げられるのは、「正義とはなにか」「悪とはなにか」「アメリカン・ドリームとはなにか」である。

    それらの問いには答えを示しているのだけど、ここでは伏せておく。

    0
    2013年02月25日
  • ジャガーになった男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    切ない!あまりにも切ない!
    戦好きな男が戦いを求め、スペインへ。
    しかし、そこでも居場所を見つけられず、親友とともに新大陸へ!
    が、やはりそこも・・・と書くとなんだか悲惨な話。

    でも読後感が案外悪くないのは、たぶん寅吉自身が結構満足してるのと、ジャガーになって案外幸せそうだからだろうな

    0
    2013年02月11日
  • 二人のガスコン (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『世の裏と表を知り尽くした風情で宰相のスパイをしているダルタニャンと、いつまでも夢を忘れず作家を志しているシラノがマザランの陰謀を解き明かしていく』話。
    最初はいがみあってた二人が意気投合しながら謎を解き明かしていくのが面白かったです。
    反目・友情・信頼・裏切・恋物語となんでもつまったエンターテイメント。

    0
    2012年12月30日
  • カペー朝 フランス王朝史1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カペー朝の始祖ユーグ・カペーは凡庸な男でした。周りを強力にして華麗な敵たちに囲まれながら、どのように王家はローマ教皇や神聖ローマ皇帝と並ぶ存在に成り上がっていったのか? フランス王朝の礎を築いたカペー家300年の軌跡を、当代一の西洋歴史小説家が鮮やかに描きます。

    0
    2012年10月03日
  • 傭兵ピエール 上

    Posted by ブクログ

    ジャンヌダルクと傭兵の話。
    心の強い女性が力の強い男に絶対的な信頼を寄せ、男も全力でそれに応える。こういう話に惹かれるのは、こういう人を望んでるからなんだろう。

    0
    2012年08月22日
  • 戦争の足音 小説フランス革命9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フイヤン派への反撃もままならぬまま任期を終えた、ロベスピエールとペティオンに向けられた市民の言葉に涙が出た。パリの人々はきちんと理解していたのだ。

    しかし両者はそれぞれ別の道を歩む。かたや戦争推進派、かたや戦争反対派として。信念とは、政治とはなんなのか。

    敵と憎んだ男のまさかの戦線離脱により、第1部は終了した。文庫化まで待てるかしら…。

    0
    2012年08月11日
  • シスマの危機 小説フランス革命 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    聖職者民事基本法の批准~ミラボーの死まで。

    もうこれまで、というギリギリまで己の信念の為に戦い続けたミラボー。最期に際して、タレイランとロベスピエールという対極の2人にその胸のうちを洗いざらい話したのは、なんとか実現させたかったからだろう。

    彼を理解しともに歩む人がいたら、病魔に侵されなければ、革命はどんな道を辿ったのか。

    彼の言葉に、政治だけでなく人生とはまで考えさせられた6巻でした。

    0
    2012年06月11日
  • 聖者の戦い 小説フランス革命 4

    Posted by ブクログ

    もっぱら教会改革について。ここにきてタレイランが頭角をあらわす。

    自由・平等といいながら、平民の大半は政治から閉め出される仕組みが作られていたとは驚き。

    0
    2012年06月01日
  • 戦争の足音 小説フランス革命9

    Posted by ブクログ

    ついに第一部完結!
    といっても、完結した感じがしない!
    第二部に続く・・・といった感じ。

    ついに革命は国内の問題から外国への戦争へと向かっていく不穏な過程が描かれている。

    9巻はほとんどがロベスピエールの視点。
    純朴・潔癖なサン・ジュストとロベスピエールの関係が、革命当初のロベスピエールとミラボーの関係のようで興味深かった。
    まだミラボーの存在が色濃く後を引いていて、死してなお様々に影響を与えている・・・。やはり偉大なるかな、ミラボー。

    あ、そうそう、ルイ16世が、逃亡時のお間抜けキャラから少し落ち着いてきたところも見逃せない。

    文庫版第二部も毎月刊行予定になるんだろうから、楽しみだ!

    0
    2012年05月22日
  • バスティーユの陥落 小説フランス革命 3

    Posted by ブクログ

    バスティーユ襲撃~ヴェルサイユ行進まで。

    人権宣言は当時の封建社会からすれば画期的なことではあるが、だからといって実生活に直結するわけもなく、それがヴェルサイユ行進へと繋がった。

    実態を捉えることなく制度を決めたり、言葉選びに終始したり、政治というものは今も昔も変わらないのだろうか。

    0
    2012年05月17日
  • フイヤン派の野望 小説フランス革命 8

    Posted by ブクログ

    小説フランス革命も8巻。

    フランス国王ルイ16世とマリー・アントワネットのパリからの逃亡と失敗の「ヴァレンヌ事件」と、その後のジャコバンクラブの分裂が描かれていて、ルイ16世、デムーラン、ロベスピエールの視点から物語が語られている。

    フランス革命の気味悪い部分がどんどん溢れ出てきた状態となっていて、次巻が楽しみ。
    次回は第一部最終巻になるのだろうか?

    ところで、巻末の解説は文芸評論家永江朗氏によるもので、この一冊の物語と魅力がうまくまとめられていたので、頭の整理にもってこいだと感じた。

    0
    2012年04月26日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

    Posted by ブクログ

    「球戯場の誓い」からパリ市民蜂起まで。

    国民議会は国王に翻弄され、期待した途端に手酷い裏切りにあった市民たち。引き金は常に単純なもの。

    後半からデムーランが主役に。「武器をとれ!」は有名な言葉なのに、実際のところ平民たちは充分な武器をもっていなかったとは。

    そんな状態でどうバスティーユ陥落へ持ち込んだのか、次巻が楽しみ。

    0
    2012年04月17日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

    Posted by ブクログ

    ようやく文庫化で購入。1巻は三部会開催~国民議会の宣誓まで。

    史実ではあるけれど小説でもあるため読みやすく、一章ずつが短いのも整理しやすい。

    大好きだけど上っ面しか知らないフランス革命について、少しでも理解が深まる事を願いつつ、2巻へ進みます。

    0
    2012年04月11日
  • 王の逃亡 小説フランス革命 7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このシリーズで最高に面白い巻である。ルイ16世が語り手になり、パリからの脱出行を描く。スリルとサスペンスにあふれる。さらにユーモアもたっぷり。そして、思わせぶりなラスト。作者の力量を存分に発揮している。

    0
    2012年03月29日
  • 王の逃亡 小説フランス革命 7

    Posted by ブクログ

    ミラボー死去が前巻(6巻)・・・
    それをうけ、今回はついにルイ16世のパリからの逃避行。
    その逃避行にいたるまでの逡巡と、その計画、そして実行24時間が緊迫に満ちた国王目線で語られている。

    この巻で描かれているのは行動力と計画力のあるルイ16世、そこに不思議な魅力すら感じてしまう。
    ・・・にもかかわらずあらぬ方向に進んでしまう物語に面白みがあり、目が離せない展開が次々と現れる。

    第一部(全9巻)も、あと2巻となった。
    来月が楽しみでならない。

    0
    2012年03月20日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

    Posted by ブクログ

    球戯場の誓いによって、憲法を制定するまで解散しないと宣言された国民議会(後に憲法制定国民議会と名称変更)は国王の軍隊によって威圧され、しかも大衆の支持高い平民大臣のネッケルが財務長官を更迭される。相次ぎ行われる既得権益者の仕打ちにパリの市民が暴発。デムーランは「武器をとれ!」の演説でパリ市民の蜂起を促す。若き日のコンプレックスの塊のデムーランだが、作品後半に、先導者に変貌していく彼の目線で描かれたパリ蜂起の模様にぐいぐい引き込まれていった。

    気になった言葉たち

    ★ときの権力者は民意に迎合しやすい。
    ★つまるところ、巨大な革命というものは、しばしば大して冴えない理由から始まってしまうものなの

    0
    2012年03月08日
  • シスマの危機 小説フランス革命 6

    Posted by ブクログ

    ついに英雄ミラボーが世を去る巻。
    最後の最後までミラボーらしい在り方に心を打たれた。
    そして、死の床にあって、ついに明かされたミラボーの驚愕の策!

    また、登場はせぬものの、ひしひしと伝わってくるルイ16世周囲の不穏な動き。
    ミラボーの死以降、物語も大転換を向かえることとなるだろう・・・。

    ヴァレンヌ事件につながる(であろう)7巻が楽しみ!

    0
    2012年02月21日
  • 双頭の鷲(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    日本ではなじみの薄い、英仏100年戦争の英雄ベルトラン・デュゲグランを主役に据えた傑作。
    作者の佐藤賢一をフランス史版司馬遼太郎なんて表現する人もいるそうだが、非常に細かく調べ上げた史実にフィクションを絡ませ、まるで実際にそうだったと思わせる手法は司馬遼太郎っぽいです。

    とにかく熱く、量的にもサクサクと読める一冊でした。

    0
    2012年01月26日
  • 議会の迷走 小説フランス革命 5

    Posted by ブクログ

    この5巻は、革命(バスティーユ襲撃)から1年前後。主に議会とその裏で行われている攻防が展開されている。革命による直接的な熱がさめてきた、その安定期に浮上してくる問題の裏で動く物語。今回も大活躍だったミラボーの咆哮は次巻(6)で途絶えてしまうのだろうか?

    0
    2012年01月22日