佐藤賢一のレビュー一覧

  • 二人のガスコン (下)

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    小さい頃から知っているつもりの三銃士物語のダルタニャン。時代背景や政治、宗教を理解して読むのは意外にも初めてのでした。
    映画の三銃士的な痛快さを期待していたから読み始めは堅い気がした。しかしその堅さがあるから後々の痛快さが楽しめた。
    西洋史は宗教絡みが多く無宗教な日本人の私には共感できないと思っていたが、なんのことはない同んなじ人間だったと思えた。

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    2018年11月11日
  • 二人のガスコン (中)

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    小さい頃から知っているつもりの三銃士物語のダルタニャン。時代背景や政治、宗教を理解して読むのは意外にも初めてのでした。
    映画の三銃士的な痛快さを期待していたから読み始めは堅い気がした。しかしその堅さがあるから後々の痛快さが楽しめた。
    西洋史は宗教絡みが多く無宗教な日本人の私には共感できないと思っていたが、なんのことはない同んなじ人間だったと思えた。

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    2018年11月11日
  • 二人のガスコン (上)

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    小さい頃から知っているつもりの三銃士物語のダルタニャン。時代背景や政治、宗教を理解して読むのは意外にも初めてのでした。
    映画の三銃士的な痛快さを期待していたから読み始めは堅い気がした。しかしその堅さがあるから後々の痛快さが楽しめた。
    西洋史は宗教絡みが多く無宗教な日本人の私には共感できないと思っていたが、なんのことはない同んなじ人間だったと思えた。

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    2018年11月11日
  • 粛清の嵐 小説フランス革命15

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    ネタバレ

    マラ暗殺を契機に流れは反ジロンド派に。マラの後継者を自認し、増長するエベール派にロベスピエール以下公安委員会も引きずられ、ついにはロラン夫人も断頭台へ。そしてサン・ジェストは派遣議員として前線に行く中、ダントン・ロベスピエール・デムーランによるエベール派への反撃が始まる(その間も血は流れ続ける

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    2018年10月14日
  • 徳の政治 小説フランス革命16

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    ネタバレ

    狂言廻したるエベールが退場。断頭台の露と消える。理屈をこねるよりも直感が正しい事ってのもあるよなあと。そしてダントンが直接止めに掛かるがロベスピエールはもはや…

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    2018年10月14日
  • 共和政の樹立 小説フランス革命12

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    人民裁判で多くの血が流され、革命は暴走し、そしてルイ16世改め、ルイ・カペーの首が落ち、時代が変わる。
    サン・ジェスト、デビュー戦でいきなり鮮やかな勝利。(原理原則を重んじる『支持者』の存在が、純粋化・過激化を生むのだろうか?とか<ロベスピエールとサン・ジェストの関係から

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    2018年10月14日
  • 八月の蜂起 小説フランス革命11

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    「パリが再び起つ」帯のこれに尽きるな。そして、久々にカミーユとダントンが主役の巻。(ロベスピエールも独自の基盤を手に入れた。

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    2018年10月14日
  • ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10

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    ジロンド派の興亡というか、マノン・ロランの栄光と挫折って感じか。一人分の権利よりも、利用できる物は利用して権力を!ってのは素直で良いなw
    そして、ルイ16世の深謀遠慮と、ロベスピエールの開眼!

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    2018年10月14日
  • ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14

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    エベール(デュシェーヌ親父)の扇動も有り、パリは三度目の蜂起。ついに選挙で選んだ議員さえも…そして革命の主役はロベスピエールへ(次巻)サン・ジュストなかりせば穏便な道もあったのだろうか…

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    2018年10月14日
  • サン・キュロットの暴走 小説フランス革命13

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    エベールが登場したので冒頭から下品になりましたw表現もロラン夫人が嫌がる展開にw(11巻の『八月の蜂起』あたりから急速に血なまぐさくなってきた。

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    2018年10月14日
  • シスマの危機 小説フランス革命 6

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    東にロベスピエールが理想論をぶっていれば、行って現実に戻してやり、西にタレイランが己のプライドで話を台無しにすれば、行って後始末をしてやる。大臣も国王も議会も頼ってきたそんなミラボーが死んだ。そして革命はどこへ向かうのか。

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    2018年10月14日
  • 王の逃亡 小説フランス革命 7

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    ミラボーが亡くなって・・・ロベスピエールはレベルが上がった!目的達成のための政略を覚えた!そして、頼れる部下を失ったルイ16世は初めて自分で先の事を決め・・・
    フランス革命において、ルイ16世目線ってのは初めて読んだ気がする。今まであまりにも愚鈍という定説を何も考えずに受け居ていたなあと反省

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    2018年10月14日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

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    議会が切り捨てられようとする中、ミラボーとロベスピエールにそそのかされたデムーランの演説でついにパリで暴動が!ただし、結局暴動が革命となるには(一部でも)軍隊の合流が不可欠であることが明確に描かれている。国家が国家たりえるのは暴力装置を独占しているからなのだから、その独占を打ち砕かなければ革命は成就しえない。(無論、暴力だけでも成就しない)

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    2018年10月14日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    理想に燃えるロベスピエールと、清濁併せ呑むというか、場の空気を読みつつ臨機応変に動くミラボー。ミラボー格好いい!とても放蕩貴族とは思えないw

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    2018年10月14日
  • 英仏百年戦争

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    歴史は後から俯瞰してみると、最初から間違った意識のまま見誤ってしまうことが多い。今回もそうでした。

    歴史じゃないんだ。
    生きた人間が一人ひとり動いて、そこに出来た何かが残っていくんだという事が良く分かった一冊に。

    英仏百年戦争。
    フランス人のイングランド領主と、フランス人のフランス領主との戦いであったのが驚きでした。
    そもそも、フランス人という認識もこの時点ではないはずなので、この表現も間違ってますが。。。笑

    大きい意味では内紛 (領地の争い)
    中くらいの意味で一族の争い (家の争い)
    小さい意味で隣村との小競り合い (利権の争い)

    この100年程の期間に、その時々に起こった事実(領土

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    2018年10月07日
  • テンプル騎士団

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    今の騎士団のイメージの源流となったテンプル騎士団。封建制度における常備軍としての先駆性や、経済活動、特に銀行として資産の保管と遠隔地間の為替機能を備える一種の銀行であったことなど、大変面白く、勉強になりました。十字軍は信託の母体となったとも聞きます。金融の始まりに果たした役割は大きいですね。

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    2018年09月13日
  • テンプル騎士団

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    文句なしの☆5つ評価。
    とにかく面白く・読みやすく・ためになる。
    新書本の見本のような一冊かと。
    この一冊でテンプル騎士団の概要が分かる。

    数年前にマルタ島へ旅行した時に、「ヨハネ騎士団は
    形式上残ってる。テンプル騎士団は弾圧されて壊滅現在
    残っていない」的な説明があったと記憶しているが
    その理由が本書を読んで分かった。
    青池保子の”アルカサル 王城”に出てくるカラトラバ、
    サンティアゴの両騎士団の存在も関連付けて
    理解できた気がする。もちろん”サラディンの日”の
    「テンプル騎士団はヨーロッパ王室の金庫番だからな」等の
    セリフの背景なども。

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    2018年08月02日
  • 英仏百年戦争

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    ネタバレ

    何度も何度も挑戦しては挫折するのが、西洋史。
    百年戦争も薔薇戦争も、何冊も本を読んでいても全く頭に入ってこない。
    だって、イギリス人はヘンリーとエドワードとジョンばっかりだし、フランス人はルイとシャルルとフィリップばっかりなんだもの。
    誰が誰やら、ちんぷんかんぷん。

    それはこの本を読んでももちろん変わらず、ヘンリーとかアンリとかがたくさん出てきますが、でも、この本は一味違う。

    まず最初に書いているのが、イギリス人のシェイクスピア症候群。
    西洋史にあまり詳しくない日本人でも、劣勢だったフランスがジャンヌ・ダルクの登場で戦況を覆し勝利した、ことぐらいは知っていると思うけど、イギリス人にとっての

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    2018年03月27日
  • ヴァロワ朝 フランス王朝史2

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    著者はカペー朝からヴァロワ朝、ブルボンへの交代を、個人商店が中小企業、そして大企業へと成長していく過程に例えている。日本史でいうなら、ヴァロワ朝は江戸幕府でありながらある程度まで明治維新を進めた、というイメージになると。

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    2017年11月07日
  • カエサルを撃て

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    歴史は勝者がつくると言われるように、『ガリア戦記』も勝者カエサルが記したもの。敗れたガリア側の視点で描かれるのは珍しい。

    ローマ総督ユリウス・カエサルvsガリア王ヴェルチンジェトリクス。
    ローマの英雄カエサルは、部下たちに「チビで女好きの禿げ親父」と陰口を叩かれ、ポンペイウスへの劣等感に悩む中年男。朗らかで人好きのする性格の裏で、周囲に細心の気を配り、空気を読むことでのし上がってきた。
    一方の若きガリア王は、光の神ルーゴスにも喩えられる美丈夫。若さゆえの不遜さで傍若無人に振舞いながらも、不思議な魅力で人心を掌握していく。

    英雄も初めから英雄だった訳ではない。年齢も性格も立場もまったく違う二

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    2018年01月11日