あらすじ
まさに冒険!これぞ活劇! ――「マリー・ドゥ・カヴォワを監視せよ」とのフランス宰相・マザランの密命を帯びた勇者2人。一人は誉れ高きかつての三銃士・ダルタニャン。もう一人はご存じ「鼻」のシラノ・ドゥ・ベルジュラック。極秘指令に宮廷の陰謀の匂いを嗅いだ両人は、スペイン国境と旧都アビニョンへ。冒険活劇の醍醐味溢れる大長篇の開幕! <全3巻>
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小さい頃から知っているつもりの三銃士物語のダルタニャン。時代背景や政治、宗教を理解して読むのは意外にも初めてのでした。
映画の三銃士的な痛快さを期待していたから読み始めは堅い気がした。しかしその堅さがあるから後々の痛快さが楽しめた。
西洋史は宗教絡みが多く無宗教な日本人の私には共感できないと思っていたが、なんのことはない同んなじ人間だったと思えた。
Posted by ブクログ
『世の裏と表を知り尽くした風情で宰相のスパイをしているダルタニャンと、いつまでも夢を忘れず作家を志しているシラノがマザランの陰謀を解き明かしていく』話。
最初はいがみあってた二人が意気投合しながら謎を解き明かしていくのが面白かったです。
反目・友情・信頼・裏切・恋物語となんでもつまったエンターテイメント。
Posted by ブクログ
これぞ活劇!
元銃士・ダルタニャンと鼻の詩人シラノを主人公に、かつての宿敵、現在の上司である宰相マザランの密命を受ける形で物語は始まる。
頑固とやせ我慢は男の証、24時間戦えますか?
Posted by ブクログ
舞台:フランス
三銃士を率いたダルタニァンと、シラノ・ド・ベルジュラックが、怪事件の真相に迫る!
幼少時のルイ14世なども登場し、興味深い内容が盛り込まれています。
ただ、ダルタニァンの恋模様が、かゆい。
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上中下3巻
三銃士のダルタニャンとシラノ・ドゥ・ベルジュラック!
ありえなーいー!という興奮モノの1巻から、それぞれの男達の男くさい葛藤へと続き、なんか乾いた風っぽい雰囲気も漂いつつの、秀作。
Posted by ブクログ
『三銃士』のダルタニャンと『シラノ・ドゥ・ベルジュラック』のシラノが主人公。(すいません原作は両方読んだことありません(涙))
でも佐藤賢一はやっぱ手堅いなあ。
Posted by ブクログ
久しぶりに佐藤賢一の著書だ。題名にあるガスコンとは、ガスコーニュ人のことだ。フランス南西部、大西洋に面するピレネ山麓一帯を、フランスでは古来、ガスコーニュと呼んだ。この土地の人間は熱血漢が多いとか、あるいは狡知に長ける食えない連中揃いだとか様々に評判されているのだが、その豊かな才知ゆえのことか、ガスコーニュは多くの出頭人を出している。その筆頭株こそ、ブルボン王朝を開いたフランス王、アンリ4世陛下に他ならないわけだが、この栄達にわれも続かんとばかり、冒険に身を投じる若きガスコン達が跡を絶たない。本書では、そのガスコンである、元銃士シャルル・ダルタニャンと、青年隊士を引退し詩人・音楽家となったシラノ・ドゥ・ベルジュラックの2人の話だ。
時代は、イギリスでは清教徒革命が起こり、議会派が王党派を圧倒して暴君チャールズ1世がスコットランドに亡命したころである。フランス王家だけが安泰というわけではなく、フランスでも決起・蜂起・反乱のうわさが絶えない。フランスの政治思想は、イングランドの場合と異なり、貴族による共和制といえども、その骨子は、「混合王政」あるいは「制限王政」の実現にあった。後世にいう立憲君主制のはしりであり、国王の存在自体を否定するものではない。
フランスでも、体制派と反体制派とに分かれ、時には血を見る争いに発展することもあるが、その体制派の宰相に雇われ、密偵のような役割を任せられるダルタニャンとシラノだった。
調査しなければならない貴族の女性マリィ・ドゥ・カヴォアに恋してしまったダルタニャンは任務と自分の思いの葛藤に悩まされ、ついに、マリィの過去と悩みを知り、その手助けをすることで事件に巻き込まれていく。
Posted by ブクログ
三銃士とシラノ!!おいしいとこどり!!
面白くないわけないよね~ていう感じ。
出来レースぽくてちょっとアレだけど。アレって何
でも私、「三銃士」ってちゃんと読んだことないから、知識は三谷幸喜の人形劇からのみっていうね。
浅!!
Posted by ブクログ
かのダルタニアンとシラノ・ド・ベルジュラックが共演、というわけですよ。
ガスコーニュって、なんだか、フランスの中の九州男児みたいな感じ?(笑)