無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
ロベスピエールは人民に寄り添う左翼政治家であるが、元は弁護士というインテリであって、下層民ではない。パリのサンキュロットとその親玉エベールが主導権を握りモンスター化する中、彼らの剣幕に押されて恐怖政治が始まる。パチパチと拍手が鳴り続いた、と佐藤賢一は国民公会の様子を描いているが、独裁と恐怖政治は独裁者の恣意により始まるのではなく、大衆の熱狂から生まれる。ロベスピエールは、この時点では、むしろ熱狂を懐疑する側に立っている。
熱狂の中、革命裁判も尖鋭化し革命の古株たちの血が流れる。もともと、第三身分の革命家たちはヴォルテールやルソーの言葉に心を熱くしたインテリだった。インテリの言葉遊びに始まった革命は大衆を巻き込んで違うものへと変質しようとしているが、その先には何があるのか。サン・ジュストはアルザスに赴き、ブルジョアたちから金と物資を供出させて対独戦線を立て直す。ナポレオンの登場も間近に迫っている。フランス革命は大きな犠牲を払いながら、何かを生み出そうとしているようだ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。