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Posted by ブクログ
エベールら左派を処刑したロペスピエールやサン・ジュストら。次の標的は右派のダントン派だった。革命初期から活躍した民衆の代表とも言えるダントン、デムーランたちが処刑され、革命は終わりを迎える。誰も幸せにならない社会変革、徳と恐怖政治による革命の理想的な実現を目指すロペスピエールやサン・ジュストには、普通の幸せを求めて革命に参加したデムーランの気持ちは理解できないだろう。ダントンのあらゆる考えを持つフランス人全員を抱え込み、あまつさえ自らを処刑しようとするロペスピエールの心さえ救おうとする器量は、ただの八方美人にしか見えない。さらに夫を救おうとして運動したデムーランの妻リシェルの処刑をロペスピエールの隠れた恋慕と絡めて描く。ロペスピエールの人間性の欠如はサン・ジュストにより、人間性を超えた理性の神の僕として祭り上げられる。王という独裁者が消えて理性という独裁者が現れた。
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