王の逃亡 小説フランス革命 7

王の逃亡 小説フランス革命 7

440円 (税込)

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王家に味方してきたミラボーが病死し、議会工作の術を失った国王ルイ16世。王族の亡命に神経を尖らせるパリの民衆に、別荘行きを力づくで阻止され、にわかにパリ脱出を決意する。スウェーデン貴族フェルセンの協力で、王妃マリー・アントワネットと幼い王子、王女とともに、真夜中のテュイルリ宮から抜け出すが、逃亡計画は次第にほころびはじめ…。国王一家の運命や、いかに。緊迫の第7巻。

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小説フランス革命 のシリーズ作品

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1~18件目 / 18件
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1
    440円 (税込)
    1789年。フランス王国は破産の危機に瀕していた。大凶作による飢えと物価高騰で、苦しむ民衆の怒りは爆発寸前。財政立て直しのため、国王ルイ16世は170余年ぶりに全国三部会を招集する。貴族でありながら民衆から絶大な支持を得たミラボーは、平民代表として議会に乗り込むが、想像もしない難題が待ち受けていた――。男たちの理想が、野望が、歴史を変える! 一大巨編、ここに開幕。
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2
    440円 (税込)
    フランス全土が飢饉にあえぐ中、政治改革の意欲に燃えて全国三部会に乗り込んだミラボーとロベスピエール。しかし、僧侶と貴族の特権意識のせいで、議会は全く進まない。反発して国民会議を立ち上げた平民代表部会は、王の軍隊に威圧され、大衆に人気の平民大臣ネッケルも罷免された。たび重なる理不尽にパリの民衆が激怒、弁護士デムーランの演説に立ち上がる! 歴史巨編、動乱の第二巻。
  • バスティーユの陥落 小説フランス革命 3
    440円 (税込)
    弁護士デムーランの扇動で起ち上がったパリ市民。暴動は一気に燃え広がり、圧政の象徴、バスティーユ要塞を陥落させた。さらに、ミラボーの立ち回りによって、国王に革命と和解させることにも成功する。勝利に沸き立つ民衆だったが、食糧難と物価高は改善されず、暮らしは一向に楽にならない。再び不満を募らせた彼らがとった、大胆な手段とは――。歴史巨編、急展開の第3巻。
  • 聖者の戦い 小説フランス革命 4
    440円 (税込)
    パリの女たちにヴェルサイユから連れ去られた国王一家を追って、議会もパリへ。オータン司教タレイランの発案で、国の財政危機を救うため、聖職者の資産の国有化が検討され始める。自らも高位聖職者でありながら、議会制度の破壊を進めるタレイランの野望とは? 一方、革命とともに歩んできたミラボーとロベスピエールは、目指す理想の違いから袂を分かつことに…。革命が深化する、第4巻。
  • 議会の迷走 小説フランス革命 5
    440円 (税込)
    国王ルイ16世からの密使を受け、王家のために働く決意をしたミラボー。議会で熱弁をふるい、王妃マリー・アントワネットと対面するが、身体は病魔におかされつつあった。一方、教会改革を目指すタレイランの聖職者民事基本法は、僧侶たちの猛烈な反発にあい、難航。軍を掌握したラ・ファイエットが、議会でも影響力を強めてゆく。入り乱れる思惑、激化する権力闘争――革命の行方は? 波乱の第5巻。
  • シスマの危機 小説フランス革命 6
    440円 (税込)
    聖職者民事基本法をめぐり、賛成派と反対派が激しく対立。フランスはシスマ(教会大分裂)の危機に直面し、推進者のタレイランは窮地に追い込まれていた。そんな中、ジャコバン・クラブ代表、国民議会議長と次々に就任し、政界を登りつめつつあったミラボーが、志半ばにして病に倒れる。一度は決別したロベスピエールに、ミラボーが遺した最期の言葉とは――。巨星、墜つ。喪失の第6巻。
  • 王の逃亡 小説フランス革命 7
    440円 (税込)
    王家に味方してきたミラボーが病死し、議会工作の術を失った国王ルイ16世。王族の亡命に神経を尖らせるパリの民衆に、別荘行きを力づくで阻止され、にわかにパリ脱出を決意する。スウェーデン貴族フェルセンの協力で、王妃マリー・アントワネットと幼い王子、王女とともに、真夜中のテュイルリ宮から抜け出すが、逃亡計画は次第にほころびはじめ…。国王一家の運命や、いかに。緊迫の第7巻。
  • フイヤン派の野望 小説フランス革命 8
    440円 (税込)
    変装してパリから脱出した国王一家だが、目的地まであと一歩のところで追手に捕らえられる。民衆の失望と反感はすさまじく、王家の威信は地に墜ちた。しかし議会は王の「逃亡」を「誘拐」とすり替えて発表。ロベスピエールら左派が反発する中、ブルジョワ中心の世の中を目指す有力議員たちが、フイヤン・クラブを設立し、政局は一気に緊張する。そしてついに、流血の惨事が――。激震の第8巻。
  • 戦争の足音 小説フランス革命9
    440円 (税込)
    フイヤン派による弾圧で無実の人々が殺され、怒りに燃えるロベスピエール。そんな中、ついに憲法が制定され、改選議員による立法議会が開幕した。フランスの政治は新たな段階に入ったかに見えたが、諸外国からの革命に対する圧力は増し、その脅威に対抗すべく戦争を望む声が国内で高まってゆく。不穏な空気の中、ロベスピエールが取った道は。フランス再生はかなうのか? 革命が岐路に立つ、第9巻。
  • ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10
    638円 (税込)
    1792年。憲法が制定され立法議会も開かれたフランスだったが、さらなる凶作と物価の高騰に民衆はいまだ飢え、苦しんでいた。そんな中、失墜した王家の威信を取り戻したいルイ16世は、国民の不満を国外に向けるため他国との戦争を望むジロンド派の面々を起用し、開戦内閣を組織する。反戦を主張するロベスピエールの抵抗もむなしく、フランスはついに戦争を開始し――。歴史巨編、新章突入!
  • 八月の蜂起 小説フランス革命11
    616円 (税込)
    革命に圧力を加えようとする諸外国に宣戦布告したフランス。しかし戦場の兵士たちの士気は低く、緒戦に敗退。開戦を主張したジロンド派は窮地におちいる。敗戦の責任を王家に転嫁しようと民衆の蜂起を促すも、あえなく失敗。政局が混乱し革命が行き詰まりかけた時、フランスの未来を拓くために、ダントンが、デムーランが、再びパリを起ち上がらせる! 革命が大きく舵を切る、運命の第11巻。
  • 共和政の樹立 小説フランス革命12
    594円 (税込)
    1792年8月の蜂起で王権が停止され、国王一家はタンプル塔に幽閉された。パリの民衆は反革命の容疑者たちを次々に虐殺。街に暴力の嵐が吹き荒れ、立法議会に代わって国民公会が開幕すると、新人議員サン・ジュストの演説をきっかけに国王裁判が開かれることに。議員たちのさまざまな思惑が交錯する中、ついにルイ16世の死刑が確定し――。フランス王政の最期を描く、血塗られた第12巻。
  • サン・キュロットの暴走 小説フランス革命13
    638円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国王ルイ16世を断頭台に送り込み、共和政の道を歩み始めたフランス。しかし不況はとどまるところを知らず、対外戦争ではフランス包囲網が敷かれ戦況は暗転、国内ではヴァンデ県を発端に内乱が拡大する。国内外の脅威に無為無策ながら、政権を手放さないジロンド派がマラを告発したことで、マラを信奉するサン・キュロットら庶民の怒りが膨れ上がり――。民意が革命を暴走させる、第13巻。
  • ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14
    638円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国内外の危機を放置し、革命を停滞させるジロンド派の排除を決意したロベスピエール。ジャコバン派を率いて議会で攻勢をかける一方で、パリの市民にも蜂起を呼びかける。新聞「デュシェーヌ親爺」を発行し、庶民に絶大な人気を誇るエベールの働きもあり、パリは三度目の蜂起に突入。ジロンド派の追放を叫ぶ民衆が、議会に押し寄せ――。フランスが一党独裁への道を走り始める、怒涛の第14巻。
  • 粛清の嵐 小説フランス革命15
    649円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】ジャコバン派の中心人物の一人で、大衆から熱狂的な支持を受けるマラが暗殺された。マラの後継者を自任するエベールが勢いを増す中、サン・ジュストら同志からジャコバン派の強力な指導者となることを求められたロベスピエールは、公安委員会に加入して恐怖政治を敷き始める。元王妃マリー・アントワネットやジロンド派の面々が断頭台へ送られ――。フランスに粛清の嵐が吹き荒れる、第15巻。
  • 徳の政治 小説フランス革命16
    638円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】公安委員会に加入したロベスピエールは、共和国フランスを幸福に導くには徳が必要であり、徳を実行するためには恐怖が不可欠であるとして、いっそう強力に恐怖政治を推し進めていた。一方、激しい政争の末、劣勢に追い込まれたエベール派は、公安委員会を倒すべく蜂起を企てるが、あえなく失敗。行く手には革命広場の断頭台が――。革命は理想郷を実現できるのか。苛烈さを増す、第16巻。
  • ダントン派の処刑 小説フランス革命17
    671円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】ジャコバン派の独裁を完成させるべく、エベール派を処刑したロベスピエールは、革命当初からの盟友・デムーランやダントンらをも断頭台へ送ろうとする。デムーランの妻リュシルは、逮捕された夫を救おうとロベスピエールに哀訴するが、彼の口から思いもかけない激しい言葉が吐き出され――。共に理想を追い闘ってきた男たちの道は、どこで分かたれてしまったのか。非情なる別れ、慟哭の第17巻。
  • 革命の終焉 小説フランス革命18
    649円 (税込)
    【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】ジ盟友デムーラン、ダントンらを処刑台に送り、喪失感に苛まれながらも革命の完成を目指すロベスピエール。最高存在の祭典でフランス人民がひとつになり、対外戦争でも大きな勝利を収めたが、行き過ぎた粛清が恐怖を呼び、公安委員会が分裂。ロベスピエールやサン・ジュストに逮捕状が――。革命は成ったのか。全てを懸けた男たちの運命は。毎日出版文化賞特別賞受賞の歴史巨編、ついに完結!

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王の逃亡 小説フランス革命 7 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    ミラボーが亡くなって・・・ロベスピエールはレベルが上がった!目的達成のための政略を覚えた!そして、頼れる部下を失ったルイ16世は初めて自分で先の事を決め・・・
    フランス革命において、ルイ16世目線ってのは初めて読んだ気がする。今まであまりにも愚鈍という定説を何も考えずに受け居ていたなあと反省

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    Posted by ブクログ 2015年02月08日

    ルイ16世の視点で書かれている巻。これが像として正しいかどうかは知らないが、面白い!このルイ16世で1本小説を書いてほしいくらい。

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    Posted by ブクログ 2012年03月20日

    ミラボー死去が前巻(6巻)・・・
    それをうけ、今回はついにルイ16世のパリからの逃避行。
    その逃避行にいたるまでの逡巡と、その計画、そして実行24時間が緊迫に満ちた国王目線で語られている。

    この巻で描かれているのは行動力と計画力のあるルイ16世、そこに不思議な魅力すら感じてしまう。
    ・・・にもかか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月17日

    物語の語り手はここでルイ16世に移る。
    この有名なヴァレンヌ逃亡劇は、革命史観に立てばマリー・アントワネットの世間知らずを嘲笑したくなるし、ベルばら側に立てばフェルゼンの愛を信じたくなる。300年語り尽くされてきたこの物語を、佐藤氏はルイ16世の視点で語る。しかもその彼は、家族を愛し、馬車の御術に通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月21日

    ルイ16世がスウェーデン貴族フェルセンの協力でパリから脱出、フランス東部国境近くのヴァレンヌに到着するまで。
    ルイ16世を中心に、登場人物の緊迫感、焦り、不安が伝わってくる。

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    Posted by ブクログ 2012年05月25日

    革命の志士たちから一転して、ルイ16世の内面にスポットライトを当てた本作。まさに、目からウロコな新鮮さでした。
    国王たるもの、感情や内心の揺らぎなど、下々の者に悟られてはならない。身にしみついた王としての振る舞いゆえに、後年愚鈍な王という不名誉なイメージを付与されてしまっているのだとしたら、なんとも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月07日

    ミラボーを失った国王ルイ16世は、パリ脱出を決行する。(ヴァレンヌ事件)

    ルイ16世の独白が多く、何もいわず何もせず他人まかせ、自尊心だけが高く、国のことは考えず、自分のことだけを考え、小賢しく立ち回ろうとするルイ16世の姿を浮かび上がらせる。

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    Posted by ブクログ 2013年04月18日

    ルイ16世、かっこいい!
    と、思ったけどやっぱり格好悪いかも。王妃とフェルゼンの関係を疑う描写がしつこく、嫌気がさしてくる。なかなか読み進められない…
    ヴァレンヌ逃亡を扱った作品は、固唾を呑んでページをめくるのが常だったが、こんな遅読はじめて。

    しかし、歴史的大事件である、この逃亡事件が、佐藤賢一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月27日

    フランス革命を扱った作品はたくさんあるけど、こんなにルイ16世の内面に迫ったものってあるのかな…。
    鈍くて、トロくて、革命後は民衆の力になす術なく、ギロチンで処刑されちゃう、というイメージを180°変えられて、ちょっと興奮した。夫として、父として、国父として、精一杯やってたんだねぇ。さすがに民衆の感...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年03月29日

    このシリーズで最高に面白い巻である。ルイ16世が語り手になり、パリからの脱出行を描く。スリルとサスペンスにあふれる。さらにユーモアもたっぷり。そして、思わせぶりなラスト。作者の力量を存分に発揮している。

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