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Posted by ブクログ 2013年02月09日
この巻も興味深かった。
聖職者民事基本法の問題とナンシー事件を中心に丁寧に物語が進んで行く。ベルサイユ行進やヴァレンヌ逃亡などには大きな紙面を割いても、これらのテーマは概要のみ記されていることが多く、しかもそれがつまらない。しかし、佐藤賢一はこの退屈になりかねない題材を面白く読ませてくれた。次巻にも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月06日
戦争における王の権限、聖職者基本法の制定、ナンシー事件…。それらを巡り、議会は右派と左派が衝突を繰り返し、多数を占める平原派は黙して己の利を見極める。傍聴席の民衆は怒り狂っていたかと思いきや、議場の発言であっさりその怒りを引っ込める。
何もうまく行かない中で、物事を推し進めていくミラボーはすごいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月03日
1790年のパリ。フランス国民議会内の権力闘争が激化。
そして、教会改革をめぐつ議会と聖職者の対立、
さらに議会に圧力かける軍とパリの民衆、
ミラボーとロベスピエールの対立と、いたるところに対立があり、
議論を戦わせるながら、背後では多数派工作し、迷走し、決断が遅れる。
なんだか現在の日本も似た状況...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月19日
前の巻からしばらくあいてしまったので正直話は忘れがち・・・。だがしかし。
5巻は議会の分裂を描かれていて、どことなく日本の国会と重なるなあと思ってしまった。もっともこの時代の方が、高い理念を実現するために分裂するのだけども。
主にデムーランが主人公で、彼の視点から描かれていることが多く、ロベスピエー...続きを読む
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