佐藤賢一のレビュー一覧

  • 傭兵ピエール 上

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    なんといっても、書き出しは圧巻。その一行に引き込まれます。私生児という出自から引け目を感じ、「シェフ殺しのピエール」として生きてきたピエール。翳のある人物描写はやっぱりイイ!!

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    2009年10月04日
  • 双頭の鷲(下)(新潮文庫)

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    ゲクランの妻の死、ゲクランの死、そしてシャルルの死。一時は絶頂に立ちながら運命の歯車が狂っていくさまが悲しい。
    当時の歴史について調べたくなること請け合いの一作。

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    2009年10月04日
  • 双頭の鷲(上)(新潮文庫)

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    日本ではなじみの薄い百年戦争の英雄、デュ・ゲクラン大元帥と、賢王シャルルことシャルル五世。出遭うべくして出遭った二人が頂点に上り詰めるまで。

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    2009年10月04日
  • 二人のガスコン (上)

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    三銃士好きには是非おすすめしたい一作。互いに認め合いコンプレックスを抱きあうガスコン・コンビが、とてつもなくいとおしいです。

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    2009年10月04日
  • カエサルを撃て

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    ネタバレ

    政治的に力の衰えてきた中年男カエサル。
    属国である祖国を解放しようとする美貌の青年ウェルキンゲトリクス。

    2人の攻防が最終的にはどうなるかどうなるかとハラハラしながら読みました。

    目的を達成するため手段を選ばず人を思いやる余地のないウェルキンゲトリクスが、人としての感情に目覚めてから、そして過去の栄光にすがって政治的地位ばかり気にして生きているカエサルが、目の前の戦闘に目覚めた時から話はおもしろくなります。

    私的にはウェルキンゲトリクスよりカエサルが気に入ってしまって、

    「カエサルを撃たないで~」

    と思いながら読んでました。

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    2012年12月30日
  • 二人のガスコン (上)

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    これぞ活劇!
    元銃士・ダルタニャンと鼻の詩人シラノを主人公に、かつての宿敵、現在の上司である宰相マザランの密命を受ける形で物語は始まる。
    頑固とやせ我慢は男の証、24時間戦えますか?

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    2009年10月04日
  • 釣り侍

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    庄内弁(という言い方で合ってるのかな?)なので多少読みにくいところもあるが、いぶし銀のような内容・展開で良かった
    今までの作品とは少し違うような気がして、佐藤賢一の新境地だと感じた

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    2026年03月28日
  • よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる

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    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史についてざっと学べる一冊。

    最初は歴史の教科書を読んでいるのかと思ったが、宗教は歴史とは切り離せないものだったと分かる。
    一神教の人たちは驚くほどに戦争をしていると感じた。イスラエルの戦争や9.11の経緯などがより理解でき、世界の解像度が上がった感覚を得た。
    宗教に関する勉強をもう少ししてみたいと思った。

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    2026年03月25日
  • 歴史小説のウソ

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    歴史小説家は、人を描く、歴史学者は、サイエンスとして歴史を事実に基づいて分析する。
    誰もが、歴史家になってよい。歴史家は、今の時代をいい時代か悪い時代か、自分の価値観で判断する。
    歴史とは、対話だ。イデオロギーも、歴史なくして強くなることは、できない。という内容でした。
    著者の作品は、とても好きなので、小説を書く際のやり方が分かり面白かった。
    どんな時代でも人は、変わらないものがあると思って小説を書いているが、そうでなくなってきている。戦争がいつまでもある、結婚や子供をもつことを望まないという人たちが増えている。との著者のあとがき。それも大きな流れでいえば、それほどの変化じゃない気がした。面白

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    2026年02月17日
  • 歴史小説のウソ

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     最初は延々と歴史学者と歴史小説家の違い、歴史との向き合い方、事実と創造の区別など、あまり興味がないテーマだったので、とりあえず読み通すことが目的で読んできたが、『史観』の話題が出てきたところから俄然面白くなり、最後はズシリと重い言葉を投げかけられて、受け止めきれずにいる。
     司馬史観、皇国史観、唯物史観、いろいろな史観が提示されてきたが、歴史小説歴史書を好んで読むならば、自分なりの史観を持つべきであると。そして佐藤氏が30年余にわたり歴史を書き続けてきてたどり着いた真理とは「人間は戦争をしたがる、際限なく戦いたがる生き物なのだ」ということだ。力の強い者が総取りする弱肉強食の世界が人間の本質か

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    2026年01月28日
  • 王の綽名

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    有名な王様も、世界史では習わない王様も。王子、皇帝、女王も。一人あたりのページは短いのでさらっと読める。年代順に並んでいるので世界史(ヨーロッパ史)の流れを追いながら楽しく読めた。

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    2025年12月17日
  • 赤目のジャック

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    読んだ本 赤目のジャック 佐藤賢一 20251029

    「小説フランス革命」で読むようになった作家。小説というよりは歴史の紹介って感じだったけど、「傭兵ピエール」なんか読むとしっかりと小説なんだよな。で、歴史の紹介のはずの「ナポレオン」にもその気があるけど、小説の方はエログロ的な描写があって、その極めつけが本作って感じでした。歴史に残る記述をヒントに描いた世界観なんだろうけど、女を侮辱、凌辱することの肯定って。「傭兵ピエール」の中でもジャンヌ・ダルクを貶めてる。これが佐藤賢一の描きたい世界なのかな。マルキド・サドってことでもないんだろうけど、書くことで快楽を得てそうな気がする。
     とは言え、歴

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    2025年10月29日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    ネタバレ

    この時代のフランスという国家は色々分かりにくいというか不思議な状態の国だったという印象が学生時代からあったな~。王に権力があまりなくいつも内乱が起きていて臣下のノルマンディ公がイギリス王だったり・・・。そんなフランス王が徐々に王国をまとめて過程が分かりやすかった。フィリップ尊厳王やルイ聖王など教科書では名前だけの人物たちの動きやイギリス、十字軍でのリチャード獅子心王との対立、ジョン王と教皇の関係など興味深い話が多かった。2も早く出ないかな~(笑)

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    2025年09月29日
  • ヴァロワ朝 フランス王朝史2

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    ネタバレ

    またキャラクターの濃い目の王様たちが…。人質が逃げたから自分が代わりの人質に志願してイギリスに行くジャン二世とか面白い。デュ・ゲクランの長弓対策とか本人たちは至って真面目だし効果があったりするけど読んでいて笑ってしまう。しかも再戦では同じ間違いを犯してるし…。後半になると王様と同じ名前の地方領主たちがいたり色々ごちゃごちゃしていて大変。アンリ三世の3人のアンリは『アンリ四世』を読んである程度知っていたから良かったけどなかなかごちゃごちゃだった。

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    2025年09月29日
  • ブルボン朝 フランス王朝史3

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    ネタバレ

    カペー朝もヴァロア朝も魅力的だけどブルボン朝もすごい。フランス革命までの5人の王たちが個性的すぎる。
    戦争も女性も、とにかく動き回る大王アンリ4世が特に好き。混乱しまくるフランス革命の話も面白い。佐藤さんの書いた小説も読もうかな。

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    2025年09月29日
  • 最終飛行

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    第二次世界大戦のフランスをよく知ることができた。主人公サン・テグジュペリはとにかく我儘で、これをそれでも憎めないキャラだと言う人もいるかもしれないが、まぁ普通にドン引きだし小説作品が優れていて売れているから箔が付いて許されていただけのように思う。最後も我儘を押し通して色んな人に迷惑をかけて散っていった?わけだし、、
    小説としては主人公の濃密な数年間をドラマのように切り取っていて、表現も豊かで面白く読めた。

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    2025年07月27日
  • 英仏百年戦争

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    英仏百年戦争の流れをざっと紹介した内容。元々はフランスとして一体だった集団が、百年の抗争を経て国民意識に目覚め、英仏の二国を成立させていくという考え方は、分かりやすいものであった。地図と系図を手元において読みたい。

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    2025年06月17日
  • よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる

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    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を軸に世界史を俯瞰的に見ることができた。今世界で起こっていることは、突然発生したわけではなく、歴史がずっとつながって引き起こされているものだということがよく理解できた。

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    2025年04月27日
  • 王妃の離婚

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    法定スリラーの舞台を中世に設定する発想が面白い。実際にあった実在するルイ12世の離婚をベースに、教会法や聖書の詳細な知識がリアルさを高めているが、気になる史実の方はさすがに小説ほどドラマチックな事件ではなかった模様。中世の教会といえば魔女狩りや拷問などのイメージが先行しがちだが、それは稀なケースであって、民事裁判所として法も体制もうまく整備されており、現代の裁判の原型になった経緯も垣間見ることができる。ちょっとストーリーに無理が生じてるケースもあるが、前情報なしだと展開が楽しみでより読み応えが出るはず。

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    2025年02月04日
  • 英仏百年戦争

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    個人的には王様の名前が同じすぎたり、ブルゴーニュとブルターニュがごっちゃになってしまってややこしかったりするが、本書にて11世紀から15世紀の英仏関係がよく分かる。我々は国民国家の概念が当たり前に刷り込まれているため、指摘されなければ想像できないが、英仏百年戦争の結果として両国のナショナリティが確立されたと考えれば腑に落ちる。時系列で見ると百年戦争が終結した頃にはすでに大航海時代が始まりつつあり、中央集権化の流れで議会制が残った英国が海洋覇権国家として台頭していく流れになる。外様の諸侯との折り合いや英仏の抗争が複雑に絡み合ってベネルスク3国の起源になっている点も興味深い。そして英仏百年戦争とい

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    2025年01月20日