【感想・ネタバレ】最終飛行のレビュー

あらすじ

没後80年。大ベストセラー『星の王子さま』の作者の波乱の人生

本書の主人公、サン・テグジュペリにはらはらさせられ、どうにも私は心を鷲掴みにされてしまった。――小林エリカ

『星の王子さま』は、なぜあの不思議な終わり方なのか?
謎を解く鍵は、作者の特異な人生にある――!

武器を積まない偵察飛行を繰り返した作家であり飛行士のサン・テグジュペリ。
最後のフライトで彼が見た光景とは……?
圧巻のラストをぜひお読みください!

第二次世界大戦下のフランス。
売れっ子作家のサン・テグジュペリは飛行士として活躍。
だがパリがナチスに占領されるとアメリカへと亡命し、その苦悩の中で『星の王子さま』を書く。

やがて、念願の偵察飛行任務に復帰が叶うが……。
困難な時代の中で葛藤しながらも、信念を貫き行動し続けた姿を鮮烈に描く傑作長編!

解説・小林エリカ

※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

第二次世界大戦のフランスをよく知ることができた。主人公サン・テグジュペリはとにかく我儘で、これをそれでも憎めないキャラだと言う人もいるかもしれないが、まぁ普通にドン引きだし小説作品が優れていて売れているから箔が付いて許されていただけのように思う。最後も我儘を押し通して色んな人に迷惑をかけて散っていった?わけだし、、
小説としては主人公の濃密な数年間をドラマのように切り取っていて、表現も豊かで面白く読めた。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

とにかく半分くらいまでは、女性好きでワガママな主人公に思い入れできず、読み進めるのがつらかったが、後半は読みやすくなった。
サン·テグジュペリって、こんな人だったんですね。
サン·テグジュペリの最後は、作者の希望が含まれた記述になっているように感じる。ここがこの本の出発点だったような気もする。

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2024年09月16日

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