佐藤賢一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。
イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。
また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。
それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。
直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。
[ 目次 ]
シェークスピア症候群
前史(それはノルマン朝の成立か
それはプランタジネット朝の成立か
第一次百年戦争)
本史(エドワード三世
プランタジネットの逆襲
王家存亡の危機 ほか)
後史(フランス王の天下統一
薔薇戦争)
かくて英仏百年戦争になる
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
1300年代。英仏100年戦争の前期の話。
イングランド軍に対し劣勢となっていたフランス軍にベルトラン・デュ・ゲクランという貧乏貴族がいた。これが,フランス王子シャルル5世に見出されて軍神とよばれるまでに至る物語。シャルル5世とベルトランは全く反対の性格であった。シャルル5世は理性に頼って熟考する。ベルトランは本能に頼って直感する。物事を決断する時は,シャルルは暗すぎ,ベルトランは明るすぎる。暗さに徹するシャルルはベルトランの直感に勇気を与えられ,明るいままのベルトランはシャルルの熟考に安心する。この2人が運命的に出会ったところからフランス軍は次々と敵に渡った土地を奪還していく。ベルトランは隙だらけの人格が幸いして,不思議と他人に居場所を作ってやる人間だった。
全2巻