佐藤賢一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「時間を超えた逆転劇」、それが、冴えない始祖、ユーグ・カペーが頭の中で描いていたことなのか?
「名ばかりの王」から300年の時を経て、ローマ教皇、神聖ローマ皇帝と並ぶ権力者としてヨーロッパに君臨するまでの物語。
[ 目次 ]
フランス王とは誰か
ユーグ・カペー(九八七年~九九六年)
名ばかりの王たち
肥満王ルイ六世(一一〇八年~一一三七年)
若王ルイ七世(一一三七年~一一八〇年)
尊厳王フィリップ二世(一一八〇年~一二二三年)
獅子王ルイ八世(一二二三年~一二二六年)
聖王ルイ九世(一二二六年~一二七〇年)
勇敢王フィリップ三世(一二七〇年~一二八五年)
美男王フィリップ四世( -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。
イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。
また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。
それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。
直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。
[ 目次 ]
シェークスピア症候群
前史(それはノルマン朝 -
Posted by ブクログ
1300年代。英仏100年戦争の前期の話。
イングランド軍に対し劣勢となっていたフランス軍にベルトラン・デュ・ゲクランという貧乏貴族がいた。これが,フランス王子シャルル5世に見出されて軍神とよばれるまでに至る物語。シャルル5世とベルトランは全く反対の性格であった。シャルル5世は理性に頼って熟考する。ベルトランは本能に頼って直感する。物事を決断する時は,シャルルは暗すぎ,ベルトランは明るすぎる。暗さに徹するシャルルはベルトランの直感に勇気を与えられ,明るいままのベルトランはシャルルの熟考に安心する。この2人が運命的に出会ったところからフランス軍は次々と敵に渡った土地を奪還していく。ベルトランは隙