佐藤賢一のレビュー一覧

  • 双頭の鷲(下)(新潮文庫)

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     フランスとイギリスが大陸の領土をかけて戦った百年戦争の時代,貧乏騎士からフランス大元帥の座にまで登りつめた自称「戦の天才」ベルトラン・デュ・ゲクランの一代記です。
     上巻ではベルトランの大活躍が痛快に描かれていましたが,下巻ではついに彼の死が描かれます。私は涙もろいので,ベルトランが死ぬところを読んだら絶対泣くだろうなーと思いながら読み進めていたのですが,彼の死の瞬間は割に淡々と描かれていて,意外にもあっさりと終わってしまいました。しかしエピローグで,従兄弟エマヌエルと副官モーニの会話の中でベルトランの最期の言葉が明かされた時,そのたった3文字の言葉があまりにも切なくて涙がボタボタと……あ

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    2011年07月31日
  • 日本の1/2革命

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    ネタバレ

     2011年35冊目。
     237頁。
     
     書店で購入。






    ≪本文引用≫
    p.14
     フランス革命と明治維新の違いは、変化の幅の単純な大小でなく、前者が二段ロケットだったのに対して、後者は一段しかなかったと、そこなのではないかと思うようになったのです。

    p.30
     池上 私の認識では、「革命」と「改革」の間には大きな線引きがあって、革命は、それまでの体制を完全にひっくり返して別の人間が取ってかわる。これに対して、改革というのは、体制を大胆に変えはするけど、別の人間が取ってかわるわけではない。

    p.110
     佐藤 気候であるとか、農作物の出来不出来であるとか、そういったものが、歴史

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    2011年07月30日
  • 日本の1/2革命

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    帯には「何が起きても本気で怒らない日本人の謎に迫る」と書いてあり、興味を持って読みましたが、そのことについてはよくわかりませんでした。しかし、フランス革命と現在の日本の類似点について述べてあり、今の日本の状況が分析されている点が面白かったです。

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    2011年07月25日
  • 日本の1/2革命

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    フランス革命と今の民主党の改革が似ているという認識のもと、議論が始まる。
    今の民主党の体たらくが革命と呼べるかどうか疑問であるが、行きすぎた革命であるフランス革命の過程は大変興味が持てた。
    佐藤賢一氏の「フランス革命」の文庫化を期待したい。

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    2011年07月16日
  • 日本の1/2革命

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    小説家の佐藤賢一氏と、池上彰氏の対談。
    佐藤賢一氏は、「小説フランス革命」を執筆中とのことだが、執筆を進めていく中で、革命時のフランスと現在の日本の類似点について考えるようになったという。そこで気づいたのが、本書のタイトルにも含まれる「1/2革命」であるとのこと。
    フランス革命をフルサイズの革命としたとき、日本の革命、すなわち明治維新、八・一五革命などは、1/2なのだという。そして、民主党への政権交代を新たな1/2革命としてなぞらえ、フランス革命との類似点と相違点について対話が進み、引き込まれる。
    歴史の普遍性を思わずにいられないが、だからこそ歴史に学ぶ必要があるのだろう。
    佐藤氏の小説にも興

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    2011年06月25日
  • 日本の1/2革命

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    2011/06/20:フランス革命と日本の近代革命(明治維新、8・15、政権交代など)との比較。
    フランス革命って前半後半に分けられるのですね。
    そうして比較してみると日本は確かに前半で終わっているかも。
    東日本大震災で後半戦突入するかどうかはまだ微妙だと思います。

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    2011年06月20日
  • カエサルを撃て

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    ネタバレ

    ヴェルテン率いるガリアの戦いに対応する過程で、抜け毛を気にするしみったれたオヤジだったカエサルが指揮官として磨かれていく、というビックリな設定が佐藤氏らしい。ウェルテンに出会わなければさいは投げられなかった? ヴェルテンのキャラが、わがまま勝手で暴力的。実はそうみえて、不器用なだけのナイーブな彼なんです、、、なんてありがちなフォローもなく、とことん困った奴なのが面白い。

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    2011年05月31日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    ネタバレ

    この時期のフランスについてよく知れました!面白かったです。
    筆者は中世フランス史専攻で小説家とのことで、お堅い歴史書を読むより、こちらのほうが砕けた文体でリズム感のある語りだったので、親しみやすいかも。

    しいて言えばオジさま向け。

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    2011年05月01日
  • 英仏百年戦争

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    歴史の本には、その道のプロによるものと、作家の余技と言えるものがある。殆ど専門家と変わらない知識を有する作家もいるが、作家と専門家を分ける分水嶺は、知識ではなく歴史を扱うときの態度であろう。作家は、歴史を生き生きと伝えるために、物語を作ることにためらいが無い。一方、専門家は、自分のアクセス可能な資料から、慎重に歴史の流れを拾い上げていく。作家の著作のほうが専門家の著作よりも素人にはなじみやすいが、読んでいてどことなく作為的なものを感じるケースも、やはり作家の著作に多い。塩野七生女史などは、その典型である。本書の著者である佐藤賢一も、どちらかといえば作家寄りの素養の持ち主であるらしく、親しみ溢れ

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    2019年01月16日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    [ 内容 ]
    「時間を超えた逆転劇」、それが、冴えない始祖、ユーグ・カペーが頭の中で描いていたことなのか?
    「名ばかりの王」から300年の時を経て、ローマ教皇、神聖ローマ皇帝と並ぶ権力者としてヨーロッパに君臨するまでの物語。

    [ 目次 ]
    フランス王とは誰か
    ユーグ・カペー(九八七年~九九六年)
    名ばかりの王たち
    肥満王ルイ六世(一一〇八年~一一三七年)
    若王ルイ七世(一一三七年~一一八〇年)
    尊厳王フィリップ二世(一一八〇年~一二二三年)
    獅子王ルイ八世(一二二三年~一二二六年)
    聖王ルイ九世(一二二六年~一二七〇年)
    勇敢王フィリップ三世(一二七〇年~一二八五年)
    美男王フィリップ四世(

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    2010年11月30日
  • 王妃の離婚

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    歴史小説という意味でも、法廷ミステリという意味でも十分楽しめた。
    それどころか、「家族」や「夫婦」という人間ドラマとしても様々な風景が見られて面白い。

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    2021年02月20日
  • 傭兵ピエール 下

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    これなんてエロゲ?ヒロインの聖女がとっつかまって獄卒にお尻の穴まで犯されてしまうお話。でもハッピーエンドです。

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    2010年08月23日
  • 傭兵ピエール 上

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    これなんてエロゲ?拾った農民娘を磨いたら珠玉だったけど、主人公が恨みを買ってレイプされて焼き殺される話。

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    2010年08月23日
  • 英仏百年戦争

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    [ 内容 ]
    それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。
    イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。
    また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。
    それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。
    直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。

    [ 目次 ]
    シェークスピア症候群
    前史(それはノルマン朝

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    2014年10月26日
  • 傭兵ピエール 下

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    やたら下ネタに走るので無理もあったけど全体的には面白かった!
    映画にして見たいと思う本でした。これは買ってでも読む価値あり。
    百年戦争ネタは世界史マニアにはおいしいですさらにジャンヌ・ダルクとはじゅるり。
    一番かわいそうなのはたぶん上巻で戦死した最年少の男の子。あれ一番泣けたなぁ。
    しばらくこの人の本読むかも

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    2010年03月05日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    歴代の王を中心とした説明が分かりやすいです。

    私の様に、世界史好きだけど専門的なことは勉強していないという人にはちょうどいいかと。

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    2010年03月03日
  • カルチェ・ラタン

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    いろんなところにちょこちょこと出てくるエピソードが興味深いです。
    ドニはばかだなあと思いつつ、なんだかんだと面倒をみてやるマギステルの気持ちもよくわかったり。
    マギステルがずるいくらいかっこいい分、ドニのあほさが際立ちます。
    頑張れドニ。

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    2009年11月27日
  • 双頭の鷲(上)(新潮文庫)

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    1300年代。英仏100年戦争の前期の話。
    イングランド軍に対し劣勢となっていたフランス軍にベルトラン・デュ・ゲクランという貧乏貴族がいた。これが,フランス王子シャルル5世に見出されて軍神とよばれるまでに至る物語。シャルル5世とベルトランは全く反対の性格であった。シャルル5世は理性に頼って熟考する。ベルトランは本能に頼って直感する。物事を決断する時は,シャルルは暗すぎ,ベルトランは明るすぎる。暗さに徹するシャルルはベルトランの直感に勇気を与えられ,明るいままのベルトランはシャルルの熟考に安心する。この2人が運命的に出会ったところからフランス軍は次々と敵に渡った土地を奪還していく。ベルトランは隙

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    2009年10月08日
  • 傭兵ピエール 上

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    ジャンヌ・ダルクと傭兵部隊「アンジューの一角獣」を率い闘ったピエールのお話
    シャルル7世戴冠後、ジャンヌがどーなるか!ピエールは!?って感じで一気に読んだ

    ピエール率いる「アンジューの一角獣」のメンバーが個性的その女房衆もまた個性的
    漫画版も出てますが漫画版は後半が一足飛びだったのでこちらがおすすめです

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    2009年10月04日
  • 傭兵ピエール 上

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    ジャンヌダルクの話です.
    貴族の血をひきながらも傭兵に身を落としたピエールと
    神の声を聞きフランスの危機を救うジャンヌのお話.

    歴史にIFを書いている作品です.
    個人的には会計係のトマさんが好きです.

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    2009年10月07日