佐藤賢一のレビュー一覧

  • 王妃の離婚

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    王妃の離婚裁判に関わらざるをえなくなった弁護士。彼は弁護をしながら自らの過去と向き合うことになっていく。相手を徹底的ににやり込めた時に王は弁護士に何をするのか。若き日の悲恋が最後に報われる。カノン法がよくわからなくても、面白く最後まで読める。直木賞受賞作。

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    2024年10月12日
  • 王の綽名

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    「禿頭王」「処女王」「太陽王」など、55人の王・女王・王子の綽名を年代順に収録。
    1人4ページで構成されているので、サラッと読める。その綽名になった経緯が面白く、それぞれの王や時代を描いた作品を観たくなる。

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    2024年09月23日
  • 最終飛行

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    とにかく半分くらいまでは、女性好きでワガママな主人公に思い入れできず、読み進めるのがつらかったが、後半は読みやすくなった。
    サン·テグジュペリって、こんな人だったんですね。
    サン·テグジュペリの最後は、作者の希望が含まれた記述になっているように感じる。ここがこの本の出発点だったような気もする。

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    2024年09月16日
  • 王妃の離婚

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    昔のヨーロッパが舞台という事もあって、わかりづらいこともあるが、なんとなく回りくどくて、素直に楽しめなかった。

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    2024年08月15日
  • よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる

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    一人称視点ではなく、ですます調文章の佐藤賢一先生は新鮮。小説ではないので物語としての読みどころは少ないかもしれないが各宗教が並行して記述されていることでわかり易かった。

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    2024年07月15日
  • 日蓮(新潮文庫)

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    ネタバレ

    法華宗に縁があり、とある僧の話を聞いた時に全く腑に落ちなかったが、日蓮のこのような教えに依ると思うと納得。
    結局、宗教とはなんなのか…わからないが、宗教者の話は興味深いかもしれない。

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    2024年05月17日
  • 日蓮(新潮文庫)

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    中世ヨーロッパを舞台とした名作を多く著している佐藤賢一氏、今作は日本、それも宗教家か、と些かの吃驚と期待を抱いて手に取った。
    なるほど、確かに平安・鎌倉期に各宗派を率いた(あるいは拓いた)高僧たちの中でも、日蓮を主人公に選んだことについては何となく合点がいく。
    いわば"優等生的な"教祖として、空海や親鸞が創作の中で描かれているケースをしばしば目にするのに対し、日蓮は、タイプこそ大きく異なれど道鏡や道元らと並ぶ怪僧の一人…というイメージがあった、個人的に。
    世俗に敏く政治に阿るのとは対極に、自身が読み込んだ古来よりの経文こそに絶対的な価値基準を置き、師や権力者が働き掛けようと

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    2024年05月13日
  • 日蓮(新潮文庫)

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    日蓮宗開祖である日蓮の半生の物語。
    堕落腐敗した宗教界に対して、毅然と立ち向かう姿勢というのは尊敬すべき点であると思う。ただ、問答の場に引き出すために必要以上に煽り立てるとか、何かと強引な手法を取る部分はいかがなものか、と思ってしまいました。

    自分の信じた道を進むことを決して諦めない。どんなに理解されなくとも、権力には屈することなく、命の危機を迎えてもなお、自分の信じた道を全うする事を選び抜いた半生。
    尊敬すべき人物ではありますが、心の底から賞賛できないのは、攻撃性が高いからでしょうか。融和でなく排斥の道であると感じたからだと思います。

    宗教2世である自分は、宗教家を題材にした小説は読まな

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    2024年05月10日
  • 王の綽名

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    王や王妃たち,さらには王子たちが、あまりにもたくさんいて,誰が誰やらわからない時にあだ名は役にたつ.性格や功績を表したのはもちろんのこと,不本意なあだ名であっても.作者のコメントも面白かったしヨーロッパの歴史をおさらいしているようなところもあって勉強になりました.勉強ついでに家系図のようなものがあればさらに良かったです.
    ブラジル皇帝ペドロ1世、全く知らなかったけれど、一番好感が持てました。

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    2024年04月11日
  • 王の綽名

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    ルイ一四世の太陽王とか、エリザベス一世の処女王などの馴染みのあるものから、「禿頭王」「大口女伯」とか、ただの悪口では?と思えるものまで、王、女王、時の権力者に付けられた渾名と、それにまつわるエピソードが綴られている。学生の頃に出会っていたら、世界史を覚える手助けになったのだろうか?

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    2024年04月09日
  • チャンバラ

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    剣豪宮本武蔵の半生を描いた作品。剣のためなら師弟であろうと血縁だろうと関係なし。シビアな世界です。一刀一刀の太刀筋が見えるようなシーンに引き込まれてページをめくってしまいました。個人的には、吉岡一門との戦いが好きでした。

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    2024年04月05日
  • ナポレオン 1 台頭篇

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    読んでいて、その場面が映画の映像のように頭の中に湧き上がってくるのが、よく出来た小説の条件の一つと考えているが、登場人物の名前が馴染まないこともあり、なかなかそこには行きつかなかった。現段階では一巻しか読んで無いが、次巻を読むかどうか、今のところ微妙。

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    2024年02月27日
  • 王の綽名

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    王様(主にヨーロッパ)につけられたあだ名を紹介した本です。ヨーロッパの王や皇帝って同じ名前が多くて、何世って言われてもいまいちピンときませんが、そこはあだ名をつけることによって区別するという合理性(?)
    でもあだ名だけあって意外と辛辣な名前だったりもして、ついた理由にも納得だったり。でも何よりへ~っと思ったのは青歯王でした。ついた理由とかではなく、今現在使用されている”blue tooth”の命名はそこからっていうところにビックリ。

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    2024年02月13日
  • テンプル騎士団

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    ネタバレ

    神殿騎士のたぐいはファンタジーの中でも時々見かける職種(?)だが、十字軍で活躍したことをかろうじて知っているくらいでその起こりや消滅に関しては何も知らなかった。帯の「軍事、経済、政治。すべてを掌握した最強の組織。」の言葉に惹かれて購入した。
    読み始める前は帯の文言は過大だろうと思っていたが、特に経済的な影響力に関しては目を見張る物があった。
    気候すらも大きく異なる異教徒、異文明の地に拠点を維持し戦い続けるために発展した、後方(ヨーロッパの領土)での支援・輸送体制は中世の枠を超えており、近代的である。この輸送販売網の構築には、これも中世を超えた人材登用が効いているのかもしれない。封建制度とは異な

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    2024年02月08日
  • 王の綽名

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    西洋史を学んでいた当時「~~王」が多いなぁと思っていたけれど、実際はもっとたくさんいたようで。
    発想は面白く、これを日本史版でも読んでみたいけれど、一冊の書籍としては前半がつらいことつらいこと。家系図や肖像画、国の位置など、わかりやすくするためのあれこれが一切ないのは考え物だ。

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    2024年01月23日
  • 王の綽名

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    面白いんだが、とにかく同じ名前が入り乱れて、何が何だかわからない。あまり関係性にこだわらず、綽名の由来を楽しめれば非常に楽しい本。私は各人物エピソードを読み終わるたびに年表や通史を見て確かめていたので、面白さ半減だったかな。

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    2023年11月27日
  • チャンバラ

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    ネタバレ

    宮本武蔵を描いた歴史小説。

    佐藤賢一さんらしく、武蔵視点、独白での構成は面白いです。
    さらに、各章が決闘をメインに持ってきているのですが、相手の技を破る思考展開が目新しくて面白くて、読みなれた武蔵ものでも楽しめました。
    それにしても、対策を考えるため、危機一髪になった時に気を当てるのはずるいです。

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    2023年10月19日
  • 日蓮(新潮文庫)

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    作品中にお経の文言が頻繁に出てきて、はっきり言って、難しかった。しかし、日蓮の、自分の信じたことに命をかける強い意志は、充分感じられた。でも、これだけ、他宗派をコテンパンに批判したら、さぞ恨まれただろう。僕だったら、怖くて、よう言わんわ!

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    2023年10月09日
  • 日本の1/2革命

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    古本で買って読む。2011年刊行。
    刊行当時は東日本大震災直後で、民主党政権時代。当時、安倍晋三はまだ第一次政権時代に体調不良で退陣せざるをえなくなってしまったため、不遇をかこっていた。その後、首相となる菅義偉、岸田文雄は野党自民党の一介の国会議員にすぎなかった。干支で一回りが過ぎた令和の今、読むと、とても隔世の感がある。

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    2023年09月25日
  • チャンバラ

    ネタバレ 購入済み

    新しい「ムサシ」像…。

    2023年8月読了。

    中世フランスを舞台とした小説や、突然「アル・カポネ」や「モハメド・アリ」の人生を冴えた筆致で描いてきた著者ですから、それほど驚きは無かったんですが、今「宮本武蔵」をやるのか…、と虚を突かれた思いでした。

    数多ある剣豪小説で散々書かれてきた〝武蔵〟を、「剣聖」「日本一の剣客」と云うより、その場,その場で必死に相手の出方を窺い、物理的な“理”で勝ち抜く方法を考え出す、極めて現代的な思考をする人物像に成っています。
    有名な「吉岡一門」との決闘も、むかし“下り松”を見たことがあるので、まるで映画を見ている気分で圧倒されました。

    やがて、戦国乱世も終焉し、「豪快な武芸」がどん

    #ドキドキハラハラ #切ない #深い

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    2023年08月25日