佐藤賢一のレビュー一覧

  • ジャガーになった男

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    支倉常長遣欧使節団としてイスパニアに渡った武士・トラキチが主人公。日本では戦国時代も終わりを告げ、武士の存在価値が問われていた時代。トラキチはイスパニアでのイダルゴとしての戦いに自分自身の存在意義を見つける。異国に渡った日本人を主人公とする異色エンターテイメントです。

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    2009年10月04日
  • ナポレオン 3 転落篇

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    正直、長いなあ。もっとコンパクトにできたよね、と思ってしまう。でもナポレオンの浮き沈みの人生がしっかりを理解できた。ナポレオンは人間臭いところがたくさんあったんだね。とても共感できた。

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    2026年07月05日
  • 歴史小説のウソ

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    「歴史学」と「歴史小説」と「歴史」の違いを語る本。3つ目の「歴史」に疑問符がついたまま読み進めていたが、“歴史学者”と“歴史小説家”と“歴史家”の違いといったほうが解りやすいか。
     “歴史学者”と“歴史小説家”の対比は以下のようなものだった。

     “歴史学者”は、現代に残された史料から、その時代に起きた出来事(史実)を明らかにする。屍者に対する解剖学者に喩える。サイエンスの領分。
     “歴史小説家”も、現代に残された史料を調査するが、その時代に生きた有名/無名の人々の姿・心を引き出す。屍者に対する霊媒師に喩える。アートの領分。

     そして、この二者の扱う範疇に入らない「歴史観」の担い手として著者

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    2026年06月17日
  • カルチェ・ラタン

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    16世紀のカルチエ・ラタンを舞台に、夜警のドニ・クルパンと神学僧ミシェルの活躍、神学の周辺を描く。今も残るパリの風景と当時の時代背景が縦糸に、ノートルダムの鐘突き男やダヴィンチ、ザビエルやロヨラ、カルヴァンなど、フィクション、ノンフィクション取り交ぜて誰もが知る人物が横糸になり、貴族から宗教者、庶民の暮らしぶりを現代の感覚で平易に描いていて読みやすい。フランソワ1世が捜査の現場に現れてしまうあたりがなかなか大胆なフィクションだが、“勧善懲悪”の気持ち良さで気軽にスルー出来る。
    終盤の神学論争は、現代における宗教の捉え方や、人間の欲と存在意義を重ねて考えることもできるかもしれない。

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    2026年06月17日
  • 歴史小説のウソ

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    ネタバレ

    タイトルから想像していたのと少し違うが、著者が小説を書くまでの経過はおもしろい、歴史好き・興味がある人には「どう読むか」の視点を得られるかもしれない、具体的な事例を期待したが一般論、司馬史観(戦国は良く、江戸は悪く、幕末維新は良い)というような物語構造)が生まれる迄の経過・環境の話が面白い
    また「はじめにイデオロギーありき」で歴史を都合よく拡大・縮小・改竄・捏造する態度に対する著者の警鐘は興味深い、歴史学者に当てはめると自説を誘導する見苦しさを想像する、また政治活動かが自己正当化の目的で現代の歴史叙述全般——政治的な「物語化」や選択的な強調——にもつながる問題?昨今の政治家や論客の議論で、事実

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    2026年06月07日
  • 釣り侍

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    久しぶりの佐藤賢一作品。面白かった。登場人物は個性があって良いので、万千代様の藩主ぶりや新婚夫婦など後日談も読んでみたい。ただ、方言の部分が多くて読みにくさを感じた。

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    2026年04月15日
  • 歴史小説のウソ

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    ネタバレ

    169頁の講演調のほとんど自明の論ではあるが、最後の「史観」論のみ秀逸。
    ・歴史小説家(歴史小説)は人を書き、歴史学者(歴史学)は歴史的事実を書く。
    ・戦後日本の歴史学が皇国史観や唯物史観の反省から、専門分化の実証主義に陥ると、歴史の発展の体系的な見方を求められうようになる。その様な時代に司馬史観が生まれた。
    ・歴史小説家はウソにより感動を与えるので、その史観には危ういものがある。百田尚樹。
    ・しかし、史観は個人の価値観を離れて存在しえない。史観を打ち出すのは歴史家であり、それは歴史学者、歴史小説家、素人を問わない。
    ・歴史小説は一種のSF小説。サイエンスとアートの融合。

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    2026年04月08日
  • 王の綽名

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    ミュージカルに関わらず舞台や本を読んでいると、とにかく同じ名前の王様や貴族が沢山出てきて、
    あなたはどこの誰なの?
    と混乱なる人は多いハズ
    だったら綽名で覚えちゃおう!
    と言ってもやっぱり数が多すぎて混乱
    年代別に並んでいるので気になる王様だけでも確認する使い方がいいかもです

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    2026年01月20日
  • 歴史小説のウソ

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    書店で気にはなったけど、いったん見送り。でもその後、書評でも見かけるにつけ、やはり読んどかんとってことで。歴史小説と歴史研究の差異を軸に、小説の読み方に焦点を当てて当事者から語られると、ちょっとした読み巧者になれる気がしてしまう。指南書として楽しめました。さっそく歴史小説にあたってみないと。

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    2026年01月19日
  • 最終飛行

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    なんだかしっくりこない。
    サン・テグジュペリの話だが、
    主人公に共感できる部分があまりにも少なすぎる。

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    2025年12月15日
  • 英仏百年戦争

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    ネタバレ

    英仏の百年戦争が単純にイギリスとフランスの戦争ではないというのは面白かったですね。フランスという「国」自体がまだ未完成で内乱のような形で戦争が進んでいき戦争の結果国家としてのフランスが完成していくのが興味深い(笑)有名なジャンヌ・ダルクに関する解釈や黒太子、デュ・ゲクランの話をもっと読みたかった気もする(笑)色んな知らない話がたくさん読めて良かった(笑)

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    2025年11月24日
  • 王の綽名

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    二人のガスコンの作者ということで、歴史物大作の口になってたら、本当に王の渾名一覧でござった。
    気を取り直して読んでみるとまあまあ面白い。確かに向こうの王様同名多すぎ。三銃士で鍛えたのでフランスのルイ後半三人はなんとかなるけど。
    欲を言うならば、説明にもできればあだ名書いといて欲しい。前に出てきた王様、渾名は何となく覚えたけど名前は相変わらず覚えてないんだ。
    アリスの侯爵夫人のモデルになったという記述でおお!ってなった。

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    2025年10月14日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    恐怖政治を敷いたことで有名なロベスピエールの弱々しい態度に驚いた。またミラボーという貴族の存在が威風堂々といった感じだった。
    ただ歴史を学んでいてはわからない当時の人たちの雰囲気みたいなものが伝わって、おもしろい。

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    2025年10月08日
  • テンプル騎士団

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    ネタバレ

    聖地にやってくる巡礼を守る騎士たちが大きな組織になっていく過程が面白い。人間だけでなく荷物や金も安心して預けらる組織って当時としては画期的だろうな~。戦う修道士的な騎士団なので戦いかたが無謀だったりイメージ通りな部分もあったり面白かった。フィリップ美男王にちょっと興味が出たなー。フランスの王様って割りと面白い人が多いな~。

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    2025年10月04日
  • 日蓮(新潮文庫)

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    南無妙法蓮華経と南無阿弥陀仏の違いすらわかってないレベルで読みましたが、すんなりと読めました。漢字が多くてオススメしづらい本ですが、まぁまぁ面白いです。

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    2025年04月30日
  • 王妃の離婚

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    とある書評で、夏休みに自分の作品を読破するぞ、と言われたいと著者がおっしゃっていた、と読んで興味を抱き、とりあえずそこで勧められていた本書を読んだ。
    面白かったけど、性的描写がしつこくて苦手。読み終わってから、そういえば多分以前も途中まで読んだところでうわぁとなって、その後はかいつまんで読んだのだったかも、と思い出した。
    もっと安心してエンタメを楽しみたい。。

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    2024年11月11日
  • 王妃の離婚

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    王妃の離婚裁判に関わらざるをえなくなった弁護士。彼は弁護をしながら自らの過去と向き合うことになっていく。相手を徹底的ににやり込めた時に王は弁護士に何をするのか。若き日の悲恋が最後に報われる。カノン法がよくわからなくても、面白く最後まで読める。直木賞受賞作。

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    2024年10月12日
  • 王の綽名

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    「禿頭王」「処女王」「太陽王」など、55人の王・女王・王子の綽名を年代順に収録。
    1人4ページで構成されているので、サラッと読める。その綽名になった経緯が面白く、それぞれの王や時代を描いた作品を観たくなる。

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    2024年09月23日
  • 最終飛行

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    とにかく半分くらいまでは、女性好きでワガママな主人公に思い入れできず、読み進めるのがつらかったが、後半は読みやすくなった。
    サン·テグジュペリって、こんな人だったんですね。
    サン·テグジュペリの最後は、作者の希望が含まれた記述になっているように感じる。ここがこの本の出発点だったような気もする。

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    2024年09月16日
  • 王妃の離婚

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    昔のヨーロッパが舞台という事もあって、わかりづらいこともあるが、なんとなく回りくどくて、素直に楽しめなかった。

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    2024年08月15日