佐藤賢一のレビュー一覧

  • カエサルを撃て

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    『王妃の離婚』『双頭の鷲』『カルチェ・ラタン』などなど、重厚な歴史物が得意な著者の今回の舞台はローマ三頭政治時代のガリア、すなわちヨーロッパです。
    カエサルってのはもちろん日本でも有名なかのジュリアス・シーザーことユリウス・カエサル。
    当時広大なガリア地方はローマの支配下に置かれていましたが、ヴェルチンジェトリクスという若者が各部族に分かれていたガリアを統一し、ローマに戦いを挑みます。
    解放戦争って奴ですね。
    若く猛々しいヴェルチンに対し、カエサルが臆病な中年男として書かれているのが面白いです。
    でもヴェルチンの方は性格とか母親の影響とか、『双頭の鷲』のデュ・ゲクランに似ているのが気になりまし

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    2009年10月04日
  • カルチェ・ラタン

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    神学問答はあまり好きじゃないけれど、とにかく上手いので一気に読めます。
    実際文章上手いよなー、このひと。
    正直私は主人公のドニ・クルパンてな実在したのだと信じかけました(笑)。

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    2009年10月04日
  • カルチェ・ラタン

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    一五六三年、パリ。ある靴職人が行方不明になった。その事件に着手した新米夜警隊長ドニ・クルパンは、元家庭教師で天才的推理力を持つ神学僧ミシェルに協力を求める。二人が捜査を進めるうちに、やがてパリの闇夜にうごめく巨大な陰謀が明らかに……。宗教改革という時代のうねりの中、セーヌ左岸の学生街「カルチェ・ラタン」を舞台に繰り広げられる冒険と青春群像。西洋歴史小説の傑作。

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    2009年10月04日
  • カエサルを撃て

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    紀元前五十二年、美しくも残忍な若者ウェルキンゲトリクスは混沌とするガリア諸侯を纏め上げ、侵略を続けるローマに牙を剥いた。対するローマ総督カエサルはポンペイウスへの劣等感に苛まれていた…。ガリア王とローマの英雄が繰り広げる熾烈な戦いの果てに、二人は何を見たのか。

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    2009年10月04日
  • 双頭の鷲(上)(新潮文庫)

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    余計な描写説明がなく、一気に読めました。単に痛快な英雄ものというだけではなく、登場人物の背景や屈折した部分が描かれていて、とても安心して読み進めることができる物語だと思います。

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    2009年10月04日
  • 赤目のジャック

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    中世最大の農民暴動「ジャックリーの乱」を独自の視点で濃密に描く、西洋歴史小説の傑作。ではあるのですが、ちょっとドギツイ。

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    2009年10月04日
  • 日蓮(新潮文庫)

    ネタバレ

    う〜ん…。

    2023年10月読了。

    自分も日蓮宗に属する者なのですが、「法華経」の素晴らしさは(かろうじて)理解するものの、「日蓮」と云うあらゆる意味で“パワフル”であり、また他宗への攻撃も激しかった「アクの強さ」に正直付いて行けない気持ちが有りました。
    かと言って、そこから分派した某宗教法人は、法華経を唱題しこそすれ、強引な勧誘,布施の徴収,どころか政治団体への票集めまで行い、代表者一人を祀り上げた「○○教」の如き存在には正直辟易しており、また本家(即ち日○○宗)にも近寄り難い雰囲気があり、何故この宗派は心穏やかに「信仰させて」くれないのかしらと、重ね重ね思ってきました。

    本書で畫かれた日蓮上人が、

    #共感する #深い #アツい

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    2023年10月19日