佐藤賢一のレビュー一覧

  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    前から気になっていたシリーズが文庫化され、迷わず購入。明確な主人公が無く(今のところ)様々な人物の視点から語られる群像劇という感じだが、著者の筆さばきはさすが。

    2巻以降も楽しみ・・・だけど全体で何巻になるんだろう?18巻?

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    2011年10月26日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    ネタバレ

    なるほど、ただ理想を唱えるだけなら綺麗なものだ。そのかわりに無力だ。反対に果敢に行動するならば、人間は汚れざるを得ない。が、それでこそ、初めて世界を動かせる。

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    2011年10月01日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    まだ始まったばかり。
    国民議会が設立されるまでを、ミラボーの視点で描かれている。
    続きが読みたい。

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    2012年03月03日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    フランス革命の予備知識も興味もほとんど無かったにも関わらず手に取ったのは著者への信頼度の高さゆえ。比較的薄かったせいもあり、一気読み。
    早いとこ続きを読みたい。

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    2011年09月28日
  • 日本の1/2革命

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    「小説フランス革命」の佐藤氏と池上氏の対談。フランス革命は、ブルジョアによる前半の革命と、市民による本格的な革命の2段階だったという指摘と、革命における言葉の重要性については目を開かされた。理想を語る言葉に扇動される前半と、その言葉に縛られて自らを滅ぼす後半。
    日本の明治維新、戦後との比較で、日本の革命は前半部分のみの1/2であるという点も面白いが、何より、民主党政権への交代という革命についての語りが面白い。政権交代はひとつの革命といえたが、これも中途半端。経済低迷、財政破綻、政治混乱に続く震災で、日本で後半の革命が発生する可能性があるという。マニュフェストで扇動し政権をとったものの、それに縛

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    2011年09月13日
  • ジャガーになった男

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     支倉常長の遣欧使に加わっていたサムライが、仲間と別れ剣の道を究めんとスペインに残るも、夢は果てしなくその身は南米へ。そして彼はジャガーになったのでした! 『マレーの虎』みたいなニックネームじゃありません。本物のジャガーになります!
     めちゃくちゃな話ですが、突飛な事を気にしないところがとても面白い冒険譚です。

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    2017年08月15日
  • 双頭の鷲(下)(新潮文庫)

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     フランスとイギリスが大陸の領土をかけて戦った百年戦争の時代,貧乏騎士からフランス大元帥の座にまで登りつめた自称「戦の天才」ベルトラン・デュ・ゲクランの一代記です。
     上巻ではベルトランの大活躍が痛快に描かれていましたが,下巻ではついに彼の死が描かれます。私は涙もろいので,ベルトランが死ぬところを読んだら絶対泣くだろうなーと思いながら読み進めていたのですが,彼の死の瞬間は割に淡々と描かれていて,意外にもあっさりと終わってしまいました。しかしエピローグで,従兄弟エマヌエルと副官モーニの会話の中でベルトランの最期の言葉が明かされた時,そのたった3文字の言葉があまりにも切なくて涙がボタボタと……あ

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    2011年07月31日
  • 日本の1/2革命

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    ネタバレ

     2011年35冊目。
     237頁。
     
     書店で購入。






    ≪本文引用≫
    p.14
     フランス革命と明治維新の違いは、変化の幅の単純な大小でなく、前者が二段ロケットだったのに対して、後者は一段しかなかったと、そこなのではないかと思うようになったのです。

    p.30
     池上 私の認識では、「革命」と「改革」の間には大きな線引きがあって、革命は、それまでの体制を完全にひっくり返して別の人間が取ってかわる。これに対して、改革というのは、体制を大胆に変えはするけど、別の人間が取ってかわるわけではない。

    p.110
     佐藤 気候であるとか、農作物の出来不出来であるとか、そういったものが、歴史

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    2011年07月30日
  • 日本の1/2革命

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    帯には「何が起きても本気で怒らない日本人の謎に迫る」と書いてあり、興味を持って読みましたが、そのことについてはよくわかりませんでした。しかし、フランス革命と現在の日本の類似点について述べてあり、今の日本の状況が分析されている点が面白かったです。

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    2011年07月25日
  • 日本の1/2革命

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    フランス革命と今の民主党の改革が似ているという認識のもと、議論が始まる。
    今の民主党の体たらくが革命と呼べるかどうか疑問であるが、行きすぎた革命であるフランス革命の過程は大変興味が持てた。
    佐藤賢一氏の「フランス革命」の文庫化を期待したい。

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    2011年07月16日
  • 日本の1/2革命

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    小説家の佐藤賢一氏と、池上彰氏の対談。
    佐藤賢一氏は、「小説フランス革命」を執筆中とのことだが、執筆を進めていく中で、革命時のフランスと現在の日本の類似点について考えるようになったという。そこで気づいたのが、本書のタイトルにも含まれる「1/2革命」であるとのこと。
    フランス革命をフルサイズの革命としたとき、日本の革命、すなわち明治維新、八・一五革命などは、1/2なのだという。そして、民主党への政権交代を新たな1/2革命としてなぞらえ、フランス革命との類似点と相違点について対話が進み、引き込まれる。
    歴史の普遍性を思わずにいられないが、だからこそ歴史に学ぶ必要があるのだろう。
    佐藤氏の小説にも興

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    2011年06月25日
  • 日本の1/2革命

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    2011/06/20:フランス革命と日本の近代革命(明治維新、8・15、政権交代など)との比較。
    フランス革命って前半後半に分けられるのですね。
    そうして比較してみると日本は確かに前半で終わっているかも。
    東日本大震災で後半戦突入するかどうかはまだ微妙だと思います。

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    2011年06月20日
  • カエサルを撃て

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    ネタバレ

    ヴェルテン率いるガリアの戦いに対応する過程で、抜け毛を気にするしみったれたオヤジだったカエサルが指揮官として磨かれていく、というビックリな設定が佐藤氏らしい。ウェルテンに出会わなければさいは投げられなかった? ヴェルテンのキャラが、わがまま勝手で暴力的。実はそうみえて、不器用なだけのナイーブな彼なんです、、、なんてありがちなフォローもなく、とことん困った奴なのが面白い。

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    2011年05月31日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    ネタバレ

    この時期のフランスについてよく知れました!面白かったです。
    筆者は中世フランス史専攻で小説家とのことで、お堅い歴史書を読むより、こちらのほうが砕けた文体でリズム感のある語りだったので、親しみやすいかも。

    しいて言えばオジさま向け。

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    2011年05月01日
  • 英仏百年戦争

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    歴史の本には、その道のプロによるものと、作家の余技と言えるものがある。殆ど専門家と変わらない知識を有する作家もいるが、作家と専門家を分ける分水嶺は、知識ではなく歴史を扱うときの態度であろう。作家は、歴史を生き生きと伝えるために、物語を作ることにためらいが無い。一方、専門家は、自分のアクセス可能な資料から、慎重に歴史の流れを拾い上げていく。作家の著作のほうが専門家の著作よりも素人にはなじみやすいが、読んでいてどことなく作為的なものを感じるケースも、やはり作家の著作に多い。塩野七生女史などは、その典型である。本書の著者である佐藤賢一も、どちらかといえば作家寄りの素養の持ち主であるらしく、親しみ溢れ

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    2019年01月16日
  • カペー朝 フランス王朝史1

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    [ 内容 ]
    「時間を超えた逆転劇」、それが、冴えない始祖、ユーグ・カペーが頭の中で描いていたことなのか?
    「名ばかりの王」から300年の時を経て、ローマ教皇、神聖ローマ皇帝と並ぶ権力者としてヨーロッパに君臨するまでの物語。

    [ 目次 ]
    フランス王とは誰か
    ユーグ・カペー(九八七年~九九六年)
    名ばかりの王たち
    肥満王ルイ六世(一一〇八年~一一三七年)
    若王ルイ七世(一一三七年~一一八〇年)
    尊厳王フィリップ二世(一一八〇年~一二二三年)
    獅子王ルイ八世(一二二三年~一二二六年)
    聖王ルイ九世(一二二六年~一二七〇年)
    勇敢王フィリップ三世(一二七〇年~一二八五年)
    美男王フィリップ四世(

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    2010年11月30日
  • 王妃の離婚

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    歴史小説という意味でも、法廷ミステリという意味でも十分楽しめた。
    それどころか、「家族」や「夫婦」という人間ドラマとしても様々な風景が見られて面白い。

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    2021年02月20日
  • 傭兵ピエール 下

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    これなんてエロゲ?ヒロインの聖女がとっつかまって獄卒にお尻の穴まで犯されてしまうお話。でもハッピーエンドです。

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    2010年08月23日
  • 傭兵ピエール 上

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    これなんてエロゲ?拾った農民娘を磨いたら珠玉だったけど、主人公が恨みを買ってレイプされて焼き殺される話。

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    2010年08月23日
  • 英仏百年戦争

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    [ 内容 ]
    それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。
    イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。
    また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。
    それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。
    直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。

    [ 目次 ]
    シェークスピア症候群
    前史(それはノルマン朝

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    2014年10月26日