佐藤賢一のレビュー一覧

  • バスティーユの陥落 小説フランス革命 3

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    ネタバレ

     いよいよ最初の佳境。バスティーユ襲撃の前日から,ベルサイユ行進まで。ダントンとマラが登場。民衆側はかなり烏合の衆な気もするが,大きな力で歴史を動かした。
     武器が足りず,7/14に廃兵院から銃・弾薬などを入手,バスティーユを包囲する。パリには王の軍隊が入っており,さらなる武器を求めていた。交渉がうまくいかず,跳ね橋が降りたことで民衆が殺到,多くの犠牲を出しながらも,要塞側を降伏させる。報復の槍首など,行き過ぎがあるのは仕方ないか…。
     歴史小説を読んでていつも気になってしまうのは,事実はどうだったのかということ。デムーラン,ダントン,マラなど革命の有名人がバスティーユで戦っているのは,史実が

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    2012年01月13日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

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    革命ってこんなかんじで始まるのかなぁ。昨年のアラブの春を思う。1789年7月12日で終わった。まもなく7月14日。次巻が楽しみ。

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    2012年01月13日
  • 聖者の戦い 小説フランス革命 4

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    なんとなく見えてきた感じがしてよい。

    タレイランが出てきて、俄然物語が立体的になったようだ。
    というのは、たぶん他人から見えるその人の姿と、その人の独白からうかがえるその人の姿のギャップが、とっても鮮明に感じられるからだろう。

    人は誰でも、自分はこうだと思っているのと、他人から見えるものとは異なっているし、周囲の人から立派だと思われていたって、内面は立派どころじゃないってことだってある。そしてその差を、自分なりに納得している人もいれば、自分に対してでさえ恥じて隠そうとしたりしている人もいる。

    もしかすると、人間のたたずまいというようなものは、実はそういうところで決まってくるような気がする

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    2012年01月12日
  • 聖者の戦い 小説フランス革命 4

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    フランス革命なんて、もう200年以上も前のことなのに、小説の形で読んでみるとすごい臨場感がある。社会状況が今の日本、世界と驚くほど似ていて、社会を動かす人間も、何も変わらないからかな。
    昨年のアラブの春を皮切りに、世界各地で既存権力や「持てる者」への民衆の反発が強まってる。大きな波は、これから世界をどう変えていくのか?という観点から読んでも、示唆に富んでると思う。やっぱり歴史から学ぶことは多いよな、まだまだ勉強することいっぱいあるな、と、痛感。
    にしても、この本の日本語は流れが変に感じる所が目立つんだけど、わたしが勉強不足だからなのかなあ…?

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    2012年01月09日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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     解説の池上彰が意外。第一巻は,財政難のフランスが特権身分への課税を模索するため全国三部会を召集,ネッケルが財務大臣に返り咲くあたりから,国民会議成立までの一年弱だが,解説では,フランス革命全般のことが書いてある。
     小説はやはり人物の特徴を思い切って描いているのですんなり頭に入ってくるな。ミラボーが中心で,ロベスピエールも主人公格。デムーランやシェイエス,タレイランなども登場して,ワクワクする。この年になると,歴史小説って,流れを知ったうえで楽しむものという感じ。

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    2011年12月25日
  • 聖者の戦い 小説フランス革命 4

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    革命というのはこういうものかというのがよく分かる。
    何もない所に何かを作るということが如何に大変か分かる。
    指導者たちの一人一人のあり方が全く違ったものに歴史を変えていくのかと。
    明治維新をああいう形にしたのは、幕末の志士たちのそれぞれの人物たちの総和が導いたものであり、フランス革命もしかりである。

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    2011年12月24日
  • バスティーユの陥落 小説フランス革命 3

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    1789年、パリ市民の暴動は、バスティーユを陥落させ、革命を成功させるが、暮らしは一向に改善されず、女たちによって国王の拉致される。
    パリとヴェルサイユの関係、国王と議員と市民の関係、状況が理解できて面白い。

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    2012年03月03日
  • バスティーユの陥落 小説フランス革命 3

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    ある種のミステリーである。如何にして、フランス革命が起こったか?計算されたものでなく、何かの勢いであったのか?
    ルイ16世は民衆を軽く見過ぎたのではないか、イギリスのような立憲君主国に導くことも可能だったのではないか?歴史はちょうと歯車が狂うと別の方向に行ってしまう。そういう意味では、本当にわくわくする小説である。

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    2011年11月23日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

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    ネタバレ

    いよいよパリの市民が立ち上がります。
    ここではミラボーは完全に参謀役(なんせ倒れてばかりいるので)、ロベスピエールにいたってはその秘書状態です。
    後半はベルナール・デムーランの独壇場といいますか。
    しがない弁護士に過ぎなかった彼が、選挙にも落選し、うだつの上がらないことしきりな彼が、彼女にいいところを見せたいがために打った演説でペレ・ロワイヤルが沸く……。
    本当に小さな意地が、小さな欲が、時に大事件を引き起こすのだなぁと思わされます。真相て、実はそんなところにある。それが歴史の面白さでもあると思うのです。
    さて、この次はバスティーユ牢獄襲撃になるはずですが、どんな小市民が、どんな度胸をみせるの

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    2011年11月12日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    ネタバレ

    おおお! するする読めました。
    フランス革命といえば『ベルばら』がベースになってしまっている(笑)ため、ミラボー伯爵がえらい男前で驚きます。
    けれどもこの話はミラボーが主人公ではないのですね。
    1巻目ではロベスピエールなのか。
    2巻目のデムーランもそうですが、ごくごく常識的で小市民的な彼らが、革命を引っ張っていったさまを実にドラマチックに描いています。
    ミラボー伯爵は彼が実行力であった頃から、どうやって世間を、軍を動かしていくのかを彼らに教えていく立場として描かれています。
    単行本2冊分を文庫3分冊にしているのは何とももどかしいところです。
    次の巻をまだかまだかと待つことになりそうです。

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    2011年11月12日
  • カエサルを撃て

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    カエサルに抵抗したガリアの偉大な首長、ウェルキンゲトリクスの話。歴史の敗者側で注目されにくいこの人物にスポットを当てて生き生きと描いている。ときどき出てくる過激な性描写は読者の範囲を狭めてもったいない気が・・

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    2011年11月06日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

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    あまりよく知らない歴史だけに、読むうちにどんどん物語に惹きこまれていく。
    フランス革命の主役、ミラボーにロベスピエール、そして、第三の主役になるのか、デムーランが登場するが、カッコ良くない登場だ。
    次の巻が発売されるのが、楽しみだ。

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    2011年10月30日
  • パリの蜂起 小説フランス革命 2

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    ついに民衆が立ち上がり、フランス革命が始まる。
    この巻はロベスピエールの視点で語られる。
    恐怖政治のロベスピエールもこのときはまだ若かったのね、と思ってしまう。
    経済的な困窮から救ってくれる希望をだんだんとなくし、革命にいたる雰囲気が伝わってくる。
    いつでも革命は、経済的困窮から始まる。それは今でも変わらない。

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    2012年03月03日
  • カエサルを撃て

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    世界史が全然分からないままに読んだ。
    カエサルは名前を聞いたことがある程度。
    ブルータスってのは「ブルータス、お前もか」のブルータスか?と思いつつ読んだがその場面は出て来ず。
    ウィキで調べるとやはりこのブルータスでした。
    カエサルのウィキペディアが面白かった。

    引用↓
    カエサルには「ハゲの女たらし」という異名があり、彼の軍団兵たちも凱旋式の際に「夫たちよ、妻を隠せ。薬缶頭(ハゲ)の女たらしのお通りだ」と叫んだ。

    最悪のあだ名である 笑。

    しかしカエサルは実は凄いおっさんだった。
    (普通は知ってるのでしょうが…)

    またウィキ引用↓
    イタリアの歴史の教科書には「指導者に求められる資質は、

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    2011年10月28日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    前から気になっていたシリーズが文庫化され、迷わず購入。明確な主人公が無く(今のところ)様々な人物の視点から語られる群像劇という感じだが、著者の筆さばきはさすが。

    2巻以降も楽しみ・・・だけど全体で何巻になるんだろう?18巻?

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    2011年10月26日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    ネタバレ

    なるほど、ただ理想を唱えるだけなら綺麗なものだ。そのかわりに無力だ。反対に果敢に行動するならば、人間は汚れざるを得ない。が、それでこそ、初めて世界を動かせる。

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    2011年10月01日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    まだ始まったばかり。
    国民議会が設立されるまでを、ミラボーの視点で描かれている。
    続きが読みたい。

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    2012年03月03日
  • 革命のライオン 小説フランス革命 1

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    フランス革命の予備知識も興味もほとんど無かったにも関わらず手に取ったのは著者への信頼度の高さゆえ。比較的薄かったせいもあり、一気読み。
    早いとこ続きを読みたい。

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    2011年09月28日
  • 日本の1/2革命

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    「小説フランス革命」の佐藤氏と池上氏の対談。フランス革命は、ブルジョアによる前半の革命と、市民による本格的な革命の2段階だったという指摘と、革命における言葉の重要性については目を開かされた。理想を語る言葉に扇動される前半と、その言葉に縛られて自らを滅ぼす後半。
    日本の明治維新、戦後との比較で、日本の革命は前半部分のみの1/2であるという点も面白いが、何より、民主党政権への交代という革命についての語りが面白い。政権交代はひとつの革命といえたが、これも中途半端。経済低迷、財政破綻、政治混乱に続く震災で、日本で後半の革命が発生する可能性があるという。マニュフェストで扇動し政権をとったものの、それに縛

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    2011年09月13日
  • ジャガーになった男

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     支倉常長の遣欧使に加わっていたサムライが、仲間と別れ剣の道を究めんとスペインに残るも、夢は果てしなくその身は南米へ。そして彼はジャガーになったのでした! 『マレーの虎』みたいなニックネームじゃありません。本物のジャガーになります!
     めちゃくちゃな話ですが、突飛な事を気にしないところがとても面白い冒険譚です。

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    2017年08月15日