佐藤賢一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
才覚と熱意が両輪になって、時代背景も手伝いみるみる出世。
それでも師と仰ぐ人に裏切られることもままあり。
見かけほど立派なわけじゃない。
これぞ大人物と思いたい輩が勝手に、思い込むだけだ。つまりは甘えだ。と、自らを反省。
イタリア戦戦では引き際が肝心と、真っ先に和平へと。経験を積むたびに冷静な判断を下していく。
フランス革命も、ナポレオンの側から見ると、王党派と議会派の戯れにしか見えない。つまりは、権力を持つたいという人々のたたかい。
ナポレオンを通して、19世紀前半のヨーロッパを深く理解できる気がするが、今も変わらない世界に生きているのか。
それにしても人間味溢れるナポレオン。筆まめかと -
Posted by ブクログ
表紙のデザインから予想するより面白かった。
中世近世?ヨーロッパ の背景に明るくないので、気後れせずに読めるのか少し心配しつつ、面白く思えたら読書をするのに好きな時代背景が増えていいなぁと期待して読んだ。
主人公の人物像は、現代日本男性なのではないかと思うぐらい、現実よりに思えた。不利な裁判をオセロのように、主人公側に有利に持っていく快進撃はテンポ良く痛快。
途中でもっと時代背景を知りたいと思い、wikiで検索したり、舞台になっていたフランスの協会等を画像検索したり、映画「アンブーリンの姉妹」、ドラマ「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」を観たりして、この本を中心に新たな興味に出会えた事も満 -
Posted by ブクログ
事実は小説より奇なり、とよく言うが。所々、事実の羅列が怒濤のように続く箇所もあったけど、途中、事実関係や人物の繋がりを整理したい所や(なにせ同じ名前のヒトだらけ!)、少し立ち止まって考えたい所や派生事項をググって確認したい所やあったんだけど。とにかく続きが気になって気になって、先に先にと読み進めてしまった。ミステリじゃなくてこういうの、あまり経験ないかも…。
特に面白かったのは、ルイ14世の第3章。鉄道も蒸気機関もない、地理的中央集権化の困難だった時代に、ナショナリズムを高揚させることが意識の中央集権化に繋がる…と本当にルイ14世が考えたかどうかは疑問だけど、結果として花開いたヴェルサイユ文 -
購入済み
面白かった
カトリーヌ・ド・メディシスと言えば黒衣、ノストラダムス始め怪しげな予言者や占星術、サン・バルテルミの虐殺、と陰鬱なイメージが浮かぶけれども、こちらの作品では一人の女性としてのカトリーヌ・ド・メディシスが描かれていて面白かった。
中世王室舞台なので、同じ名前の人物が多いのと、時代が過去と(作中の)現在とがない交ぜになるので、ちょっと混乱仕掛けるので、間をおかずに一気に読んでしまった方が面白いと思います -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、2部構成となっています。第1部はアル・カポネの立志から栄華をカポネの視点で描く。取るに足らない(しかし才はある)貧民街のイタリア系移民が、如何にして、不俱戴天の仇であるアイルランド系移民と闘争し、裏社会に身を投じそして頂点を極めるに至ったか。そして、多くの映画、劇、活字のイメージと異なるありのまま"人間"としての彼が、人々に好まれ羨望の眼差しを向けられるように至ったかが綴られています。
"イタリア人の誼でな" (引用:『カポネ 上』角川文庫、p.149)
"なあ、マーク、この俺も言わせてもらうぜ。「俺のために、いつか力になってくれとな