佐藤賢一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古本で購入。上下巻。
舞台は14世紀、後に「百年戦争」と呼ばれる戦争真っ只中のフランス。
劣勢にある国を救ったブルターニュの貧乏貴族、容貌魁偉の戦の天才にして救国の英雄、ベルトラン・デュ・ゲクランの天衣無縫の一代記。
イギリスとフランスの泥沼の戦争が繰り広げられる世界で、ひとりの喧嘩上手の男が成り上がっていく様は痛快で、単純におもしろい。
日本の歴史小説としては割と(かなり?)ニッチな百年戦争、しかもジャンヌ・ダルクが活躍する末期ではなく初期を扱っているというだけで、歴史好きにはたまらない。
こういう、天から遣わされた(司馬遼太郎風)ような男が閃光のように駆け抜ける歴史物語は、やはりいい。 -
Posted by ブクログ
前作の粛清だらけの物語から呼吸を置くことなく、次は、ついにあの方のギロチンへ至る物語。
最期の最期まで、まったくくそったれな男の・・・
残すところあと2巻。
解説で知ったのだけども、この小説フランス革命が終わっても、ナポレオンの物語が始まっているらしい。
単行本化、文庫化にはまだまだ時間がかかるだろうけども、そちらも楽しみだ。
そろそろまた一巻から読み直してみてもいいかな・・・
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【内容(「BOOK」データベースより)
公安委員会に加入したロベスピエールは、共和国フランスを幸福に導くには徳が必要であり、徳を実行するためには恐怖が不可欠であるとして、いっそ -
Posted by ブクログ
再読。
傭兵ピエール。恋愛、冒険、歴史、戦いこういうエンターテイメント作品好きだな。
ピエールの中には常にいつも運命の人ジャンヌが潜んでいて、ジャンヌを救い、ジャンヌを守り、ジャンヌを励ますことが生きることの意味だった。
好きな人を守る。
仲間を守る。
困っているを助ける。
だから愛される。
途中、ジャンヌと結ばれるまではヤキモキしながら読んでたが、ラストの「傭兵ピエール、まずは会心の笑みだった。」で納得した読み切りでした。
ジャンヌも正義感が強く融通が利かないが純粋な魅力的な女性。
旅籠でひとつの寝台に眠りジャンヌが「わたしは、ただのジャネットです」
…。ピエール!何で!思わずつぶやいち -
Posted by ブクログ
八月の蜂起、九月の虐殺そして翌年一月のルイ16世処刑を経てフランスはどうなったのか?国内はパリで小麦の不足による暴動が発生。パリのサン・キュロットたち労働者、貧民の議会への直接的な圧力は自由経済を信奉する議会主流派ジロンド派を揺るがす。左派ジャコバン派と橋渡しを務めたダントンと袂を分かち敵対、仲間だったデムーリュエ将軍のベルギー戦線での敗戦。さらにジャコバン派の議会召喚に反抗して将軍がクーデター未遂を起こすとその関与を疑われる。地方はもともと保守的で王の処刑にも反対が多かった。突出するパリへの反感から王統派が反乱を起こし西部は大混乱。南部でも穏当なジロンド派が支持される。外交は一時の勝利とベル
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Posted by ブクログ
普段、女性作家の本ばかり読んでいるので、野性味溢れる男性的な展開に慣れず、最初のうちは思い悩んでしまった。
しかし下巻に入ってからは展開が気になって一気に読んだ。
ピエールは粋で情が深い。この人についていけば大丈夫、となんとなく思わせるものがある。それで、男も女もピエールの周りに集まってくる。つい惹かれてしまうのもわかる気がする。
ピエールは最初から最後まで一貫してジャンヌを好きではあるのだが、その途中に何人もの女性が登場し、その度に情をかけてしまう。
でも悪気は全くないし、ジャンヌを傷つけるつもりもない。
後ろ暗いところがないので、許すしかない。
あんな風に生きられるなら楽しいだろうなぁと思