今野敏のレビュー一覧

  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第4作目(2014年4月単行本、2016年8月文庫本)。
    前作から14年経ってからの4作目ということになる。作品の中では3年後の設定みたいで、樋口顕は45歳、氏家譲は43歳、天童隆一は51歳、樋口照美は20歳になっていた。樋口顕は警視庁捜査一課の警部で変わらず、氏家は荻窪署の巡査部長から警視庁生活安全部少年事件課の警部補に栄転していた。天童も警視庁捜査一課の警部から警視で管理官になっていて、照美は高校生だったのが大学3年生だ。捜査一課長の田端守雄は変わらないが警視正になっている。
    今回も殺人事件の捜査と並行して樋口の家族の事件に関わる展開が描かれて、対応

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    2021年08月04日
  • 炎天夢 東京湾臨海署安積班

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    このシリーズもある意味ワンパターンと言えるが毎回面白い。そして読後の清涼感。やはりキャラクターの魅力なのかな。

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    2021年07月31日
  • 警視庁FC

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    ネタバレ

    2021年7月30日
    え〜こんなのあり?
    警察でしょう❗️?
    虚構の世界と現実世界が紛れてくる。
    平凡な楠木が巻き込まれていくのは、私自身が巻き込まれていく感覚。つまり、読者と同じ立場なんだ。楠木は。
    犯罪も殺人も犯人も虚構。
    まずはめでたし、めでたし。 

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    2021年07月31日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第3作目(2000年11月単行本、2005年3月文庫本)。
    このシリーズは事件の犯人を逮捕するのがメインテーマではなく、主人公の樋口が関わる人間関係がテーマのような気がする。警視庁捜査一課の仲間だったり、所轄の捜査員だったり、家族だったり、事件の容疑者だったりと。
    今回は事件に大きく関わってくる捜査二課の警部補で樋口より5歳年上の島崎洋平47歳との関係がテーマだろう。読んでいくうちに前作の年代背景より2年が経っているようで、樋口も警部になっていた。そして変わらず樋口の信頼する相談相手として登場する2才歳下の荻窪署の生活安全課の氏家も40歳になっていた。同

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    2021年07月29日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    ネタバレ

    倉島警部補…公安の仕事に馴染めずに刑事に憧れ。
    兵頭…元プロ野球選手ながら傷害事件が元でヤクザの道に。
    ヴィクトル…元KGBながら明日の生活にも困る貧乏臭いぐらし
    この3人の人間臭さが面白い。倉島シリーズのめり込みそうです

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    2021年07月25日
  • マル暴総監

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    面白かった。総監の抜けている感じというか自分の我がままを貫きながらイマイチ覚悟がないようなところが気になったけど、最後はそれもご愛敬という気分になった。登場人物たちのヤクザじみた軽快なやり取りも好き。楽しく気軽に読めました。

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    2021年07月18日
  • 潮流 東京湾臨海署安積班

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    著者のライフワークというこのシリーズは、やはり安定した面白さがある。
    安積警部補を班長とした安積班の各メンバーがそれぞれ個性を生かし、チームとして事件に当たるのが特徴。
    湾岸署に救急搬送の知らせが入り、そこに事件を予感する異常事態を感じた安積班が行動を開始する。
    毒物で3人が死亡し、湾岸署が過去に扱った事件が浮上する。その事件の犯人に冤罪の疑いも持ちあがるが、安積たちは臆せず、事件の真相を明らかにすべく邁進する。
    捜査一課も乗り出し、安積班との確執も。本庁と所轄との関係、警察という男社会での女性の立場、99%の有罪率を誇る検察のあり方、さらに刑事と番記者との関係、情報漏洩問題、逮捕した時点で犯

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    2021年07月04日
  • マル暴総監

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    マル暴シリーズの第二弾。
    最弱マル暴刑事の甘糟が密命を受け殺しの捜査に奮闘。
    容疑者である謎の白いスーツの男に現場は掻き乱される。その正体は⁉︎
    痛快警察小説。

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    2021年07月01日
  • マル暴総監

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    オーディブルで聴き終えました♪

    面白かった!
    すごく話の展開が面白くて、笑ってしまう。
    ドラマ化して欲しいし、そうなったらキャスティングも勝手に想像が膨らみます。

    甘糟さんみたいな人、お金貯まらないだろうなぁーと失礼ながら思いました。



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    2021年06月21日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    警視庁と神奈川県警との反目を竜崎がどのように捌くか
    心ある人は竜崎とかかわるとみな敬愛するようになるんやな

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    2024年02月12日
  • マル暴総監

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    Audibleにて
    ナレーターの方が秀逸すぎて
    笑った

    こういうヤクザ系?のは読まないけど
    おもしろかった

    甘糟最高(笑)

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    2021年06月04日
  • 殺人ライセンス

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    ネタバレ

    今野敏作品としは珍しい単発ものですが、とても楽しめました。刑事ものをあらかた読み終わってしまったため、本作では久々に捜査本部のヒリヒリする空気感にも触れることができました(田端課長にも久々にお目りかかりました)。

    物語は高校生・キュウと彼のクラスメートの父親である相沢、そして相沢の高校時代の同級生である刑事の丸谷の3人が軸となって進んでいくのですが、この3人の出会いに至る経緯やこれが事件と結びついていく”妙”はさすが今野作品といったところでしょうか、実にうまく演出されているなと思いました。読みながら、おおっ!こうつながるのか、と心の中でちょっぴり叫んでしまいました。

    そして、まさに三者三様

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    2021年06月04日
  • 特殊防諜班 最終特命

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    ネタバレ

    ついにシリーズ完結! 本作の見どころはなんといっても新人類委員会とどのようなかたちで決着がつくのか、二代目夢明斎との戦いは? といったところでしょう。

    前作で登場した戦闘機ハリアーも再登場、今度はその後継機でしょうか、バージョンアップされたと思しき機種が登場。パイロットは前作で撃墜される瞬間に脱出し一命をとりとめたウルブリヒト。

    芳賀一族はといえば、舎念が家族を三瓶山に呼び寄せる展開、恵理は高校を退学し息子夫婦も松江市内の自宅と職を捨て、まさに最終決戦の雰囲気が盛り上がります。

    そして真田自身も一時は特命調査員としての職を失いかけ、ハリアーとどう対峙するのか、お約束の自衛隊を指揮下に置く

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    2021年06月01日
  • 特殊防諜班 凶星降臨

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾。新人類委員会の黒幕であるルドルフヘスが登場、前作の解説であっとおどろく敵が登場というようなことが書いてありましたが、彼のことだったのですね。前作でシュトルムが死んでシリーズにおけるステージ2へ突入といったところですね。

    私、世界史をまったく勉強していないもので、この人物の存在は存じ上げませんでしたが、Wikiなどを拝見すると替え玉説といったものもあったようで、本作の内容とオーバーラップする部分もありそうで、どこまでが史実でどこから先がフィクションなのか区別がつかなくなりそうです。

    本作ではザミルが新人類委員会にとらわれヘスと対面するところからはじまります。ザミル危うしと思い

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    2021年05月22日
  • 任侠浴場

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     阿岐本雄蔵、日村誠司、健一、テツ、稔、真吉の6人衆、そして坂本香苗ちゃん。ご存知、今野敏さんの任侠○○シリーズ。出版社、高校、病院に続くのは浴場(銭湯)。文庫本で再読です。2021.2発行。

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    2021年05月20日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    警視庁強行犯係 樋口顕シリーズ。シリーズ4作目ということを読み始めてから知りましたが、問題はなかったです。
    樋口は、家族の事や刑事としての悩みや葛藤もあり、親近感のある人間味のある刑事だと感じました。
    アドバイザーとして捜査本部に参加する、女性キャリアの小泉さんもいい感じ!!
    さらさらと読みやすく、先も気になり夜中に読み始めて、気がついたら朝方4時でした…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)楽しめました。

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    2021年05月10日
  • 任侠浴場

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    簡単に上手くいくなぁ

    任侠シリーズのラストは、もうお決まりのハッピーエンドって分かってるんだけど、今回は割とアッサリ片が付いて、何だか簡単だったな、という印象です。

    そして、主人公で代貸の日村さんは、毎回苦労性だなと思うけど、今回は特に「ちょっと力抜け!」って笑いたくなるくらい苦労性でした(о´∀`о)オヤジの反動かね(笑)

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    2021年05月08日
  • 任侠浴場

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    まずは掃除から。
    できていない自分に、喝を入れたい…

    今回もきれいにまとまって、楽しく終わった。
    銭湯は小さい頃よく行っていたから、本当に懐かしかった。
    銭湯の匂いが好きなんだよなぁー

    道後温泉、みんなで行けてよかったんじゃないかな。
    ヤクザだろうと、やっぱり息抜きは必要。親分の言う通り、メリハリが大切!

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    2021年05月03日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

    ネタバレ 購入済み

    色シリーズ4作目は、「緑の調査ファイル」。
    STの紅一点、結城緑がメインの物語です。
    人並外れた聴覚を持つ翠が、クラシックと言う音の世界で起きた事件の解決に挑みます。
    いつもはヒステリックで、わがままな印象の翠でしたが、今作では大人感を漂わせた素敵な女性に描かれていてある意味新鮮でした。
    他にも、菊川がクラシック鑑賞が趣味で、同じ趣味を持つ青山と意気投合するとか、菊川と翠がちょっと良い感じとか、赤城、山吹、黒崎が今回全く蚊帳の外だった事など、物語意外にも面白い場面が多くて楽しめました。
    色シリーズは、次作で終了の様ですが、その先の展開にも期待が膨らんで、今後ST達がどう活躍するのかと

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    2021年04月22日
  • 渋谷署強行犯係 虎の尾

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    前作から時間が経過している設定なのか、竜門も辰巳も年齢を重ねた設定になっています。シリーズ4作目(最終?)。竜門の師匠が上京し、渋谷の宮下公園でおきた事件の犯人を追う展開。

    怨恨から武道の腕に覚えがある人物が公園にたむろする若者を襲撃する、それを竜門が止めるという展開はデジャブのようでもあり、もはや様式美といえるようでもあり…。

    ただ、本作においては竜門の師匠である大城の登場でマンネリ感を多少は打破しているといえるでしょう。また本シリーズを通じて著者の武道に対する知識が惜しげもなく披瀝されており、興味のある読者には好印象なのでしょう。私の場合は残念ながらそういった方面への興味がなく、今野敏

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    2021年04月14日