今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2020年(発出2018年) 430ページ
大森署長・竜崎伸也、最後の事件です。
今回の事件、今までの事件に比べると盛り上がりに欠けます。サイバー犯罪という性質上、はっきりと目に見えるものではないためか、地味な感じでした。非行少年の暴行殺害事件も、目に見えないものに怯えている、その恐怖感がいまいち伝わらなかった。正直、最初の方が珍しく退屈に感じました。
しかし、今作は、竜崎伸也と大森署員たちのお別れシーンが最大の山場なんです。
ちょっと涙が出そうになったんだけど、誰よりも感傷的になっていたはずの竜崎があまりにも淡々としていたので、結局涙は出なかった……
さあ、神奈川県警が竜崎を待っています。
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Posted by ブクログ
『警視庁捜査1課強行犯係・樋口顕』シリーズ第6弾。
世田谷区の住宅街で投資ファンド会社社長・相沢が刺殺された。
特装本部に現れた、東京地検特捜部・灰谷と荒木。
灰谷と荒木は、野党の衆議院議員・秋葉を政治資金規正法違反容疑で内偵中だった。
秋葉は、刺殺された相沢とは大学時代からの友人であり、殺害現場付近の防犯カメラには秋葉の秘書・亀田が映っていた…
それらの事実だけを理由に灰谷は、亀田の身柄を拘束…
樋口は、証拠不充分を主張するも、灰谷は独断で逮捕に踏み切ってしまう…
東京地検特捜部の傲慢さには虫唾が走る。
こんな捜査のあり方でいいのか…
検察がここまで暴走していいのか…
理由が自分の点数稼ぎだったとは…
それでひとひとりの人生が無茶苦茶になっていたかもしれないと思うと…
上司である高杉検事正がまともな人間でよかった。自らの責任の取り方、潔さにはほっとさせられた。
特捜本部継続を間髪いれずに決めた斎藤副総監の決断力にも感服した。
検事や刑事部長に振り回されてきただけに…
樋口は相変わらず、周りから信頼されているにもかかわらず、自己肯定感は低い。
それが樋口のよさであり、周りから信頼される理由なんだろう。
『樋口顕』シリーズは安定の面白さ。
前半は少し展開が遅かったが…
もう少し早く、防犯カメラの分析、声紋分析に至らなかったのだろうか…
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
あるコンサートの目玉であった高価なストラディバリウスが盗まれ、その操作にST班が駆り出されることになった。
チームの紅一点、結城翠の様子がいつもと違うことが気になる百合根だったが、捜査に進展が見られないまま、殺人事件が起こってしまい———。
【感想】
STシリーズ、久々だったのでタイトルにある色の意味も忘れていました(^^;;
チームのメンバーの名前に色の文字が入っているんですね。
殺人事件から始まらないのも新鮮、楽器が題材というのも新鮮でした。
が、今野敏さんの文章は、軽くなく、かといって重すぎもせず、やはり読みやすいので、あっという間にその世界に入り込めます。
しばらくミステリ系以外の本を中心に読んでいたので、久々のミステリとして読むのにも、ちょうど良い厚さとストーリーでした。
今野敏さんの作品をこれから読むという方の入門編としてもこのシリーズはいいと思います。