西澤保彦のレビュー一覧
-
超能力を題材とした本格ミステリ。
超能力なのに本格って言っていいのか知りませんが、そういう風に言われているし、実際読んでもそんな感じ。
コメディ的でもあり、非常に下らないけと、楽しく読める作品。Posted by ブクログ -
SF的設定に目を奪われがちだが、実際には見事な論理展開によるミステリであることがわかる。
それでいて、SFにもミステリにも留まらないところがこの作品のすごいところ。Posted by ブクログ -
「チョーモンイン」シリーズの中でも、これは異色なんじゃないかな。
こういう話は大好き!
「チョーモンイン」は五つ星を付けるほどの深さがないんだけど、これは深い。
不思議さ加減が程よくて、ミステリー加減も程よくて。
こういう本に出合うと、この本に合うために本を読み続けてるんだと思う。Posted by ブクログ -
シリーズキャラ夢の共演。いつもの西澤節(いろんな意味で)が堪能できるので、文庫書き下ろしということもあってお得に楽しめた。Posted by ブクログ
-
主人公にひどく親近感がわいて仕方ない作品だった。前半だけでもう自分には忘れられない作品。これまで物語に触れてきて、親近感を覚えたキャラはいくつか存在するが、その中でもトップ3に入るレベル。
さらには、主人公の嗜好が自分と似ているだけでなく、真相まで自分の嗜好ど真ん中だった。
もう好きと言わざるをえ...続きを読むPosted by ブクログ -
まさにやられた!って感じ。
斜め上だった。まさか…だとは…。最初から騙されてたわけかぁ…w
矛盾みたいなとこはあるけど、それも含めて、個人的にはあり!良い感じに騙された!Posted by ブクログ -
期待が高かっただけにもう一つ惜しいというのが正直な感想。
登場人物の背景や能力の説明にページが割かれすぎな感もあり、事件に本格的に足を踏み入れるのが少し遅い。
解決編は意外性こそ大きいのだが納得かと言われると微妙。たぶん、被害者は全くの勘違いで401号室に入った、つまり直接的には登場人物らとは結局な...続きを読むPosted by ブクログ -
思ってたよりはグロくない感じだった。
終盤にはなんとなく動機がわかってしまったけど、最後の驚愕の事実までは気付けなかった。タイトルはそういうことだったのか…という感じ。面白かった。Posted by ブクログ -
文句なしの星5つ。R-18の文字とタイトル、表紙に惹かれて購入。やり場のない苛立ちや怒りを上手く書き切っていると思う。犯行シーンもリアルで、なおかつグロテスク。ただ、主人公の最後の代償はあまりに大きかった。Posted by ブクログ
-
伏線の妙から、パズラーとしても最高だが、何と言っても、動機の馬鹿らしさ(爆笑必至)と奇妙な場面設定。このナンセンスさがツボにはまった。強烈なオリジナリティ。ただ叙述トリックは蛇足か。Posted by ブクログ