あらすじ
夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。じつは殺害時刻に別の場所でショパンを弾いていた!?――四十年前の事件の手がかりは、それを題材として書かれたミステリー小説のみ。担当作家から原稿を預かった編集者の響季智香子は、新米ピアニストの妹の協力を得て超絶推理に挑む。天然姉妹の会話と推理が光るシリーズ第一弾。
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Posted by ブクログ
パズラー(小説中に書かれた全ての事象が謎解きに関わる推理小説)は大変爽快感があるものの、変な事象に着目して考察することで簡単に真相にたどり着けるという弱点があると思っています。たとえばTVドラマの相棒とかでは、何故このシーンがあるのだろう?と考えるとすぐに事件の真相が分かりますよね。
本作品では、それを小説家志望の人の作品を読ませるという趣向で上手く回避し、最後に「でも、そうだったのか」と爽快感を与えてくれました。
仕掛けは単純だったけど面白かったー。
Posted by ブクログ
ショパンが好きなので、タイトルに引かれて購入。
古結麻里の小説を実際に読んでいるような感覚が面白かったです。
真相も想像していたものとは違い、驚きました。
Posted by ブクログ
いささか強引な設定もあるが、N氏の音楽物推理小節よりは入りこめたような気がする。音楽ネタはそれほどなく、ほんの味付け程度。もっとマニアックなネタがくると思っていたが、そうではなかったのがむしろよかったのか(音楽ネタを推理小節でもとめてもしょうがないか・・)。登場人物の氏名がなぜこんなにひねてあるのか?という疑問が残った。どうでも良いが。
Posted by ブクログ
★3以上4未満
色々と推理しながら読んでいたけど、
全く予想をしていない展開だった。
だけど、なんかいまいち自信を持って面白かった!
と言えないもやっとした読後感…