西澤保彦のレビュー一覧
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最後にダブルの正体が奏絵だとわかるところで全て持っていかれた。またこの気分にさせられるとは。
凌辱シーンは読みたくなくなるような描写だけれども、それでも惹き寄せられる読み応え。
奏絵はきっと鳴沢を大切な仲間だと思っていただろうに、下らない妄執でこの結末は悲しいし切ない。Posted by ブクログ -
前作まで読んで期待高めで読んだがまたまた面白かった!
親のエゴは意のない悪であり、けれでも結果として最悪を生むということを物語を通してひしひし感じた。
タックとタカチの関係もまた素敵で読んでいてドキドキする。Posted by ブクログ -
SF小説であり本格ミステリでもあり、よくバランスが取れている作品だった。
読んでいくうちにこっちまでジャクリーンを段々好きになっていく!
退屈しないで終始楽しい。Posted by ブクログ -
面白い!
前回読んだ7回死んだ男に続いての2冊目だったが、どっちも面白かった!
予知夢と言うのが今までに読んだ事ない設定で頭の中でぐるぐる混乱する感じが良かった。
もう一人、予知夢を見る人が居たなんて!
最初の方は人物の名前と設定を覚えるのが難しくて苦労した。
別荘見取り図は不要な気もした。Posted by ブクログ -
現実には起こらない設定が前提となるが、そのなかで論理的に話を組み立てているため意外と違和感なく読み進められる。殺人の犯人は?地震の時の真相は?この人格転移装置の目的は?など様々な謎が徐々に解かれていき楽しい驚きを感じられる。ラストのハッピーエンドも気持ちいい。Posted by ブクログ
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SFミステリ。少し複雑だが、図もついているので理解はしやすい。真面目に考えたのだがわからず、真相には驚かされたので大満足。盲点を突いてくる感じがたまらない。ラストもとても良かった。好みの作風なので、この作者は是非とも読み進めなければ。Posted by ブクログ
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ミステリーを楽しみたい、という人にオススメかなと思います。
どんでん返しと分かっていながらでも楽しめますよ。
ただ有名な作者の作品が集まってるので、本格ミステリーが好きな人には既読の内容はいくつかあるかもしれません。
個人的には法月綸太郎さんの作品がいい意味でも悪い意味でも印象的でした。Posted by ブクログ -
高校1年生の本大好きの日柳永美とB級映画大好きの柚木崎渓の変わり者ペアが、身の周りの謎を安楽椅子的に解いていくミステリー。ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」というちょっとした言葉から思いもかけない真相を明らかにするというミステリーのことが出てくるが、この連作短編集もそんな感じ。実際に調査して確認はし...続きを読むPosted by ブクログ