【感想・ネタバレ】殺意の集う夜のレビュー

あらすじ

嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー! (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

作者の西澤保彦氏がご逝去されたとニュースを見て、これは一冊追悼読書をと選んだのがこちら。

あとがきでご本人が書かれている通り、若かったから書けた「青春の書」という表現がピッタリだった。
ハチャメチャだしてんこ盛りだし、バッタバッタ人が死ぬし、みんなキャラ濃いし大変なことになっているんだけど、それがとても楽しい。

正直、最後の一行のどんでん返しは後半なんとなく気付いていたけれど、それを抜きにしてもたくさんの伏線がミステリーとしての満足感がある。

なにより赤ん坊爺さんやパンチ妻っていう呼び名にしちゃうところが大好き。

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2025年11月22日

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とある夜の別荘に殺意が集ってしまう、、、というお話(?)。

何故か連鎖的に殺人が発生してしまい、決してやっていない殺人を自ら解明しようとしてさらなる事件が発生し、また別の場所の別の事件もあり、収束していくが謎が残り、最後にわぁっ、となった。

最後までなんだか変だぞと思いながら読み進め、最後の最後でどかぁんと見事にそう思い込まされていたことを知り、そういうことだったかぁ、となった。

そんな記述はなかったか、と確認のためにももう一度読み返してみないとなと思いました。

こういうどんでん返し作品、好きだわぁ。


ということで、再読。

さーっとそういう記述は確かになかったことを確認。それと同時に散らされていた伏線と、しょっぱなから思いこまされていたことを痛感。鮮やかな叙述トリック(?)でありましたなぁ。

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2025年10月04日

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ネタバレ

いやはや………
面白いッッ!!!!!!
伏線に伏線を広げて全て回収していく、
どんでん返される艶やかな流れに思わず笑みが溢れる…

舞台が待ったなしミステリ大好きシチュに加え、
キャラクターの感情や思考のリアルさ&
まさかの出だしから皆死んでいるという有り様。
めちゃくちゃ面白そうすぎる。
そして別の場所で起きているもう一つの事件…
警察が警察としてあるまじき事をしたきっかけで、自ら更なる混沌に身を投じていく…
どちらも続きが気になりすぎる展開なんだよなぁッッ

個人的には、最初から最後まで
点が線になっていく過程を楽しんで読破できた。
久々にミステリの面白さを実感して、
どんでん返しや突拍子もない設定は
やはり醍醐味だなぁと膝を打つのであった…
西澤保彦先生の作品を他にも読んでみたい!!!と感じる面白さなのであった!





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2025年05月16日

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めっちゃおもしろかった!
進め方も丁寧に登場人物が説明しながら進んでいくので、ミステリー系で、ん?どゆこと?ってなる事が多い私でも納得しながらサクサク読めました!
展開もバンバン変わるしドサドサ殺人起きるし、最後まで気になって気になって仕方ない!って焦りながら読み終わりました笑
読み終わりたくない!って初めて思った本でした!!

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2025年05月13日

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ネタバレ

まさにやられた!って感じ。

斜め上だった。まさか…だとは…。最初から騙されてたわけかぁ…w

矛盾みたいなとこはあるけど、それも含めて、個人的にはあり!良い感じに騙された!

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2013年09月15日

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伏線の妙から、パズラーとしても最高だが、何と言っても、動機の馬鹿らしさ(爆笑必至)と奇妙な場面設定。このナンセンスさがツボにはまった。強烈なオリジナリティ。ただ叙述トリックは蛇足か。

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2011年09月23日

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ネタバレ

好きなんです。西澤先生のこういう作品も好きなんです。

どんでん返しに、伏線、物語の展開、満足いくものなんですが、なぜか腑に落ちない。設定によって登場人物が都合よく踊らされてる感じがする。設定設定しすぎてるとこに、このもやもや感があるのだろうか。

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2011年06月11日

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ネタバレ

とにかくテンポが良い作品。そんなにバタバタ連続して死んでいくのかって突っ込みたくなるくらいに勢いよく死んでいく被害者たち。色んな事件の関係者たちが集まって最後に色々明かされるのは面白いな~。最後のオチも良かった。

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2025年11月24日

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土砂崩れにより孤島と化した別荘で万里が過剰防衛?により6人を殺害。だが、友達の園子の死体を見つけるが園子は殺してない。
犯人が犯人を探すミステリー。
ユーモラスな語り口だが内容は残虐。
途中に挟まれる別の連続殺人の真相と交わってなるほど!
不穏な登場人物たちと万里の正体で、かなり力技ではあるが面白さが勝る1冊。

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2025年11月05日

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嵐の夜に、偶然が必然か、とある山の中のペンションに集まった主人公たち。
そこで、不運に不運が重なって、主人公は6人を殺してしまった!そして、部屋に戻ると、一緒に来た友達が死んでいる!コレだけはマジで知らない!
と言うことは、自分が殺した6人の中に友達を殺した犯人がいるはず!ソイツに全部押し付けるために犯人を見つけなければ!という物語。
最後の大どんでん返しに思わず「なんじゃそりゃ!」となってしまったが、非常に面白かった。
巻末の解説では、「ちょっと無理があるかもしれないが、それも含めて作者の味として楽しめる」とある。
私もそう思う。
綿密なトリックが練られた本格派推理小説と言うよりかはエンタメ推理小説として非常に楽しめた。

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2025年09月20日

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最後の一行で、え???となった。

読んでいる途中で何度も何度も前のページを確認しながら読まないといけないくらい、とんでもない数の伏線が張り巡らされている。

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2025年09月15日

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七つの死体が横たわる嵐の山荘。そのうち六人を自らの手で殺してしまった主人公・マリは、唯一自分が関与していない一人の死について、“真犯人”を推理しはじめる――自身の罪を着せるために。
本作は、ブラックユーモアと緻密なロジック、そして人間の滑稽さが絶妙に絡み合った、非常にユニークなミステリ作品です。

物語は、山荘での事件を追うマリと、別のホステス殺害事件を捜査する刑事・三諸という二人の視点が交互に描かれます。個別に進行するはずの事件が、奇妙なかたちで交差し、登場人物同士の接点が浮かび上がっていく。二つの事件を眺めていく事で、数多の謎が複雑に絡み合った事件の全貌を、まるでパズルのピースを一つずつはめていくように、徐々に明らかになっていく過程が楽しめました。全編に渡って伏線が張り巡らされている緻密な構成は、ロジック重視のミステリファンにも深い満足感を与えると思います。
更には、こうした緻密な構成が、恐ろしく雑な殺人と動機に繋がっていくギャップも面白かったです。ただ、人によっては、殺人の動機や展開があまりに突飛で、荒唐無稽な点は、評価が分かれる所でしょう。

ミステリの形式を一度壊し、ユーモアと毒気をまぶして再構築したような本作は、王道の推理小説とは一線を画した変則的な傑作。常識的な推理小説に物足りなさを感じている方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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2025年07月10日

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ネタバレ

サクサク読める読みやすい一冊でした。

登場人物達の描き方が特徴的で、実際にいたらイラッとするだろうな、と思うくらいリアルな描写に驚きました。
冒頭の場面から、なぜそこに至ったのかの経緯もまるでコメディのようで途中で読んでいるのがミステリーだと忘れてしまうほど。

最後の一文で男!?!?となるくらい騙されてしまいました。張られていた伏線をもう一度読み返したいくらいです。

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2025年06月17日

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ネタバレ

久方ぶりに読んだミステリ本。
Youtubeで紹介されていたので読みました。
最初から人が死んでた。
死ぬのもあっけないけど、ありえそうな死に方でもあるかも。
思い込みでどんな人なのかを考えていたので最後に性別がわかったのでかなり驚いた。
わかった後に最初のページとか読み返したな。

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2025年04月10日

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ネタバレ

面白かった。
なるほどね。
視点が二人いるので、時系列が少しわかりにくかった。

警官がマンションの部屋に進むところで、こいつヤベー奴じゃんと思ってたらヤベー奴だった。
みんな犯人なので死んでもあんま心が痛まない。友達も殺す気で来てるわけだし。
性別トリックはちょっとズルいかな。
いつも女装してるってこと?

身長とかで分かれば良かったな。

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2025年03月31日

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ちょうどツイッターであらすじがバズったのを見て、そういや積読のままだったなと思い手に取った作品。
最初から積んだ状況だったのはめっちゃ笑った。なんでこんなことになんのよ(笑)中盤でようやくそのシーンが出てきたときも思いっきり笑った。最悪なピタゴラスイッチが起こってる(笑)
バカミスと自嘲しているけど、私は結構はまりました。
世の中にはいろんな変態がいるもんだなー。

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2024年08月05日

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ネタバレ

これはなかなか面白かったと思うんです。
テンポがよくて一日で一気読みでしたもの。
最後の一行には驚き!
ただ「愛すべきバカミス」という称号は合っているような気がします。そしてこういうのが好きなんだなあ。

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2016年06月14日

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よくもまぁ、たくさんの変わった嗜好の殺人鬼を集めたなという印象。
殺人犯に自分が行っていない殺人はだれが行ったのかを推理させることに物語の主題を置いていると思わせておいて。
最後の最後に叙述トリックをぶちこんでくるという。
お見事

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2014年12月07日

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ネタバレ

なじ■

自分が殺した6人の分の罪をおっ被せる為に
友人を殺した犯人を推理しよう!という状況設定が
とても面白かったです。
5人も6人も死んじゃってるんですが、
描写のお陰で楽しく(と言っては何ですが)読み進められました。

あと最終的に主要登場人物全員が
変態やら殺人鬼やらだったということが判明するので、
ラストを見た時はこう言ってしまうのもあれですが
ハイ一件落着ー!!と手を打ってしまいました。

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2014年01月31日

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うっわーもう、なにこの疾走感。

ジェットコースタームービーもかくや、という大胆な連続スプラッタ!
あ、でも、この作品の真骨頂はここにはない。
スプラッタは数ページでさくっと終わるのでご安心を。
(あ、だからといってソフトな作品でもないのでご注意を)

そうして、私のようなひねくれ者にはたいへん嬉しい、
これでもかの伏線攻撃と、
目の前に並べられた伏線は伏線でもないくらいのダイナミックなオチが最後にどん!
と、控えておりますよ。

スプラッタよし、凝った構成よし、オチよし、と、
3点完璧に決まった、子供には決して勧めてはイケナイ良書でございます。ちゃんちゃん。

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2012年04月14日

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ネタバレ

台風の中、山荘に泊まる羽目になってしまった万理と園子。同じく台風を凌ぐため山荘に集った怪しい6人の面々。その夜、あることから万理は襲われ、不可抗力で6人を次々殺してしまう。そして気付けば園子も何者かに殺されていた。園子は誰に殺されたのか。万理は自身の殺人の罪を着せるため、園子殺しの犯人を捜し始める。

単純な面白さなら星4つのレベルではない。が、一語一句すべてが伏線であり、全く無駄な描写を消したミステリーへのこだわりっぷりに感動した!詰め込みすぎてごちゃごちゃ感はあるが、このやり方がバシッと決まった時、究極に面白い作品ができる気がする。

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2011年10月27日

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最終ページのどんでん返しは、ちょっと無理がないかなあ。
それがなくても、設定は突拍子もないですし、
終盤で驚かされることは多いので、
つまらないことは決してないのですが。

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2009年10月04日

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ちょっと無茶な設定なんじゃない?と思いつつも、ばたばたと不可抗力にも死んでいく人たちが面白かった。
本格派を求めてる人には合わないかもしれないけど、私はこれくらいの範囲ならおっけーだと思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『七回死んだ男』の作者さん。
人が死ぬシーンは笑っちゃうくらいサクサク。命めちゃ軽い。バタバタ死んでいくし、どれも無茶苦茶な死に方。オノぶん回してきたりとか。怖。
殺された人たちは、全員が何かしらの異常者。「殺意の集う」ってそういうことか、と。

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嵐の夜、その別荘で何が起こったか!!
真実は、最終ページで明かされる。奇才が仕掛けた連続死の謎!

嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー!!

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

どんどん疾走感が増していって最後に近づけば近づくほどページを捲る手が止まらない〜というような作品でした。まず設定に驚き、ふたつのお話がどう絡み合っていくのかドキドキしながら読み進め、なんと〜?!バンっ!という感じで幕を引き「お口あんぐり」状態で終わりました。また一から読んだら違う見方ができるかな。わたしは楽しんで読めました。

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2024年10月16日

購入済み

饒舌な語り手

西澤先生の作品に類型的な語り手が本書でも登場します。
このタイプのナレーターを好きになれるかどうかが楽しめるか否かの分水嶺なので『試し読み』を強く推奨します。

#シュール #ドロドロ #ダーク

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2021年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サスペンスと本格ミステリをぐちゃぐちゃに詰め込んだ西澤作品。
20年前の作品とは思えないほど、雰囲気が冷徹で、展開がぶっ飛んでいる。これでキャラクターがもっと独創的ならメフィスト賞作品のよう。
どの作品もそうだが、設定が非現実的なのにロジカルに探偵していく骨格は読んでいて飽きない。
ただ今作は、登場人物の誰しもが最後まで全体を紐解けずに終わるという点で少しもったいなかった。そこに至った上での心理や結末の描きっぷりも、著者の読みどころであると思うので。
3

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2016年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきにもあるように「品」はない。
ツッコミどころはたくさんありますが…
面白い展開だと感じたのも事実。

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2015年03月07日

Posted by ブクログ

次々と人が死んでいき、二つの事件が絡み合う。2人の犯人がもう一つの事件の犯人を捜す。

いろいろとミスリードがあり、最後読み終わったときに、全てのパズルがはまる。真相が分かったうえで読み直しても、伏線は少し弱いかも。

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2014年07月13日

Posted by ブクログ

最初の感想と言われれば、やはりあの主人公の友達です。
こんな友人いらね~というのがくると思います。
が、よく計算して動いてるな、という関心もあります。

最後の最後では、がっくりくると言いましょうか
完全にきれいさっぱりだまされました。
さすが文章。
さすがミステリー。

殺した憶えのない友人を殺したのは、一体誰なのか。
その人物に自分の罪もおっかぶせようと
必死に考えを巡らしていくのが
人間追い詰められたらすごいな、と。
むしろまぁ、色々な意味でこれほどの偶然もないかと。

むしろ最後の一文により、すべてが分かったというか
という事は…という、別の驚きも出てきます。
それを踏まえて振り返れば、すごいです、まったく。

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2010年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件の経過と主人公の真実に絶句した。お茶を口に含んでいたら間違いなく本が水浸しになっていただろうくらいには。

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2011年07月21日

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