西澤保彦のレビュー一覧
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連作短編ミステリ
姿かたちは公務員だけど、神様型の名探偵
腕貫さんに推理のヒントをもらって登場人物が謎を解いたり、腕貫さんが真相を推理して物語が終わったり、色々
読後感も色々
モヤッとしたり、ゾクッとしたり、ニヤッとしたり
腕貫さんは基本的に人間味のないキャラクターなんだけど、最終話で登場人物と会話をするシーンがあって、そこが意外ポイントで好きです
本当に他愛のない世間話のような会話なんだけど、なんか良かったなぁ
収録作では『恋よりほかに死するものなし』が一番好き
西澤作品といえば珍名さん……は慣れたんだけど、地名まで難読地名にするのはやめてー!(笑
またはフリガナをずっとつけておい -
Posted by ブクログ
ネタバレもちろん、
タイムリープもタイムトラベルもしたことはない。
だが、今回は意図せず、
シリーズものの途中、「黒の貴婦人」を先に読んでしまったため、
最初から読む派にとっては、ちょっとしたタイムトラベル。
匠千晶シリーズと呼ばれるこのシリーズの第一作。
だいぶ、匠千晶ことタックの印象が違う。
「黒の貴婦人」ではその貴婦人でもあるタカチこと高瀬千穂に振り回されて、
影が薄い感じがしているのに対して、
この第一作ではかなり積極的に前面に出ている感じ。
たぶん、シリーズが進むにつれて、
キャラクターがだいぶこなれていったと予測する。
ボアン先輩とウサコと四人で仲良く飲んでいる場面もまだ無いし。
シリ -
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ネタバレ書架で見かけて。
人に勧められた本を読むのも楽しいが、
自分の勘だけで選んだ本を読むのも楽しい。
とくに今回は「あたり」だった。
短編集だとはわかっていたが、
最初のお話が面白かったので、
同じ登場人物の作品集だったのも嬉しかった。
ただ、その登場人物たちがシリーズ化されているとは知らずに、
随分、後の作品を読んでしまったのはちょっと残念。
見てはいけない未来をのぞいてしまったので。
どのお話も面白かった。
迫力満点の美人のタカチが口説かれるシーンとか、
女の子たちが合宿する話とか。
主人公たちが、
うだうだ宅飲みする大学生たちのお話だからかも。
さあ、楽しいシリーズの始まりだ。 -
Posted by ブクログ
昔からの因縁の関係の由布子に誘われ、由布子の姪の真歩と3人で超格安な事故物件でルームシェアを始める事になった初音。事故が起こった部屋にはワープロが残されていたが、真歩が文字を入力してみると21年前に殺された男性からの返信が!成り行きで3人は21年前の事件の謎を解く事になる。全体に百合要素が漂っているがエロはほぼなしだし聞き込みでの無駄話が思わぬ要素に繋がったり、皆で飲み食いしながら推論を重ねる展開はロジカルで安心の西澤さん。解決編の入りがやや性急に思ったけど漂う黒さを納得させられてしまう技は流石の一言だ。最近の西澤作品の中では人に勧めやすいと思ったけどこれ位の百合要素でも無理な人は無理かなぁ。
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ネタバレ真相「だけ」なら予想はしやすい
一人だけ転移せずに死んだ人がいる→死んだ人と生き残った人で入れ違いが起きていても気付かれないパターンがある(英語の発音・理解度などから)→意外性のある結末を考えるなら、綾子の人格が生きていてアランが死んでいるパターンだな……と
んで実際にその通りだったんだけど、そこだけが解ったからなんだっつー話なのよね
真の真相に至るまでのいくつもの論理とか、そういった部分を全部含めて楽しめた
綾子が転移後の自分の体とジャクリーンを間違えて殺してしまう過程とか大好き、シンプルでわかりやすく綺麗な推論
読み始めたころは「こんな人数で人格転移が起きつつの連続殺人とか、絶対にご -
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人格が入れ替わるという実験施設に大地震の際に逃げ込んだ6人の間で起こる連続殺人事件。
SFミステリー兼叙述トリックとして有名な作品。
設定が絶妙すぎて、読んでる最中にところどころ設定確認しながら没頭してしまった。SFって何でもあり感があるので、あまり好きではなかったけど、最初に設定をしっかりさせておいてから、ロジックで勝負するものは大歓迎!(例として挙げるなら漫画HUNTER×HUNTERのグリードアイランドみたいな感じかな?)
次々と人格転移が起こる中、狂気と化した殺人者が襲ってくる!映画CUBEバリに興奮しました!徹夜レベルの面白さでした!
ただ終盤のトリックと動機がぶっ飛び過ぎてて、若干 -
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昔はビールといえばヱビスじゃなきゃ、とか生意気云ってる20代だったけれどすっかり黒ラベル派です。そうするとぎっしり詰まった冷蔵庫開けても黄金色の光、とはならないのか……黒バックのゴールドスターがずらりと並んでるのも壮観だとは思うけど、でもロング缶詰め込むならきっと寝かすよね。そうするとヱビスだとしてもそんなに黄金色になるのか?
試してみようかなえへへ←
はい、少し遡ってレヴュです。
所謂『nine mile walk』をこれでもか、と長編にしたような作品。とはいえ現地で49本もヱビス呑んでるんだから全然安楽椅子探偵してないけど。
そのあたり酩酊探偵シリーズの、ある意味御挨拶 -
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ネタバレ――
酩酊探偵シリーズもここまできました。
なんだか人生見てる感じがしてきて感慨深いですよ僕は…
それぞれの形、というのを持っていると、シリーズでも何でも飽きずにしっかり読めるものです。
同じような、って飽きる場合もあるんだろうけど。
中心にテーマを置いて、その周辺をぐるぐると、回っているのがひとってもので。
それを書き切るってことはきっとないんだろうな。
特筆すべきはやはり表題作の「悪魔を憐れむ」。
これまで一貫しているメインテーマが、そのまま殺人者となったかのような犯人像にぞっとする。
或いは探偵と殺人者との差は、それを暴く側と行う側、というだけの差でしかないとい