西澤保彦のレビュー一覧

  • 仔羊たちの聖夜

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    『彼女が死んだ夜』と同系統。
    ストーリー性があって読みやすい、とか油断しているとブラックな真相にやられる。

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    2009年10月12日
  • スコッチ・ゲーム

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    タカチの原点であり、シリーズ全体の転機でもある。
    他人との距離感とか関係性とか、考えれば考えるほどエゴに陥っていく気がする。

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    2009年10月04日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    ボアン先輩大活躍。祐輔って書かれると普通に格好良くて別人っぽい。
    重すぎもせず、飛躍しすぎもせず、正統派のミステリとして読める短編集。

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    2009年10月04日
  • 黒の貴婦人

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    このシリーズのキャラに興味がある人は読むべき。
    タック&タカチが他人の目にどう映っているのかがわかる。
    この二人に対して、でなければイメージに合わないカップルに不快感を覚える気持ちにも共感できてしまった。

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    2009年10月04日
  • 方舟(はこぶね)は冬の国へ

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    職安で声をかけられて引き受けた仕事は
    『家族』を演じるという、奇妙なもの。
    初対面の状態で、果たしてどこまで要求された『家族』を
    演じていけるものなのか…。

    ちらりと出てきた小話が、ここまで生きるとは…と
    ちょっと違う意味で驚きましたが、更にその性格に…w
    ここまでくれば、いっそ見事としか言いようのないその性格。
    分かりやすい小物はよく出てきますが
    更にこれは分かりやすいかとw

    話の内容はといえば、1話1話区切って読めて楽です。
    1話ずつ小さな謎が存在して、それを考えているのも
    ちょっと楽しかったです。

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    2009年10月07日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    これもまた短編集。
    表題の話が一番長かったですが…すごかったです。
    何がすごいって、その自分勝手さというか楽観的思考というか…。
    こんなのが近くにいたら、遠慮したいものがありますね〜。

    個人的にしてみたいのは一番最後の話ですが…。
    無駄遣いもいい所ではないだろうか? と言われれば
    そんな気もしますが、これはこれで夢ですねw

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    2009年10月07日
  • スコッチ・ゲーム

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    【大学3年の冬】

    (タカチタックシリーズ)
    彼女の彼女の死
    愛憎 かもしれない
    美女の過去
    この美女を実写にすると誰だろう。

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    2009年10月04日
  • 黒の貴婦人

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    丸1冊と思ったら、中は短編。
    酒飲み4人組の、出ている分では一番新しい話、です。
    大学時代のものあり、卒業してからのありで
    非常に読みやすく、面白かったです。

    今まで読んでいる分の、合間合間の話なので
    あの後何があったのか、何をしていたのかが分かったりで
    ちょっと楽しくはありました。
    あの後はやっぱりこういう展開なのか〜と予想通りもありましたし
    何してるの? と聴きたくなるような状態も…w

    『白の貴婦人』の旦那様をちょっと知りたいです。

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    2009年10月07日
  • 仔羊たちの聖夜

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    いつのもメンバー4人のうち3人が初めて出合ったクリスマスイブ。
    その時に起こった自殺から一年後、ふとした事で思い出された
    クリスマスプレゼント。
    ひとつだけ多いクリスマスプレゼントは、自殺者の物ではないかと
    届けに行っただけだったのに…。

    配達を引き受けただけだというのに、これほどまで色々と出てくるとは…。
    推理物なので、きっと些細な事が事件にからんでくるはず! と
    読み進め、目星をつけたのはいいのですが、どう使われるか
    さっぱり分からず…相変わらずです(笑)
    今回もかちっとパズルがはまるように、全てが解決していきます。

    最後、ちょっと可哀想です。

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    2009年10月07日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    薦めてくれた人曰く、これから読み始めるといいかも、との事。
    通常がどういう感じなのかは分かりませんが
    これは短編集になっています。
    時間軸が色々なので、学生だったり社会人だったり。
    他のも読みたくなってくる内容になっています。

    最後にあった書き下ろしのおまけには
    ものすごく笑ってしまいました。
    罠にかかったといえば、その一言で終わってしまうのですが
    最後の最後にある一文は、想像するだけでも可笑しいです。
    4人揃って、手に布を持ち、あちらこちら拭いたのでしょうか?w

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    2009年10月07日
  • ファンタズム

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    継哉は、リサを殺した。
    ほとんど会話を交わした事が無い彼女を殺したのだ。
    継哉は、彼女の家の玄関で彼女をスパナで殴り、用意しておいたロープで彼女の首を絞めて殺した。
    警察は、通報を受け駆けつけた。凶器のスパナとロープは、放置してありそのスパナには、指紋がたくさん残っていた。口には、四文字の漢字の紙が残されてた。捜査を開始した警察は、理沙子の周辺を探ったが継哉まで辿りつけずにいた。
    半年たった頃・・。メグが殺された。
    市内で一人暮らしをしていた彼女は、果物ナイフでメッタ刺しにされていた。果物ナイフには、指紋がたくさん残っており、口には理沙子の事件の記事が入っていた。そして、また一人・・

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    2009年10月07日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    やった、よかった、気分ソーカイ。

    外れ無しの作家さん。
    はじめて手に取った「解体諸因」から、本当にソンケーし、かつ偏愛している作家の一人、
    西澤保彦さんの人気シリーズ。
    これもまたまた表紙だけ見ると軽い感じで、いや実際にかなり軽やかなんだけど、
    通しで読むと裏にもうひとつ、いやまたひとつ、隠されたパラレルストーリーが
    (そうしてこれはエラク暗い)あって、多重空間のストーリーにぐるんぐるん振り回される快感。
    まるでパズルみたいにぴしっとはまる快感は、七回死んだ男と同レベルの出来じゃないですか?

    言葉だけで本当に、ジェットコースターに乗ったみたいにぐるぐるバーチャルな
    浮遊感を与えられる作家は

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    2009年10月04日
  • 黒の貴婦人

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    あとがきで作者も書いていますが、今までのシリーズの埋め的エピソードな話が嬉しかったです。こういうのがあって彼らの時間がつながっていくっていうのは好きです。ウサコ視点の話が多かったのも嬉しい。結局それぞれの事件のホントのホントの真相っていうのは出てこないんですよね。でもひとつひとつの可能性をつぶしていって論理のぶつけ合いから導かれていく最終的な真実(の仮説)にはどれもうならされます。
    今まであまりタカチが好きになれなかったのですが今作を読んで少し見方が変わりました。

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    2009年12月31日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ第八弾。


    今回の作品群はメインキャストがほとんど登場しない異色の作り。

    というのも事件の当事者の目を通して語られているから。

    その分、幾分生々しく感じられて新鮮さを増している。

    個人的には緩い感じのメインキャストが見てみたいかもw

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    2009年10月04日
  • 殺意の集う夜

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    最終ページのどんでん返しは、ちょっと無理がないかなあ。
    それがなくても、設定は突拍子もないですし、
    終盤で驚かされることは多いので、
    つまらないことは決してないのですが。

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    2009年10月04日
  • 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2008/6/7~6/29
    神麻嗣子シリーズ番外編。奈蔵渉の不気味なキャラ設定が秀逸。西澤作品のキーでもある母子問題もとりあげられていて、チョーモンインシリーズの鍵を握る作品のようだ。奈蔵渉がシリーズ最終回でどのように絡んでくるのか今から楽しみである。l

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    2010年04月03日
  • 夏の夜会

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    祖母の葬儀の為、久し振りに帰省した「おれ」は同級生の結婚式に出席した。

    同じテーブルに着いた5人はみな小学校からの同窓生で、久々の再開を祝して、場を変え、飲みなおす事に。

    思い出を語る彼らの記憶から、30年前の担任教諭の殺害事件が話題に挙がり……。


    記憶の持つアヤフヤさと想像で補う恐さ。

    心の奥底にある真実が明かされた時、「おれ」は何を思うのか?

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    2009年10月04日
  • ストレート・チェイサー

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    酒場で名も知らぬ二人の女性と意気投合し、トリプル交換殺人を約束させられた主人公。

    酒に酔った彼女は、その対象に上司のウェインを指名する。

    翌日、彼の自宅で他殺体が発見された!!

    完全な密室状態の中、果たしてトリプル交換殺人は実行されたのか?

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    2009年10月04日
  • ナイフが町に降ってくる

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    何かに疑問を持つと近くの人間一人を巻き込み、時間停止する癖を持つ主人公。


    止まった時間の中で、巻き込まれた少女と共にナイフの突き立った死体の謎を解く。

    不条理且ロジックな西澤マジック、開演!!

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    2009年10月04日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    シリーズものとは知らずにここから読み始めてしまいました。それでもちゃんと面白かったです。テンポとキャラクターがよいなぁ。タカチは色々ずるいなあと思いました。

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    2009年12月31日