西澤保彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつのもメンバー4人のうち3人が初めて出合ったクリスマスイブ。
その時に起こった自殺から一年後、ふとした事で思い出された
クリスマスプレゼント。
ひとつだけ多いクリスマスプレゼントは、自殺者の物ではないかと
届けに行っただけだったのに…。
配達を引き受けただけだというのに、これほどまで色々と出てくるとは…。
推理物なので、きっと些細な事が事件にからんでくるはず! と
読み進め、目星をつけたのはいいのですが、どう使われるか
さっぱり分からず…相変わらずです(笑)
今回もかちっとパズルがはまるように、全てが解決していきます。
最後、ちょっと可哀想です。 -
Posted by ブクログ
継哉は、リサを殺した。
ほとんど会話を交わした事が無い彼女を殺したのだ。
継哉は、彼女の家の玄関で彼女をスパナで殴り、用意しておいたロープで彼女の首を絞めて殺した。
警察は、通報を受け駆けつけた。凶器のスパナとロープは、放置してありそのスパナには、指紋がたくさん残っていた。口には、四文字の漢字の紙が残されてた。捜査を開始した警察は、理沙子の周辺を探ったが継哉まで辿りつけずにいた。
半年たった頃・・。メグが殺された。
市内で一人暮らしをしていた彼女は、果物ナイフでメッタ刺しにされていた。果物ナイフには、指紋がたくさん残っており、口には理沙子の事件の記事が入っていた。そして、また一人・・ -
Posted by ブクログ
やった、よかった、気分ソーカイ。
外れ無しの作家さん。
はじめて手に取った「解体諸因」から、本当にソンケーし、かつ偏愛している作家の一人、
西澤保彦さんの人気シリーズ。
これもまたまた表紙だけ見ると軽い感じで、いや実際にかなり軽やかなんだけど、
通しで読むと裏にもうひとつ、いやまたひとつ、隠されたパラレルストーリーが
(そうしてこれはエラク暗い)あって、多重空間のストーリーにぐるんぐるん振り回される快感。
まるでパズルみたいにぴしっとはまる快感は、七回死んだ男と同レベルの出来じゃないですか?
言葉だけで本当に、ジェットコースターに乗ったみたいにぐるぐるバーチャルな
浮遊感を与えられる作家は