西澤保彦のレビュー一覧

  • 走馬灯交差点

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    西澤保彦さんらしい人格入れ替わりミステリ。人物関係も無駄に複雑。読んでいくとどんどん繋がっていく感じは面白いけど、そこまでが長い。
    結局、誰が誰を殺したんだ?という感じではあるが、まぁ楽しめた。人に勧められるかというと難しい。

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    2024年09月16日
  • こぼれおちる刻の汀

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    SFの遠未来パートと現代のパートが交互に描かれているが、このどちらも両立させる力技に感服した。
    物語として、娯楽として様々な趣向が凝らされていて面白い。二つの要素も無理なく両立できている。ただ、その力技が過ぎるクライマックスはさすがに無理があるのでは。

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    2024年08月07日
  • 逢魔が刻 腕貫探偵リブート

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    女子大生が中心な短編。

    腕貫探偵、脇役というよりも、添え物登場でした。
    初っ端から出ていませんし、次は女子大生自体が
    脇役というか、背景にちらっといる程度。
    3話に至っては、名前がちらり。
    これはなかなかどころでなく、すごい内容でした。
    ダイナマイトの入手方法を知りたい…w

    そして最後のミステリー小説相談、にて
    ようやく腕貫さん登場。
    の前に、女子大生もかなり登場w
    いやでも最後もなかなかに凄い話でした。
    さすが、というべき視点。
    固定観念、捨てないと前に進みません。

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    2024年08月05日
  • スリーピング事故物件

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    ネタバレ

    事故物件にルームシェアする事になった3人の女。一室に置かれたワープロに1人が触ると21年前に殺された男と交信がとれた。曰く見知らぬ女に殺された。3人は過去の殺人事件の謎に迫る。

    大前提はファンタジー。あと百合描写が強くてびっくり。因縁てそういう…からの執着的なやり取り。あらすじだけだと分からないから苦手な人は注意。

    情報収集がサクサク進むのはテンポ良いけどリアルじゃないよなと思ってたけどこれもまた運命とかそういう系の話??って読み終わって感じた。

    微妙に名前覚えづらかったかも。
    動機はめちゃくちゃ利己的で身勝手だし因果応報で終わるしスッキリはしない…かな?

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    2024年06月12日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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    読み終わって解説で異邦人fusionの改題作品と知った。昔読んだはずなのに全く覚えてなかった。著者お得意の同性愛を主軸にした物語。発売から20年以上経っているので当時より世の中は大分変わって同性愛に対する世間の風も大分変わったなあと思った。タイムスリップを絡めた話はわかるようで、わからなかった。

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    2024年06月09日
  • 麦酒の家の冒険

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    ビール浸け大学生の「ウミガメのスープ」的な。ダラダラグダグダな雰囲気が好ましいw
    BGMは「すごい男の唄」で。

    著者初読みでした。
    シリーズの2作目だったのか。またやっちまった...?

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    2024年05月31日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
    6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。

    綾辻行人『再生』
    ★★☆☆☆
    ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。

    有栖川有栖『書く機械』
    ★★☆☆☆
    ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。

    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
    ★☆☆☆☆
    何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。

    貫井徳郎『蝶番の問題』
    ★★★★☆
    クローズ

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    2024年05月14日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    カバー変えで目についたので買ってみた

    ふんふんそれで?って感じで
    なんも考えずに読んでみた
    なんで約束のネバーランドみたいなことになってんのかな?
    って考えるくらいはしたけど
    まぁ読めばわかるか〜って
    途中で考えるのやめて
    つらつらと読み終わってしまった

    …いや確かにこれは騙された
    騙されたんだけど
    え…??
    …え???
    って眉間にしわ寄せて
    聞き直しちゃうみたいな
    なんだかそんな感じ

    腑に落ちないわけでもなく…
    荒唐無稽すぎwwwって呆れるでもなく…
    たぶん好みと合わないんだと思う

    誰かにオススメすることはないけど
    ちゃんと最後まで読んだ
    星はギリギリ3つ

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    2024年03月06日
  • 必然という名の偶然

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    ネタバレ

    短編集だった。腕貫シリーズを全く知らずに読んでたので、全くバイアスなしで。

    1つ1つの短編は濃度の違いはあれ、おもしろかった。時間をいじった叙述トリックとか。

    必然という名の偶然…。あくまで短編を束ねてるに過ぎず、全体を貫くテーマという訳では無いと思うんだけど、本のタイトルにした以上、なんらかの必然性がほしい。すべてが偶然の上に成り立つ事件だったことは間違いない。だけど、それが「必然という名」という言葉で括れるんだろうか?と考えると、ちょっと違う気もする。むしろ「偶然という名の偶然」というか。もちろん事件の背景にはなんの理由もきっかけもないということはありえないから、何かしらの必然はあった

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    2023年11月06日
  • 方舟は冬の国へ

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    ★わたしたちはこうして、同じ方舟の中にいる(p.260)
    ■五つのメモ
    ・破格の報酬で、自分たちの「別荘」で一か月感、架空の家族を演じることになった男、女、少女の三人。

    ・別荘には盗聴器と監視カメラが非常にたくさんしかけられている。こういうシチュエーションの常として当然ながら監視者と依頼者は同一人物ないしは同一組織やろうけどいったいなにをしたいのか。

    ・最初は謎だらけ。目的も場所も、誰が仕組んでいるのかも、西澤保彦さんということで読み始めただけて先入知識がないのでこの著者でよくある超能力や魔法がある世界なのかそうでないのか、ミステリなのかSFなのかサスペンスなのかファンタジーなのかすらわか

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    2023年10月03日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

    sfチックなミステリ。
    登場人物が少年かと思いきや実は老人で、客観の意見が主観になりうるのか(少年だ少年だと言われ続けたら五感で自分を少年だと認識するのか)の実験をしてた施設の人たちの話。
    設定がちょっとなという感じだったけど登場人物の推理とかなかなか面白かった。

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    2023年09月29日
  • 腕貫探偵

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    何十年ぶりに聞いたよ!腕貫って言葉を 殺人事件に盗難、鬱病の原因まで、
    あっという間に解決する謎多き男

    サクサク読めるが、ドロドロした
    ミステリーが好みの人には物足りないかも 

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    2026年03月15日
  • 人格転移の殺人

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    SFと本格ミステリを組み合わせるという離れ業を見事にやってのけた。
    法則に沿って人格を入れ替える施設で起きる殺人事件、その犯人の正体とは。もう少し大きな展開があるのかと身構えていたが思っていたより小さくまとまっていた。そこだけ不満点だが、話の構成や流れなどはとても面白い。

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    2023年09月01日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    酷い二日酔いのあと、手には見知らぬバッグと大金、そして美青年が現れる。
    軽い気持ちで楽しめるライトなミステリである。一夜限りのドラマという点も魅力で本作を手堅くまとめている。

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    2023年08月19日
  • スリーピング事故物件

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    ネタバレ

    初音はひょんなことから因縁かつ親友のような腐れ縁のような相手のユウに格安のハウスシェアを提案される。それも二人だけでなく、ユウの姪の大学生の真歩との三人で。しかしその部屋は、ユウの友人に紹介された曰く付きの物件、事故物件だった。知人の叔父がかつてその部屋で殺害され、その部屋に残された電源の入らないワープロを動かそうとすると一人でに元に戻っているらしい。好奇心から触れてみるとなぜか真歩だけ電源が入れられ、文章を入力してみるとそこには勝手に返事が浮かび上がる。それは、かつて死んだ叔父と名乗った。

    西澤さんにしては珍しくグロくもエグくもなくストレートに人間関係が絡み合うミステリ。いや珍しくはないか

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    2023年06月23日
  • ストレート・チェイサー

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    再読だけど、内容は全く覚えてなかった。ところどころ違和感がある記述があったが、最後に納得。
    終わり方は綺麗。

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    2023年05月27日
  • 解体諸因

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    後にSFや推理合戦などのトリッキーな作品で人気を得る西澤保彦氏のデビュー作です。 解体、つまりはバラバラ殺人事件に焦点を当てた短編集になっています。 
     いやぁデビュー作でこのテーマの短編集って渋すぎない? そしてバラバラだった短編さえも伏線として最後の章に繋がっていく様は見事。

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    2023年05月13日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    ネタバレ

    安槻大学のあの4人が大人になって登場!!
    匠千暁シリーズの短編集です。高校教師になったボアン先輩や結婚したウサコなど4人の将来に触れられるのが嬉しい。
    そして一番の謎はなぜかこれだけ祥伝社文庫だ。

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    2023年05月13日
  • スコッチ・ゲーム

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    ネタバレ

    「 酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた。」二つの事件で同じアリバイを主張する重要参考人の謎、高校時代のタカチが辿った悲運。二年後、タクチが述べる真相とは・・・。

    シリーズ5作品目。タカチの高校時代の話ですね。今までの酩酊推理合戦から一転、青春小説のような苦みのあるストーリーに仕上がってます。

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    2023年05月13日
  • 仔羊たちの聖夜

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    ネタバレ

    タックとタカチが初めて会った去年のクリスマスイブ、ボアン先輩に振り回されるまま行われたプレゼント交換、一人の女性が身を投げたその日から一年後に再び身を投げたのは僕らの友人だった。

     クリスマスイブの日に起こった3つの身投げの真相を今回はタカチメインで探求していく。前作は酒を交えたかなり軽いミステリーだったのに対して、本作は家族関係の醜さをタカチの過去にも触れながら解き進める非常に重いミステリーになっている。ボアン先輩とウサコには常に笑っていてほしいものである。時候を意識したけどクリスマスに読むような本じゃなかったね、甘いケーキでも相殺できないくらいビターな結末なので。

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    2023年05月13日