西澤保彦のレビュー一覧

  • 必然という名の偶然

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    ネタバレ

    短編集だった。腕貫シリーズを全く知らずに読んでたので、全くバイアスなしで。

    1つ1つの短編は濃度の違いはあれ、おもしろかった。時間をいじった叙述トリックとか。

    必然という名の偶然…。あくまで短編を束ねてるに過ぎず、全体を貫くテーマという訳では無いと思うんだけど、本のタイトルにした以上、なんらかの必然性がほしい。すべてが偶然の上に成り立つ事件だったことは間違いない。だけど、それが「必然という名」という言葉で括れるんだろうか?と考えると、ちょっと違う気もする。むしろ「偶然という名の偶然」というか。もちろん事件の背景にはなんの理由もきっかけもないということはありえないから、何かしらの必然はあった

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    2023年11月06日
  • 方舟は冬の国へ

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    ★わたしたちはこうして、同じ方舟の中にいる(p.260)
    ■五つのメモ
    ・破格の報酬で、自分たちの「別荘」で一か月感、架空の家族を演じることになった男、女、少女の三人。

    ・別荘には盗聴器と監視カメラが非常にたくさんしかけられている。こういうシチュエーションの常として当然ながら監視者と依頼者は同一人物ないしは同一組織やろうけどいったいなにをしたいのか。

    ・最初は謎だらけ。目的も場所も、誰が仕組んでいるのかも、西澤保彦さんということで読み始めただけて先入知識がないのでこの著者でよくある超能力や魔法がある世界なのかそうでないのか、ミステリなのかSFなのかサスペンスなのかファンタジーなのかすらわか

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    2023年10月03日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

    sfチックなミステリ。
    登場人物が少年かと思いきや実は老人で、客観の意見が主観になりうるのか(少年だ少年だと言われ続けたら五感で自分を少年だと認識するのか)の実験をしてた施設の人たちの話。
    設定がちょっとなという感じだったけど登場人物の推理とかなかなか面白かった。

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    2023年09月29日
  • 人格転移の殺人

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    SFと本格ミステリを組み合わせるという離れ業を見事にやってのけた。
    法則に沿って人格を入れ替える施設で起きる殺人事件、その犯人の正体とは。もう少し大きな展開があるのかと身構えていたが思っていたより小さくまとまっていた。そこだけ不満点だが、話の構成や流れなどはとても面白い。

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    2023年09月01日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    神のロジック..?
    児童書向けの文体。帯の[確かに今こそ再評価されて然るべき]の所以は読解できなかった。こういう種のものが増えた今、の意味だろうか。

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    2023年08月27日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    酷い二日酔いのあと、手には見知らぬバッグと大金、そして美青年が現れる。
    軽い気持ちで楽しめるライトなミステリである。一夜限りのドラマという点も魅力で本作を手堅くまとめている。

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    2023年08月19日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    これは一体何を読んでるんだと、約束のネバーランドみたいなイメージを持ちつつ、正直ちょっと途中でやめようかとも思った。手がかりがあるにはあるんだけど、よくわからなさ過ぎた。いろいろ起こってくのに何もわからない、そして最後の最後に来るんだが、おーなるほどな……とまあまあ納得。好き嫌いは特になく、凄いなと思った。考えてると、腑に落ちない部分もあって、ちょっと強引なのかな。

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    2023年07月16日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    物語の最初からところどころに散りばめられた伏線。最後のネタバラシで全てが繋がるのですが、特殊な世界観・設定を受け入れることができなければ「腑に落ちる」とはならない。好き嫌い分かれる作品だと思います。

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    2023年07月10日
  • スリーピング事故物件

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    ネタバレ

    初音はひょんなことから因縁かつ親友のような腐れ縁のような相手のユウに格安のハウスシェアを提案される。それも二人だけでなく、ユウの姪の大学生の真歩との三人で。しかしその部屋は、ユウの友人に紹介された曰く付きの物件、事故物件だった。知人の叔父がかつてその部屋で殺害され、その部屋に残された電源の入らないワープロを動かそうとすると一人でに元に戻っているらしい。好奇心から触れてみるとなぜか真歩だけ電源が入れられ、文章を入力してみるとそこには勝手に返事が浮かび上がる。それは、かつて死んだ叔父と名乗った。

    西澤さんにしては珍しくグロくもエグくもなくストレートに人間関係が絡み合うミステリ。いや珍しくはないか

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    2023年06月23日
  • ストレート・チェイサー

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    再読だけど、内容は全く覚えてなかった。ところどころ違和感がある記述があったが、最後に納得。
    終わり方は綺麗。

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    2023年05月27日
  • 解体諸因

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    後にSFや推理合戦などのトリッキーな作品で人気を得る西澤保彦氏のデビュー作です。 解体、つまりはバラバラ殺人事件に焦点を当てた短編集になっています。 
     いやぁデビュー作でこのテーマの短編集って渋すぎない? そしてバラバラだった短編さえも伏線として最後の章に繋がっていく様は見事。

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    2023年05月13日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    安槻大学のあの4人が大人になって登場!!
    匠千暁シリーズの短編集です。高校教師になったボアン先輩や結婚したウサコなど4人の将来に触れられるのが嬉しい。
    そして一番の謎はなぜかこれだけ祥伝社文庫だ。

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    2023年05月13日
  • スコッチ・ゲーム

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    ネタバレ

    「 酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた。」二つの事件で同じアリバイを主張する重要参考人の謎、高校時代のタカチが辿った悲運。二年後、タクチが述べる真相とは・・・。

    シリーズ5作品目。タカチの高校時代の話ですね。今までの酩酊推理合戦から一転、青春小説のような苦みのあるストーリーに仕上がってます。

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    2023年05月13日
  • 仔羊たちの聖夜

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    ネタバレ

    タックとタカチが初めて会った去年のクリスマスイブ、ボアン先輩に振り回されるまま行われたプレゼント交換、一人の女性が身を投げたその日から一年後に再び身を投げたのは僕らの友人だった。

     クリスマスイブの日に起こった3つの身投げの真相を今回はタカチメインで探求していく。前作は酒を交えたかなり軽いミステリーだったのに対して、本作は家族関係の醜さをタカチの過去にも触れながら解き進める非常に重いミステリーになっている。ボアン先輩とウサコには常に笑っていてほしいものである。時候を意識したけどクリスマスに読むような本じゃなかったね、甘いケーキでも相殺できないくらいビターな結末なので。

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    2023年05月13日
  • 幽霊たち

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    主人公の横江継実は特殊な能力を持っていた、幽霊が視え、声を聴くことができるのだ。 ある日まったく知らない事件の事情聴取を受けることになる、容疑者の男から指名を受けてしまったらしいが横江は何の身に覚えがない。 しかし過去の記憶と目の前にいる従妹の幽霊が何かを握ってる気がする・・・、現在と過去、現世と黄泉が交わる超絶ミステリ。

     西澤×幽霊でSF的な作品を想起した方も多いかもしれませんが、今作は主人公含めた一般人に事件を解決させる推理合戦よりの作品ですね。 幽霊の要素はあくまで主人公に付属する副次的なものです。 
     本作を読んで多くの方が抱きそうな感想は「分かりづらっ」でしょうね。 名前、家系図

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    2023年05月13日
  • 腕貫探偵、残業中

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    腕貫さんの所には食事の時も非番の時も相談が舞い込む、シリーズ第二作。 

    腕貫さんも宛ら、ユリエちゃんのキャラが良かった。 クオリティも申し分なし。

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    2023年05月13日
  • 腕貫探偵

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    市民サーヴィス課臨時出張所櫃洗市一般苦情係、腕貫をしたその男に寄せられるのは些細な悩みから殺人事件まで様々。 パイプ椅子に座った探偵が概要だけで事件解決!?

     役所勤めの腕貫男が冷静井に事件を解決してゆく短編集、シリーズ第一作。 短編集としてはかなり良かったです。

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    2023年05月13日
  • パズラー 謎と論理のエンタテインメント

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    色々な趣向を取り入れ、ロジックに趣きをおいた6編からなるミステリ短編集。
    「蓮華の花」「時計じかけの小鳥」「アリバイ・ジ・アンバビレンス」の3編は面白かったけどそれ以外がちょっとイマイチだったかな

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    2023年04月28日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    ⚪︎短編集
    ▪️再生 綾辻行人
     ★★☆☆☆
     ホラー>ミステリー

    ▪️書く機械 有栖川有栖
     ★★★☆☆
     世にも奇妙な物語のような空気感

    ▪️アリバイ•ジ•アンビバレンス 西澤保彦
     ★☆☆☆☆
     文体や展開がラノベ感があって合わなかった

    ▪️蝶番の問題 貫井徳郎
     ★★★☆☆
     探偵役のキャラクターが好感が持てる

    ▪️カニバリズム小論 法月倫太郎
     ★★★★☆
     グロ寄りの描写もあるが、まさにどんでん返しの面白さ

    ▪️藤枝邸の完全なる密室 東川篤哉
     ★★☆☆☆
     コメディ寄り

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    2023年04月26日
  • 逢魔が刻 腕貫探偵リブート

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    腕貫探偵シリーズ。とはいえ今回はスピンオフに近い。腕貫探偵が出てくるのは最後の短編のみ。他は他の登場人物がメインであったり傍観者で終わる。
    作品そのものはバラエティに富んでいて面白い。最後は一捻りある所も良い。

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    2023年04月21日