西澤保彦のレビュー一覧

  • 身代わり

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    引きこもりから立ち直ったように見えた後輩が、一緒に飲んだその日に女性を襲って死んでしまった。それと同じ頃合いに、女子高生が警察官と一緒に殺される事件も発生。その二つの事件がどうつながって行くのか。。。

    シリーズ物のちょうど中間の話だったようで、主要の人物たちの背景が分かり難かったのが残念。大学生たちによる、酒飲みのグダグダ話を楽しめれば面白く読める作品なのかなと思う。

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    2015年01月24日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    状況証拠だけで事件の真相を語っていくパターンがだんだん物足りなくなってきました。犯人の自白も取り入れてすっきり納得したいなあ。まあそれだと腕貫探偵じゃなくなるけどね。最後のエピソードの締め括りは良かったです。ユリエさんとだーりんの仲はいつまでもこうあって欲しい。

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    2015年01月14日
  • 腕貫探偵、残業中

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    「市民サーヴィス臨時出張所」で、市民の相談に乗る腕貫着用の男。明晰な推理力を持つ彼のもとへは、業務時間外も不可思議な出来事が持ち込まれる。レストランに押し入った強盗の本当の目的は?撮った覚えのない、想い人とのツーショット写真が見つかった?女教師が生前に引き出した五千万円の行方は?“腕貫男”のグルメなプライベートにも迫る連作ミステリ6編。

    シリーズ2作目。
    抜群のよみやすさ。
    「流血ロミオ」と「人生、いろいろ」が好き。

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    2015年01月11日
  • 赤い糸の呻き

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    いろいろな殺人事件にまつわる短編集。表題作は捻りがあって面白かったが、残りは可もなく不可もなくという感じ。
    西澤保彦というと「7回死んだ男」の記憶しかなかったが、
    「なつこ、孤島に囚われ」の著者と思い出し、癖のある登場人物が多い理由がわかった気がした 笑。

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    2014年12月07日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    う~ん。
    「七回死んだ男」よりはだいぶ落ちるな。
    SF的発想の中にミステリーが有るから、説明的文章が多くなるのはある程度止むを得ないけど、これは長すぎ!
    ほぼ半分が主人公の特異体質であるテレポーテーションの説明に費やされているし、肝心の殺人事件も前設定が多すぎ。
    結果、著者の持ち味であるとぼけたストーリー展開がチョットしかない。
    これ以上長くしてもダレるだろうし難しいところ。
    「欠陥のあるテレポーテーション」がこの話のキモなんだから、もう少し簡潔に説明出来なかったかな~。
    残念!

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    2014年11月20日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    連作短編ミステリー。
    日常の謎に分類されると思うが、テーマは「老い」。やや重め。

    『迷いゴミ』謎の依頼の意味は?
    『戻る黄昏』駐車場を借りる理由は?結末はびっくり。
    『その日、最後に見た顔は』過去の事故に関する推測。女性ならではの心理ですね。
    『幸福の外側』妻の外出の理由は?
    『卒業』ミステリー要素は少な目。恋愛観。
    『夢は枯れ野をかけめぐる』前五話、特に直前の話が大きな伏線に。

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    2014年11月20日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    凝ってるのかも知れませんが、あまりよい方向に作用せず、作者のひとりよがりのように感じます。
    腕貫探偵シリーズらしさも少しだけで、これじゃあ次作があっても読まないなあ。

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    2014年11月18日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    ネタバレ

    腕貫探偵が市役所を飛び出していろいろな所に出没します。
    安楽椅子探偵だから仕方ないとは思うけど、
    途中からちょっと無理があるのではと感じました。

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    2014年11月02日
  • 幻視時代

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    数年前に死んだ同級生が写真に写ってる?
    パズルを解くような感覚で推理は進む。高校時代から遡りストーリーが展開する。
    オチもアクロバティックさは無く本格で良く出来ていた。

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    2014年11月02日
  • ナイフが町に降ってくる

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    ネタバレ

    コメディチックなSFミステリー。
    有り得ない設定だと、犯人・犯行手段・動機などを推理するのが刺激的で楽しいですね。

    以下ネタバレ。
    被害者に刺さっていたナイフに血痕が付着していないという条件から、犯人と犯行手段の予想ができました。

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    2014年10月24日
  • 幻視時代

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    1人の高校生の出来心がやがて悲劇を引き起こしていく・・。冒頭の心霊写真からサスペンスの予感がして、ハラハラしながら読みました。面白かったですが、肝心の心霊写真の正体は拍子抜け。白洲先生、回りくどいよ・・・。それと、文章中に「その時はまだ気付かなかった」的な表現が割と出てくるのが気になりました。

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    2014年10月13日
  • 狂う

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    あることをきっかけに猟奇的な連続殺人事件を犯す犯人が主人公です。概ね主人公視点で物語は進行します。殺しの描写がグロいです。注意しましょう。殺しをはじめる動機が薄いように思えてモヤモヤしますが、タイトル通り狂っているなら理解できない動機でも良いのかもしれません。オチがわりと良かったです。

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    2014年08月14日
  • 黄金色の祈り

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    ミステリと思って読み始めたけど何だ?青春小説?
    いくら若いからって自己中すぎて不愉快。勘違いを気付けない鈍感さにあこがれる気持ちはわからなくもない。

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    2014年08月03日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    腕貫探偵シリーズの短編4作品。
    4月4日に配達に行くと必ず鳩が高層マンションに激突死するのを目撃し人が死んでしまう宅配便員などの相談に答える腕貫探偵。
    ミステリの動機は勘違い。無理はあるが筋は通る。西澤保彦らしいアクロバティックはあまり無いが面白かった。腕貫探偵は初期の頃に比べると愛想が出て来た気がする。

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    2014年07月23日
  • 殺意の集う夜

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    次々と人が死んでいき、二つの事件が絡み合う。2人の犯人がもう一つの事件の犯人を捜す。

    いろいろとミスリードがあり、最後読み終わったときに、全てのパズルがはまる。真相が分かったうえで読み直しても、伏線は少し弱いかも。

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    2014年07月13日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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     意外性に重きを置きすぎていて「ハ、ハァ」ってなる。
     このシリーズ、黒後家蜘蛛の会みたいになるのかな。それはそれで楽しみだけど。

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    2014年06月18日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    普通に面白かった。 西澤保彦らしいクロさとユーモアがあり良かった。 事件の様相と主人公の記憶、なかなか飽きさせないのもいい。

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    2014年05月31日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    今回の主人公・ミツヲがマザコンでシスコンで頼りなさ過ぎて一切記述に信頼がおけないのだけど、やはり嫌いになれないなあ…。
    しかし標葉さんの人生は相当可哀想。
    クロフォード先生と茅野先生はその後仲良くやってるんだろうか。

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    2014年05月27日
  • 腕貫探偵、残業中

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    腕貫探偵、第二弾。
    「体験の後」強盗が押し入ったレストランで人質になっている腕貫さん…状況が面白い。
    「雪の中の、ひとりとふたり」腕貫さんにアタックをしかける食いしん坊女子大生登場。
    「夢の通い路」記憶にない想い人との写真。実に西澤さんだなあ。
    「青い空が落ちる」これは予想できた。そうだね、趣味ってそういうものですよね。
    「流血ロミオ」腕貫さんがだーりんとか呼ばれていて衝撃を受ける。
    「人生、いろいろ。」この話の主人公、なんか嫌いになれない。二股かけてて殺人を企ててるのになんか、嫌いじゃない。人生いろいろ、ま、こんなこともあるよね、と色々受け入れちゃうのって、なんかすごいしなんかダメで、嫌いじ

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    2014年05月22日
  • 麦酒の家の冒険

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    ネタバレ

    安楽椅子探偵もの。
    タック・タカチのシリーズ二作目。
    「麦酒の家」の謎をひたすら考え続けます。
    タイトルの「冒険」はあくまで頭の中でのことみたい。
    仮説を立てては崩す展開は面白いが、約300ページも続くと、さすがに長すぎた気も…

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    2014年05月03日