西澤保彦のレビュー一覧

  • 彼女はもういない

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    ネタバレ

    話が進むにつれて、鳴沢の正体が少しずつ見えてきて面白くなってくるのですが、なぜ彼が狂気的な行動に走ったのか、その動機がどうも弱い気がしました。
    また、最後のところで城田刑事が想像力を働かせながら鳴沢を追い詰めますが、ややご都合主義的な気がしました。
    上記の他にもひっかかるところはありましたが、最後まで一気読みで楽しめたのは確かです。

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    2014年03月22日
  • 複製症候群

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    この物語の面白いところはコピー人間も自分がオリジナルだと思っているところです。
    政府からコピーは処分するという通達が来てから様子が怪しくなっていきます。閉鎖された空間の中、誰がコピーで誰がオリジナルかも分からず、一人、また一人と仲間が死んで行く展開は緊張感があって面白かったです。
    全体的にムラがあるので完成度はイマイチですが、最後まで一気読みさせるだけの魅力はあると思います。

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    2014年03月08日
  • 麦酒の家の冒険

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    典型的な安楽椅子探偵もので、奇妙な山荘をテーマに主人公たちが推理合戦をするというお話です。数々の推理が披露されるのですが、ベッドとビールだけで推理するというのは無理があるような気がしました。憶測が混じった推理は説得力に欠ける印象でした。
    しかし、それぞれのキャラクターが個性的で会話もユニークなので、読み物としては面白かったです。

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    2014年03月08日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    泥酔した女作家が朝、公園で起きると何故か鞄を間違えて持っていた。そこには2000万円が入っており、その金をネコババして何かをしてしまおう!と考え、公園で出会った若い男を買ってアバンチュールを楽しんでしまおうと思うのが笑える。最終的にはその鞄は青年のモノであろうと思われる。一夜の夢のようなお話。

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    2013年07月18日
  • 動機、そして沈黙

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    アブノーマルな人間(若干エロ方向)が絡んでくる殺人事件の短編集。

    サッと読めて、登場人物の考えをよく理解できずに終わる作品もあるが、短いながらも読み応えがある作品がある。

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    2013年07月13日
  • スナッチ

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    ビールシリーズをほぼ読んだの西澤保彦のSFを初めて読む。SF的な部分はわずかで、実はその影響で変化する人間模様。高知の情景も目に浮かぶ様で速読でした。

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    2013年07月04日
  • いつか、ふたりは二匹

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    親の愛情を求める子どもの切実な願いや動物虐待の心境に胸が痛む。ファンタジックでありながら、時折顔を見せる現実の病んだ一面。
    ラストのページの久美子さんの台詞が、そのまま子どもたちに向けたメッセージなのだと思う。この今を生きるための…。

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    2013年06月26日
  • 必然という名の偶然

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    この作者の櫃洗シリーズ(って言っていいのか)で割りと1番好きかも。
    偶然の不条理系ミステリ短編集という感じですね。

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    2013年06月24日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    長編もの。
    ユリエさんのお兄さんが主役。
    封印された記憶もの。

    あんま腕貫さん出て来んかった、残念

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    2013年06月14日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    うーん、面白い展開になるまでが長い。解説の解説者の言うとおり、最後の最後まで裏切られっぱなしでした。

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    2013年06月15日
  • 彼女が死んだ夜

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    なんだこの感じは。面白くないわけではないが、なんか微妙。
    犯人の心理がまったく理解出来ないからか。
    小細工に真実味がないからか・・・。

    しかし人間は皆オカシイから、
    こういうこともあり得るかもな、などと納得もしつつ。
    シリーズのようなので次作も読むか。

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    2013年06月08日
  • 解体諸因

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    何故死体を解体しなければならなかったのか。確かに合理的だけれども…作者もあとがきで言ってるように動機その他がほとんどギャグに聞こえるのがすごい。バラバラ殺人を猟奇的に見るのではなく、パズルとして捉えるのが新しいと思った。

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    2013年05月26日
  • 麦酒の家の冒険

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    迷い込んだ一軒家にあったのはベッドが一台、二階のクローゼットに隠された冷蔵庫。
    そして冷蔵庫の中にはぎっしりと冷えたビールとジョッキが詰め込まれていた???
    この不可思議な状況を飲んだくれながら仲間内で推理していく一冊。
    推論を出しては否定し、という繰り返しと突飛なシチュエーションが楽しい。
    ただ肝心のオチはちょっと肩すかし、かな?
    ビール好きの意見を聞いてみたい一冊。

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    2013年05月20日
  • 解体諸因

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    ネタバレ

    すべての謎は死体から始まった。
    16秒で解体されたOL、34個に切り刻まれた主婦。
    バラバラ殺人のすべてをつめこんだ傑作ミステリ。

    9章すべて何らかの“バラバラ”事件を題材とした西澤保彦のデビュー作。
    あとがきで触れられているように、“バラバラ”に対する作者の愛と、リアリティを超越したもはやギャグ要素満載の連作短編集。
    8章の戯曲めいた作品以外どの作品もさらっと読めてしまうものの、若干食傷気味か。
    最後の章で、これまでの事件が回収される趣向だが、いまいちわかりにくかった。

    ミステリ:☆☆☆☆
    ストーリー:☆☆
    人物:☆☆☆☆
    読みやすさ:☆☆☆

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    2013年05月08日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    タックシリーズの短編集。第7作目。ボアン先輩が社会人になってからの事件、ウサコが結婚してからの話、学生時代の話など。このシリーズは長く続いているので、何となく自分の大学生時代を思い出して懐かしくなるような面映い感じがする。そして時が経つとボアン先輩が一番自分の心境に合っているような気がするのが面白い。多分読むのは2回目。

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    2013年04月13日
  • 依存

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    タックシリーズの第5編。長編。タックとタカチの関係が決定的に変わった事件。ウサコの一人称で語られる。いろいろな謎が回り回って論理が議論を呼び、酩酊しそうな感じがとても好き。酩酊シリーズ(タックシリーズ)は西澤作品のシリーズの中では一番好きだ。

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    2013年04月13日
  • 身代わり

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    このシリーズ結構好きで、ようやく見つけました。
    そうか、「依存」の後の話なんですね。
    中身は、まぁ、普通で4人のやり取りをもっと見たいですね。
    次にさらに期待。

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    2013年04月09日
  • 身代わり

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    タック&タカチシリーズで、タックが三回生8月~9月(『依存』のあと)の頃を描いています。

    終わり方がアレレな感じで残念でした。ボアン先輩が頑張っています。

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    2013年04月03日
  • 依存

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    細かい謎を解決しつつ、主人公の過去に迫っていくお話。しかし、過去ってそんなに都合よく改変されるものなのか・・・

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    2013年03月31日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    腕貫探偵きたー!

    時間軸が交差していておもしろい。
    探偵自体がほとんど出てこない、というのもらしいな。

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    2013年03月20日