西澤保彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすべての謎は死体から始まった。
16秒で解体されたOL、34個に切り刻まれた主婦。
バラバラ殺人のすべてをつめこんだ傑作ミステリ。
9章すべて何らかの“バラバラ”事件を題材とした西澤保彦のデビュー作。
あとがきで触れられているように、“バラバラ”に対する作者の愛と、リアリティを超越したもはやギャグ要素満載の連作短編集。
8章の戯曲めいた作品以外どの作品もさらっと読めてしまうものの、若干食傷気味か。
最後の章で、これまでの事件が回収される趣向だが、いまいちわかりにくかった。
ミステリ:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆
人物:☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆ -
Posted by 読むコレ
一見ミステリとは思えない作品なのに最終的には
ソレまで書かれていたエピソードが伏線回収として
カチっと嵌るように収まるから...やはりミステリ作品なんですね。
余りにも途中の展開と主人公の女性作家「小夜子」の
超ダメな泥酔っぷり、ネガティヴ思考は凄まじく、一男性からの
目線としては、見事に女性像を破壊してくれますw。
泥酔しての嘔吐に始まり、放屁、終いには...あぁ...書けないw。
そもそもは「小夜子」が泥酔により、自分のバッグと入れ違いに
なった鞄に、現金が2千万円詰まっていた事から謎は始まる。
その小夜子は泥酔が故に常人では考えられない行動に出る。ふと
立ち寄った