あらすじ
時効まで二時間となった猟奇犯罪「平成の切り裂きジャック」事件を、ベテラン刑事が回想する。妻と戯れに推論を重ねるうち、恐ろしい仮説が立ち上がってきて……。表題作ほか、妄執、エロス、フェティシズムに爛れた人間の内面を、精緻なロジックでさらけだす全六作品。
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Posted by ブクログ
全体的に、モヤモヤというか、腑に落ちるというか、あまりすっきりしない終わり方。
西澤さんらしい作品。
個人的には「迷い込んだ死神」がいいかな。
「未開封」は、一番よくわからなかった。モヤモヤ…。
Posted by ブクログ
西澤保彦、ノンシリーズ短編集。
猟奇的だったり、アブノーマルな印象のある話を集めた作品集。
奇抜で特異な謎は、やっぱり著者にしか出来ないとは思う。一方で、やはり謎解きのプロセスが乏しい。意外で、かつロジカルな真相ではあるものの、探偵役がそれを掴むきっかけが弱い。
例えそれでも面白いと思ってしまう、例えば表題作や「九のつく歳」なんかを読むと、この作家はなかなかやめられない。
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Posted by ブクログ
アブノーマルな人間(若干エロ方向)が絡んでくる殺人事件の短編集。
サッと読めて、登場人物の考えをよく理解できずに終わる作品もあるが、短いながらも読み応えがある作品がある。