西澤保彦のレビュー一覧
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ネタバレうーん、何というか、モヤモヤとした終わり方でちょっと喪失感がでてきた。最後がハッピーエンドみたいなかっこうで終わっていたので、まだ救いようがあったが、どうにも腑に落ちない。
設定自体はなかなか面白いと思ったが・・・偽りの家族が徐々に愛を深めていく過程は本当にほのぼのとしていてなんだかいいなあって気がしてくる。しかし、中盤あたりから精神感応現象なる訳のわからない、要するに「テレパシー」が現れ、いかにもSFっぽくなってくる。
しかも、その原因が娘「レイナ」だというのがラストで明かされる。その上、アメリカ合衆国がどおのこうの、「非有都市の完全体」?「超人類」?などと理解しえない言葉が飛び交いちょ -
Posted by ブクログ
グルメ女子大生ユリエの兄・住吉ミツヲは母美津子の強引な計らいで美津子の母校でもある女子校で教鞭をとることになる。個性的な同僚たちやかわいい女子高生に翻弄されながらも、なんとか働いていたのだが、次々に同僚たちの妻が殺害される事件が起きる。しかも、そのうちの一人はミツヲ自身が刺殺してしまったようだがその記憶はなく……果たしてミツヲは本当に殺人を犯してしまったのか?
奇妙奇天烈、荒唐無稽、そんな腕貫探偵シリーズの中でも随一の無茶苦茶っぷり。住吉一家がはちゃめちゃすぎる。怖い。内容はまさにタイトル通り。勢いで読んでしまったけど、人によってはたぶん辛い長さ。 -
Posted by ブクログ
西澤保彦の初期作品。匠千暁シリーズの長編。
著者の初期作品は、色々な面で、どちらかといえば斬新で、でも安定して読めるものが多い。
このシリーズは、限定的な情報を元に酒を飲みながら大学生が半分妄想を築くように不可解な事象を解明していくものだが、そんな喜劇を、とにかく会話で押し倒す、という構造で作っているのがユニーク。
更に、会話文が丁寧、というか決め細やかなのがよい。不必要な部分を敢えて散りばめることで、リアリティとテンポをはらんだものになっており、読みやすさを生んでいる。
ネタや結末も、ちょっと他の作家にはない感じで魅力的だ思う。
まだまだ未読作があるので、順次読んでいきたい。
3+