西澤保彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ西澤保彦のデビュー二作目の作品。サービス精神旺盛な西澤保彦らしく,いろいろな要素を盛り込んでいるが,やや過剰に盛り込み過ぎており,かえって「完全無欠の名探偵」である山吹みはるの個性が生きていないのが残念
山吹みはるが話を聞くことで,人々が勝手に記憶の糸を辿り,意外な真相に気付く話がいくつか並ぶ。そして,これと並行して,白鹿毛りんの少女時代の思い出の話が挿入される。
さらに,白鹿毛りんが,「愛」と引き換えに能力を手に入れるというSFめいた設定まで加わり,物語全体の構成がややこしくなるが,真相はこれに輪をかけて複雑
睡眠薬を使い,襲われたことを理由として自殺したと思われていた紫苑瑞枝は生き -
Posted by ブクログ
シリーズ前作「彼女が死んだ夜」に引き続き、机上の…もとい酒場の妄想モノ。
前作は中途半端に現象が入り乱れ、且つ重大な事件のお話だったので、妄想が大部分を占めた論理展開で話が解決に至るのはどうかなと思った。が、今作は現象がとにかく少なく、事件という事件が無い状態で進み、ほぼほぼ全てが妄想話だけで構成されているので、こちらの方が割り切って読めた。
よくまぁこれだけ、それぞれのキャラの目線に立った色んな推論ができるなぁと感心。
一から十まで妄想前提での論理の組み立てで、「なるほど、確かにこれがこうだとその推理しかないわ!」とはならないので、私的には安楽椅子だとはあまり感じず。最後の妄想も非常に雑な