西澤保彦のレビュー一覧

  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    腕貫探偵というより高校生探偵か大富豪探偵。登場キャラは好きなんだけど腕貫さんと住吉ユリエの出番の多い腕貫探偵が読みたい。

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    2014年04月26日
  • 必然という名の偶然

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     ここに乗っている短編は、すべて後味が悪い。
     事件は解決すれども、人生はすっきり解決しないし、先行きも悪いままだ。
     けれど、リアルな人生というのはそれでも続くし、そんなものなのかもしれないな。

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    2014年04月17日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    配送会社で働く兄が、思い詰めた顔で打ち明けたのは、辞意。そのきっかけとなったのは、毎年四月四日に、窓に激突死する鳩と、死人がでる事件に遭遇してしまうことだった……。(「贖いの顔」)他三編。

    腕抜き探偵シリーズ4冊目。
    様々な不可解な事件を腕抜きさんがさらっと解決するシリーズ。
    そもそも事件が不可思議で、そこから推測されるトリックとか謎も不可解で、でもそのとんでもさ加減を楽しむシリーズ。

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    2014年04月08日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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     古今東西、ミステリーにシリーズ作品は数多い。出版サイドから見れば、固定ファンがつけば一定の売り上げが見込めるシリーズ作品のメリットは大きいだろう。一方、作家サイドから見れば、マンネリ化との戦いを強いられることになる。

     腕貫探偵シリーズは、僕が読んでいる数少ない西澤保彦作品であり、本作はその最新刊である。読後感が常に微妙なこのシリーズ、今回もやはり微妙であった。それなのに、不思議と次も読みたくなってしまう。熱心なファンというわけでもないのに。

     『腕貫探偵、残業中』の文庫版解説で、関口苑生氏は、西澤さんがそれぞれの登場人物の物語を丁寧に紡いでいると指摘している。逆に言えば、凝らなくてもい

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    2014年04月07日
  • スナッチ

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    22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは、きみは、ぼくたちは、少しは幸せだったのだろうか。彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る。

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    2014年04月06日
  • 身代わり

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    ネタバレ

    『依存』の続き。
    今までの安規シリーズに比べるといまいち…?

    ミステリー的には、珍しく典型的なトリック。
    ミステリー好きなら途中で気づく可能性高し。

    とはいえ、西澤作品のすごさは、
    謎解きのおもしろさだけじゃなく、
    心情描写の精緻さや
    キャラクター同士の掛け合いのおもしろさなど、
    超いろいろあるので、
    ふだんならそれでも全然いいのだけど。

    でも今回のはなぁ…。
    つまんなくはないんだけど…。

    まず、タックが療養中→復帰の過程をたどるので、
    いつもの4人組が飲みながらあーでもないこーでもないと議論を交わし合う過程はほぼなく…
    みんなが揃うのは最後の数ページくらいなのが残念。

    てか、7章必

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    2014年04月06日
  • 腕貫探偵、残業中

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     腕貫探偵シリーズ2作目。
     こんどは助手も増え、キャラクターは変わらないながらも、世界がどんどん豊かになっていく。うん。
     そしてご飯が美味しそう……。北森鴻さんを思い出しました。ミステリとグルメは相性が良い!

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    2014年03月30日
  • 狂う

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    非常に男性的でハードだった。
    猟奇的連続殺人までの動機は曖昧で弱いが、
    陵辱シーンの後味の悪さは読み手としてアタリ感があった。
    オチは意外性があり、驚きだった。
    改題前の『彼女はもういない』の方がしっくりくる感じ。
    ま~あまり他人様にお薦め出来る内容ではない。

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    2014年03月27日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    市内いたる所に現れる腕貫をした公務員が市民の悩みや疑問を解決するという安楽椅子探偵シリーズ短編集。
    毎年同じ日に人が死ぬ現場に居合わせるというオカルトから、マンションの自分の駐車スペースに色々な車に無断駐車されてしまうという日常の謎まで相談者の悩みはさまざまだが、腕貫探偵の語る筋の通った解釈になんとなく納得してしまう。
    しかしタイトルからこれまでとは違う劇的な展開を期待したのだが、そんなことはなかった。最後の短編の終わり方はちょっと気になる。

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    2014年03月23日
  • スコッチ・ゲーム

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    西澤さんの作品、『七回死んだ男』と『解体諸因』に続き3冊目。
    これまでの印象とは異なり、設定はかなりリアル。
    いくつもの思惑が入り乱れて、ゴチャゴチャに。
    ややこしいが面白かった。

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    2014年03月14日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    ネタバレ

    酒に酔うほどに冴え渡る酩酊探偵の短編集。それぞれのお話で飲酒シーンがふんだんに登場し、登場人物たちはいい調子で酔っぱらっています。当人には探偵という意識は特になく、酒を飲んでああだこうだと論じながら事件の真相を解き明かして行くという寸法。
    あとがきによると、匠千暁らが登場する話は出版社を跨いでシリーズ化していて、本書は7冊目だということ。シリーズものでありながら、それをあまり感じさせられずに楽しめました。

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    2014年03月03日
  • 彼女が死んだ夜

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    2014/1/28
    匠千暁シリーズ 1作目

    【引用】
    自分が無条件に愛されているのだと自信が持てない(No.3851)

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    2014年02月11日
  • いつか、ふたりは二匹

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     小学生の僕が、眠ると猫の体に乗り移れるという力を使ったちょっとファンタジーな推理小説。元々子供向けの書下ろしということで、確かに少し物足りなかった。オチも予想通りだったし、話の進み方がその場その場で都合よいるように思ってしまった。それでも子供が読書を好きになるためにはいい本かもしれません。本格ミステリー好きには物足りません。

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    2014年02月07日
  • いつか、ふたりは二匹

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    いつものように、考えて話し合って想像して妄想するような話ではなく、良くも悪くも西澤保彦さんらしくない感じがした。ミステリーというより、内容は少し重いかもしれないけどファンタジーとして読んだほうが楽しめるかもしれない。

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    2014年02月04日
  • 必然という名の偶然

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    腕貫探偵シリーズの番外編なので腕貫さんは出てこない。大富豪探偵がメインなのかと思うとそこまでメインでもない。金に物を言わせて力ずくで解決する大富豪探偵は嫌いじゃないです(笑)腕貫さんと関わることはあるのかな。

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    2014年01月18日
  • 腕貫探偵、残業中

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    腕貫探偵シリーズ2作目。前作と違って腕貫さんにやや人間味を感じられる。また、大学生のユリエという魅力的なキャラクターも出てきて次の作品もとても楽しみ。

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    2014年01月18日
  • 麦酒の家の冒険

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    ネタバレ

    その家にはクローゼットに隠された冷蔵庫に詰め込まれた或いは入りきれずにケースごと置いてある沢山のエビスロング缶のビール、そしてベットが一つあるだけだった。その異様さから推理を始めるタカチをはじめとするいつものメンバー。 夏に読んだなら間違いなくビールを飲んでしまうと思います(笑) それだ゜けキンキンに冷えたビールが美味しそうでした。

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    2014年01月11日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    老いや介護がテーマの話。ミステリー感はない。各章は羽村さんに関係してくる人達の話。同級生の娘が羽村を好きになって、もしや結婚?とか思ったが、最後は意外な展開でハッピーエンド!?テーマは重いが、割と好きな本人かな。

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    2013年12月08日
  • いつか、ふたりは二匹

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    ジュブナイル

    悪くはないが、犬や猫を飼ってる(た)大人としては、最後がなあ・・・

    仁木悦子さんとかが懐かしいって感じ

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    2013年12月07日
  • 狂う

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     母校から届いた高校同窓会名簿。両親から莫大な遺産を受け継いだ鳴沢はすぐさま比奈岡奏絵の項を開いた。かつて札幌在住だった彼女の連絡先が今回は空欄だった。その瞬間、彼は強烈に憎悪し、連続殺人鬼と化した。冷酷の限りを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか?青春の淡い想いが悲しくも愚かな愛の狂気へと変貌する傑作ミステリ。

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    2013年12月01日