あらすじ
「どうなっちゃうの?」女子高生・真奈は絶句した。
突如「時間が停止」したのだ。
謎の青年・末統一郎が何かに疑問を抱くと、この現象が発生するという。
そして今まさに、ナイフの突き立った死体が眼前にあった。しかも、至るところに!
この謎を解かない限り、二人以外のすべての人間、物体は永遠にストップ状態。
“時間牢”脱出をかけた二人の謎解きが始まった!
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主人公の少女がザ・ワールドに出くわす。
時が止まった世界を歩くと死体と男性を見つける。
男性がザ・ワールドの元凶だった。
男性が何か不思議なことに出くわすと、時間が止まってしまい、今回は目の前の死体が謎だった。
町を歩くとナイフが刺さった人間を何人も見つかってしまい、謎が深まっていく。果たして、謎を解いて時を動かすことはできるのか。
これいいね、「探偵役が事件を解かないといけない」という状況が完璧。
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内容(「BOOK」データベースより)
「謎が解けなければ時間は永遠に止まったままだ」何かに疑問を抱くと時が停止するという奇癖を持つ青年末統一郎の言葉に、女子高生真奈は逆上した。二人以外のすべての人間、物体は静止状態。そして謎とは、眼前でナイフを腹に突き立てて固まっている男。誰が、いつ犯行を?だが真相を探る二人は、町中でナイフの犠牲者を次々に発見。ナイフの雨が町を襲った?迷宮に陥ちた二人。はたして“時間牢”から脱出できるか…。前代未聞の設定で読者を翻弄する新本格推理の書下ろし傑作。
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何かに疑問を持つと近くの人間一人を巻き込み、時間停止する癖を持つ主人公。
止まった時間の中で、巻き込まれた少女と共にナイフの突き立った死体の謎を解く。
不条理且ロジックな西澤マジック、開演!!
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コメディチックなSFミステリー。
有り得ない設定だと、犯人・犯行手段・動機などを推理するのが刺激的で楽しいですね。
以下ネタバレ。
被害者に刺さっていたナイフに血痕が付着していないという条件から、犯人と犯行手段の予想ができました。
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だいぶ前に読んだので少し記憶がうろ覚えだけど、石持浅海さんのような不思議現象の中での推理物だった。不思議現象ならでは推理だったけど本当にそうなるのかとも思った気がする。
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今回の設定は時間停止のストップモーションという状況。状況推理をひたすら展開するのはやはり毎回面白い。オチもしっかりしているが、後味が悪すぎる。登場人物も好かない。好みの問題で☆3つかなと。
Posted by ブクログ
表紙にすでに危険信号は現れていた。
そう、あたしは西澤作品が大好きなんだけど、反面タカチとかボアン先輩とかの、ぬるめの学生シリーズが苦手なのだ。
やはりこの作品も主人公?が女子高生。
ロジックはしっかり組み立っているのだがなんとなく、ゆるい。
女子高生だからなのか先生へのラブ心が延々書いてあったりいたずら書きをしてみたり‥
なんか緊張感が。
しかもこのユルいシーンが作品に深みを与えて‥ということも別にない。
なので、大好きな西澤作品ではあるが、がっかり評価で★3つ。