西澤保彦のレビュー一覧

  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    ネタバレ

    腕貫探偵シリーズのスピンオフ的な感じ。

    腕貫さんが好きだから読んでみたけど、ちょっと微妙だった。
    ストーリーがとっ散らかってる。
    一応ミステリだけど、推理モノって感じではない。
    主人公・住吉ミツヲが、勤務先の高校関係者の殺人事件に巻き込まれていくんだけど、実はミツヲは三年前の弟の死をきっかけに記憶障害に陥っていて、彼を救おうとする周囲の人間が仕掛けた壮大な芝居(荒療治)に発展してゆく。

    腕貫さんシリーズの中ではこれまでにない大事件だったわりに微妙だったわけを考えてみた。
    まず、腕貫さんがほとんど出てこない。腕貫さんファンとしては物足りなかった。
    次に「病んでました」オチが個人的に好きじゃな

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    2017年11月01日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しとまでは、正直いかないかな。
    というか、タイトルで「どんでん返しあるのね」ってなるからハードルの上がり方が凄いから。どうこられても「あーなるほど」で終わってしまった。それでもそれぞれのお話は面白いから、読んでつまらなかったとかは全くない。

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    2017年10月01日
  • 彼女はもういない

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    ストーリーはえげつないを超えている。取り出している事象もそうだが、展開もそうだ。目的を達成するための連続強姦殺人は、目的が清らかだけに、えげつなさを増している

    えげつないストーリーながら、そのストーリー展開は巧みに組み合わされており、警察の推理とも組みあわせ、次の展開に引き込まれていく。これは結局自分もえげつないあるいは矮小なだけにえげつなさを求めている?

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    2017年09月22日
  • 狂う

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     同じ猟奇殺人にしても『デッドマン』河合莞爾著よりは怖い、不気味な人物、行為は薄気味悪さを感じさせてくれる。小説としてはコロンボみたいに犯人登場からのストーリーなわけだが、その違いは最後に殺人の動機が明かされることにある。なんだか狐につままれたような・・・それはないだろう(笑

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    2017年09月19日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人「再生」(既読)
    有栖川有栖「書く機械(ライディング・マシン)」
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    貫井徳郎「蝶番の問題」
    法月綸太郎「カニバリズム小論」(既読)
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    どんでん返しというよりブラックユーモアな話もいくつか。
    既読作品があったせいか、新鮮味はなかった。
    貫井さんの作品は珍しくコミカル。東川さんは如何にもな。
    有栖川さんはこんな感じもあるんだなと発見。

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    2017年09月06日
  • 腕貫探偵、残業中

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    口数少ない市役所なんでも相談係
    個人的相談も受けるが、事件につながる謎も
    市民の心が安らぐように解説してしまう!
    ダーリンと慕ってくる女子大生と知り合い
    事件とますます関わるのだ

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    2017年08月26日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    神麻嗣子シリーズ、第7弾。

    短編集。
    嗣子ではなく、響子主演の作品があったり、コメディタッチでミステリーなのか?という作品があったり、ちょっといつもと違う感じだった。

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    2017年08月25日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
    どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
    ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。

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    2017年08月25日
  • 解体諸因

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    シリーズ一作目と間違えて
    これから読んでしまった
    お気をつけ下さい

    そんなとこまで推理する?
    おいてきぼりなわたくし

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    2017年08月17日
  • 小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 両性具有迷宮

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    ネタバレ

    長編。
    『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』を読んだあとに挑んだので、百合官能小説にも大分免疫が出来たらしく、読んでてわりと楽しかった。長編ということでまとまりがあったし、一応ミステリの体を保ってたし。
    文庫化される際に収録が発表順じゃなかったらしく、本作品は時間軸としては『…華麗なる事件簿』の「なつこ、孤島に囚われ。」のあとに来るらしい。『…華麗なる事件簿』で唐突に出てきた宇宙人シロクマも、この作品が初登場らしい。本作品を読んでいろいろ繋がった。

    「たまたまその場に居合わせた女性が宇宙人によって疑似ぺニスを生やされ、それは射精すると消えるけど寝るとまた復活し、この体質が元に戻るには半年かか

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    2017年08月15日
  • 方舟は冬の国へ

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    読みやすくて良い小説。
    途中や最後のほうはほっこりする様な感じ。
    ただ、最後がちょっとと思ってしまった。印象派人それぞれかも知れませんが・・・。

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    2017年07月15日
  • 麦酒の家の冒険

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    とにかく終始ビールを飲んでいる。
    現場にいるというフェアなのかアンフェアなのかよくわからないアームチェア・ディテクティブ。
    シリーズものだったらしく中途半端なところから読んでしまいなんとも色々含みがあって頂けなかったので機会が他のシリーズも読んでみようかな。。。

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    2017年06月16日
  • 下戸は勘定に入れません

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    西澤保彦っぽい。
    設定自体はとても面白い。そしてアクロバティックすぎるこじつけ的論理も、まあ楽しめる。
    でも、もうちょっと整合性のある、というか、現実味のある論理にならんもんかねえ。もうちょっとだけ、でいいのだが。

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    2017年05月31日
  • 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿

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    神麻嗣子シリーズ・第4弾。

    かなりの長編だったけど、シリーズの主演3人がほとんど出てこない。
    シリーズものというよりは、スピンオフ的な作品だった。

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    2017年05月27日
  • 回想のぬいぐるみ警部

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    いい歳してキャラ萌えは恥ずかしいのですがミキちゃんがたまらなく好きなのです。今回影が薄いですが…
    ストーリーの運びは会話主体なのにちゃんとドラマティック。ご都合主義、こじつけなのは安楽椅子探偵モノにはありがちなので、許せる。
    でもあとがきにもありましたが、美月は今回前にですぎ(笑)。ミキちゃんどこいった?

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    2017年05月21日
  • 腕貫探偵、残業中

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    一作目の記憶がもはや無いですが…
    その場にいない探偵って面白いなぁと思いました。

    グルメなのも魅力。

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    2017年05月18日
  • 身代わり

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    「依存」で精神的に不安定な状態に陥ってしまった匠を支えるため、高瀬は匠と共にしばらく姿を消す。
    その間、祐輔の飲み会に久しぶりに顔を見せた曾根崎が帰り道で刺殺されてしまう。
    彼は何故殺されなければならなかったのか?
    彼は何故自宅とは遠く離れた場所にいたのか?
    どうしても納得できなかった祐輔は、事件を調べ始めある結論に達するのだが・・・。
    犯人の冷徹な思考回路が怖い。
    自分の利しか考えない計算高さと、ためらいなく実行してしまう心が怖い。
    意外な動機と犯人。
    タイトル「身代わり」が、読んだ後にはより一層深い意味を持って感じられる。

    匠と高瀬の間に流れる空気が好きだ。
    辛いことがあっても、苦しくて

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    2017年04月28日
  • 方舟は冬の国へ

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    書店員が選んだ「もう一度読みたい文庫 家族小説部門」という事で読んでみたのですが、選んだ書店員さんとは好みが違ったようです。

    疑似家族だった3人が、いろんな困難を乗り越え、本当の家族になっていく物語なのかと思ったのですが・・・。
    テレパシーだ、予知夢だ、と予想だにしない方向に話が進み、肝心の家族愛の部分が、あまり感じられませんでした。

    そもそも、わずか6日間の疑似家族が、そこまで絆を深められるものか。。。
    無理があるような気がした。

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    2017年04月19日
  • 殺す

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    会話文の比率を極端に上げたことで、ハードボイルド感が出てるような感じで、結構好きな部類の作品だった。だが、ミステリーとしての決着を優先せたせいか、最後の駆け足ご都合エンドが気に食わない。

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    2017年04月01日
  • 人格転移の殺人

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    トンデモ設定のミステリー。
    だけれども、謎解き過程に説得力はある。
    とにかく、どうしたらこういう設定を思い付くのか、不思議。

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    2017年03月24日