西澤保彦のレビュー一覧

  • 夏の夜会

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    30年ぶりに故郷に集まった同級生。
    小学校時代に旧校舎で起こった殺人事件について話し始めるが、
    話せば話すほど微妙に記憶と異なり、はて真相は?
    …という私の記憶も常にあいまい作品。

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    2011年12月17日
  • 彼女はもういない

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    探偵役は、城田理会警視。理知的な彼女のキャラは好もしいし、犯人の動機も理解できるのだが、その犯行形態が残虐すぎる。

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    2012年02月03日
  • スナッチ

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    ネタバレ

    設定や出だしは面白くなりそうだ…と思っていたけど、
    なんだか読み終えると物足りない感が残った。
    最初の女性がどうからんでくるのかと思えば…。
    何だか全体的に勿体ない感がする話だった。

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    2011年11月20日
  • 夏の夜会

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    西澤さんのゴリ押し感、嫌いじゃない。
    でもこれは、ちょっとしんどかったかも。
    最期までぐいぐい押しこまれた感が…なんかスッキリしない。

    「記憶は曖昧である、改ざんされる」っていうあたりは好きだった。

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    2011年11月10日
  • 殺す

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    ネタバレ

    名前が読みづらくて困った。
    後半からは結構面白くて続けて読んだけど、
    前半が結構だらだらしている感じ。
    登場人物が多くてどんな人だったか…と思う前にいなくなったりする。
    そんな気がした。
    最後もあー…やっぱりそうなってしまったかー…という流れになってしまってるのが惜しい

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    2011年11月03日
  • スナッチ

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    地球外生命体に意外な形で乗っ取られた人たちの物語。
    でも、なぜ?何のために?
    全く目的が分からず、だからこそもしかして
    余計にコワイのかも・・・とちょっと思ってしまいました。

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    2011年10月27日
  • 彼女が死んだ夜

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    事件の推理がぶっとんでいる。(主人公たちが酔っぱらっているからなのか?)頭を使って読まなければ、楽しく読める作品ではある。

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    2011年10月25日
  • 収穫祭(下)

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    うううーん。

    そうかー。
    えっと、感想としては「脳男」を読み終わった時と似たようなううーん感。
    (脳男を読み終わっていてかつこの本を読んでいない人、でも大丈夫)

    とにもかくにも連続殺人の動機が弱い。
    そうしてカンチの行動がよくわからない。

    わからないといえば、ブキのかーちゃんじゃないの?
    という人もいるのかもしれないけど、そこは実はあたし、
    わかるところもあるんだよね。
    ‥って言ったら、あたしを知っている人はきっと戦慄するかも。
    あたしはかなり、「」な、人なのでした。

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    2011年10月14日
  • 依存

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    ネタバレ

    タック&タカチシリーズ。白井教授の自宅に招かれた一同は、教授が再婚した美しい奥さんに出会う。しかしその奥さんを見てタックは「あの人は自分の実母で、兄を殺した人だ」と衝撃の告白をするところから物語は始まる。

    今回の語り手はウサコ。今までスポットが当てられなかったウサコの人格に強く焦点が当てられる。また、タックの過去も話されたり、ボアン先輩が大活躍したり、キャラクターの良し悪しが多く語られるところが面白い。

    ストーリーはタックの過去、友人のストーカー被害や昔の誘拐事件など、推理物語的には地味なものを皆で議論する場面がほとんど。面白くない人もいれば逆もいるだろう。個人的にはまぁまぁというところ。

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    2011年09月29日
  • 複製症候群

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    ネタバレ

    触ると生物を複製してしまうベールに閉じ込められた高校生たちが、各々の思惑に狂い殺し合いをしてしまう物語。西澤保彦得意のSF設定が面白い作品。

    特殊な状況で人が狂い殺し合いをしてしまう作品は大好きなのでとても面白かった。登場人物それぞれにスポットが当てられ、思惑が絡み合い駆け引きをする展開は最高に面白い。

    ただ少し考えが飛躍しすぎてそんなのアリか?と思ってしまうところも。結末のためのご都合的な狂い方をしてるようにも感じてしまう。けど、こんな設定から狂気を引き出す展開は秀逸でした。

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    2011年09月29日
  • スコッチ・ゲーム

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    ネタバレ

    タック&タカチシリーズ。今回はタカチの高校時代の過去に焦点を当てた作品。事件と解決編の二部構成になっており、前半は登場人物はタカチのみ。後半でタックが事件を解決するという流れ。

    ただ事件を解決するシリーズではなく、登場人物の過去を清算しながら成長していくシリーズだと強く感じた作品。もちろんただの推理物としても十分面白い。

    タカチのトラウマや過去が重すぎて所々ついていけないと感じる部分が多かった。推理物と捉えるのはやめて、人間物語として今後シリーズを考えなければと思わされたターニングポイントになる作品のように感じた。

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    2011年09月29日
  • スナッチ

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    SF設定のミステリ。
    婚約者の両親に挨拶する為に来た高知で銀色の雨に打たれて,意識が戻ったときは,31年も過ぎた後だった。
    主人公がエイリアン?に乗っ取られた意識だけの存在という点は異質だけれど,物語の本質は普通にミステリとして楽しめる。

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    2011年09月29日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    相変わらず、よくもそんなに推測、推理、想像、妄想で議論をできるなぁと思う。ただ、そういう想像力なんかは羨ましい。短編集で時代が前後してるからシリーズ通してどのタイミングで読めばいいのか難しい。

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    2011年09月24日
  • スナッチ

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    初期の西澤保彦得意の、ありえない超常現象でも合理的な謎の帰結、というパターンだと思っていたのだけど、叶えられたのは前者だけだった。
    もっと謎に深みがほしかったし、トリックに緻密さがほしかった。以前の作品は、動機なんてどうでもいいほど設定とトリックと理論が素晴らしかったけど、このくらいの話しになると、動機の浅さが気になって仕方ない。以前の作品のような、圧倒的にロジカルな超常現象ミステリを、もう一度読んでみたい。

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    2011年09月19日
  • 収穫祭(上)

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    感想は想像していたのとは違う内容だったな~って感じ。
    もっと、伝奇的なものかと思ったがどうやら違うようで・・・。
    まぁ、下巻がまだなので、どう転んでいくか予想できない感じですが。
    そう言った意味では面白く読めてるのかな。
    これから読む人はあまりこうかも~という想像は一切無くして、
    読むべきだと思います
    (想像しえない展開になるので(特に後半)ストレス溜まる可能性有)。
    また性描写が結構有り、必要なのか!?って思うこともしばしば・・・。
    でも前半の閉塞感・恐怖感は裏切りません!

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    2011年09月17日
  • 依存

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    ネタバレ

    大学の飲み仲間たち男子学生2人女子学生3人が教授の家に呼ばれる。教授の奥さんは、一人の男子学生の元母だった。しかも、双子の兄を自殺に追い込んだと言い出す。
    その男子学生の過去とトラウマが明らかになり、双子の兄とは自分を罰するために作り出した幻影だと分かる。
    サイドストーリーで学生それぞれが持つ悩み(ストーカー)等を酒を飲みながら、推理して解決していく。
    学生たちの関係が面白くて、事件解決をしていく過程も面白い。
    中心線が予想できて残念。

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    2011年09月12日
  • スコッチ・ゲーム

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    タカチの過去(恋人との死別)と千暁と急接近するきっかけとなる話。
    高知県の作者だから、ヒロインが「タカチ」か、と納得。

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    2011年08月23日
  • 仔羊たちの聖夜

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    ネタバレ

    タック&タカチシリーズ3作目。
    5年前のイヴの日、有名私立高校受験に成功した少年がマンションから飛び降りた。1年前、結婚を目前に控えた女性が同じ場所で飛び降りた。そして同じ場所で、結婚を控えたタックの友人が飛び降りた。幸せの絶頂にいたはずの3人は何故飛び降りたのか。自殺か、はたまた殺人なのか。タックとタカチが謎に挑む。

    今回は主にタカチが事件を解決する役割。タカチの内面の深い所も描かれる。個人的には今回のタカチは好きではない。謎を引き伸ばすのはやめてほしい。タックのように淡々と真実を述べてほしいなぁ。

    ただ、人の内面を深く分析し、わかりやすく説明するのは見事。動機中心に描かれる作品は毎回感

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    2011年08月22日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    勤務先を早期退職して、ひとり静かに暮らす中年男を中心に据えた連作短編集。
    日常の謎系で老後や介護などをテーマとした話が多く、地味だが色々と考えさせられる。ゴミの分別の話など凄まじいが、いずれは自分の身にも起こるかもしれないのが怖い。
    主人公の飄々とした性格のおかげで重いテーマでも読みやすかった。

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    2011年08月11日
  • ナイフが町に降ってくる

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    だいぶ前に読んだので少し記憶がうろ覚えだけど、石持浅海さんのような不思議現象の中での推理物だった。不思議現象ならでは推理だったけど本当にそうなるのかとも思った気がする。

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    2011年08月08日