西澤保彦のレビュー一覧
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ネタバレ門限18時の箱入り大学生ハコちゃんは
厳しい両親へ説得に説得を重ね、遂に明日から短期留学!
両親が留守ということで壮行会を楽しんだハコちゃんが帰宅した深夜、
何と見知らぬ女性が自宅内で死んでいるではないか!
即通報・・・を考えるも警察の取り調べや深夜帰宅が両親にばれ
留学を取り消されることを恐れた彼女は
自分に惚れている(が自分は惚れていない)同級生ガンタに連絡し
死体の移動を依頼、1人では無理なので
壮行会で飲んでいた同級生タカチとボアン先輩も呼ばれ
ハコちゃん宅で女性が死んでいたことは4人の秘密ということになった。
(翌日別の場所で発見されるので事件自体の隠蔽はしていない)
一方、別の -
Posted by ブクログ
ネタバレ認識論的多元宇宙を相異なる認識主体間の"戦争"と捉えた超未来SFと、平凡な女性が異常な愛情を持ちパラノイア的な殺人に走る現代ミステリを融合させた作品。
SFの論理「異なる物理法則下にある認識主体は互いのことを自らの価値体系下でしか認識できない」が、ミステリの論理「交際中の男女がいて、片方が身内の葬式に行きもう片方が行かないと、両者の考えに齟齬が生まれ関係が上手く行かなくなる」と重なった瞬間は、あまりの力技に感動した。
ただSFとミステリをつなぐ根本的なギミック――認識論的多元宇宙と名前――が有効に機能している様がきちんと描写されているかといえば、苦しいところだと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタック&タカチシリーズ。白井教授の自宅に招かれた一同は、教授が再婚した美しい奥さんに出会う。しかしその奥さんを見てタックは「あの人は自分の実母で、兄を殺した人だ」と衝撃の告白をするところから物語は始まる。
今回の語り手はウサコ。今までスポットが当てられなかったウサコの人格に強く焦点が当てられる。また、タックの過去も話されたり、ボアン先輩が大活躍したり、キャラクターの良し悪しが多く語られるところが面白い。
ストーリーはタックの過去、友人のストーカー被害や昔の誘拐事件など、推理物語的には地味なものを皆で議論する場面がほとんど。面白くない人もいれば逆もいるだろう。個人的にはまぁまぁというところ。