西澤保彦のレビュー一覧

  • 解体諸因

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    バラバラ殺人事件を集めたショート集。
    一部を除いて、ショートの割にバラバラ殺人の必然性となぞ解きを押し込んだので、判りにくかった。

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    2011年08月03日
  • ナイフが町に降ってくる

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    ネタバレ

    今回の設定は時間停止のストップモーションという状況。状況推理をひたすら展開するのはやはり毎回面白い。オチもしっかりしているが、後味が悪すぎる。登場人物も好かない。好みの問題で☆3つかなと。

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    2011年07月26日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    面白かった!
    最終話だけ唐突すぎて、状況がわからないけど
    最後に解き明かされる。
    (好きな終わり方ではないけれど)

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    2011年07月17日
  • 依存

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    自己欺瞞:自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心や本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理に正当化すること。
    無駄な議論ってわけじゃないんだけど、シリーズ最初のころってこんな議論ばっかりだったかなぁ。前半はちょっと流しながら読んでしまった。ただ、後半になるにつれてどんどん引き込まれてく盛り上がりかたはさすが。

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    2011年06月21日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    なんとなくタイトルに惹かれて購入。
    別に芭蕉が出てくる話ではないです。

    痴呆とか介護とか「老い」を題材にしたミステリー。
    軽い感じかと思って読み進めていったけれど、現実的なテーマだけに読後感は重かった。

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    2011年06月20日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    ネタバレ

    もうちょっとミステリィタッチかと思っていたけど、そうでもなかった。西澤さんでなければ読まなかっただろう作品

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    2011年05月30日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    西澤保彦の作品は、だんだんと陰惨度が高まっているので、そろそろ読むのを止めようかと思っていた矢先の一冊。この本にもちょっとグロかったり下品だったりするシーンはありますが、読後感は悪くなかったです。

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    2011年05月16日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    1章は主人公のキャラに唖然として読むのやめようかと思ったけど2章から話が動いた。謎解きがあるけど不思議系のファンタジーというか。このキャラのおかげでジャンルが難しい・・・。

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    2011年04月28日
  • マリオネット・エンジン

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     甘党の主人公が家族に白砂糖を与えて・・・というホラーがどうしても印象に残った。甘くても不自然でない料理、甘さを消す方法、調理方法がリアル。なぜそこまでという疑問が沸くが、テンポのよさがそれを深く考えさせない。ホラーだからという理由でも納得できるが。表題作は今ひとつ。ちゃんと理解しようと思ったらペンと紙が必要だろう。難解なだけであまり伝わってこなかった。

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    2011年06月08日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    二日酔いから正気にもどった主人公は気づくと、二千万の大金を持っていた。
    使いきって死んでやろうかと思った矢先に、美しい青年に出会い買う事にしたが…。

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    2011年04月24日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    ネタバレ

    一見ミステリとは思えない作品なのに最終的には
    ソレまで書かれていたエピソードが伏線回収として
    カチっと嵌るように収まるから...やはりミステリ作品なんですね。
    余りにも途中の展開と主人公の女性作家「小夜子」の
    超ダメな泥酔っぷり、ネガティヴ思考は凄まじく、一男性からの
    目線としては、見事に女性像を破壊してくれますw。
    泥酔しての嘔吐に始まり、放屁、終いには...あぁ...書けないw。

    そもそもは「小夜子」が泥酔により、自分のバッグと入れ違いに
    なった鞄に、現金が2千万円詰まっていた事から謎は始まる。
    その小夜子は泥酔が故に常人では考えられない行動に出る。ふと
    立ち寄った千鳥ヶ淵で美青年「優弥

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    2011年04月17日
  • 春の魔法のおすそわけ

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    本当はブルー・ローズの下巻を購入しようとしたら何故か無く、時間つぶしに買ってみました。
    何とも荒唐無稽な最悪な始まりで、如何なってしまうのかしらと思ったら、そこは西澤保彦らしく、卒無く話が纏まりました。府に落ちてめでたしと言う感じ。

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    2011年04月08日
  • こぼれおちる刻の汀

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    ネタバレ

    3つの物語が連続して語られる。未来のSF、近未来のSF、現代のミステリー。ところどころの現象の解説がうっとおしく感じてしまったのが残念。結局すべての話の主人公が一緒という理解でいいのだろうが、SFとミステリーがうまく繋がらない気がしてならなかった。あとがきを読んで納得。逆にあとがきがなかったらもうひとつ評価を下げていたかも。

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    2011年04月07日
  • スコッチ・ゲーム

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    久々に出会えた正統派推理小説(と自分では思ってる)

    高校三年生の冬に女子寮に戻った高瀬千帆。
    だがその女子寮でルームメイトであり同性の恋人でもある
    恵が殺されてしまう。
    容疑者に上がってきたのは学校の教師でもある惟道。
    だが彼はアリバイを主張する。

    そして、その二日後同じ女子寮で再び生徒が殺されてしまう。
    またもや惟道が疑われてしまうが彼は同じアリバイを主張する。



    各登場人物の名前がどれもこれも難しい。
    何度か読み方を見直してしまいました(笑

    この人の作品は初めて読みましたが面白い。
    主人公が同性愛とか殺された人物とか
    これっていう設定まで作りこまれている作

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    2011年03月26日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    ネタバレ

     短編集であるが、高齢化社会の悲哀が決して声高になることなく語られていく。題名になっている最後の短編で作者らしいトリックが仕掛けられているのだが、驚きよりも切なさが先に立つ、悲しい短編である。ひょっとしてハッピーエンドと思わせておきながら、実はという落とし方が読者の印象に強く残る。このブログの記事で取り上げた作品で言うならば、「赤い指」と「葉桜のころに・・・」を足した感じだろうか。
     決して他人事ではないと思わせる日常感は決して後味のいい読後感ではない。

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    2011年06月08日
  • 夢は枯れ野をかけめぐる

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    老人問題がだんだん他人事ではなくなってきています。目を背けようとしても親が衰えてきていることは否定できません。今すぐ介護が必要というわけではありませんが、数年のうちには「見ないふり」はできなくなるでしょうね。そんな状況なので、全編老人問題が通奏低音になっているこの本は、正直ちょっと辛かったです。
    でも48歳独身、リストラされて無職の男性といわれると頭に浮かぶさえない感じが、読後はすっかり払拭されて、むしろサッパリとした爽やかな人に思えてきたのは不思議でした。

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    2011年01月23日
  • スコッチ・ゲーム

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    匠千暁シリーズ。今回はタカチの過去に起きた事件をタックが解決してしまう。前半、というかほとんどタカチの過去の事件の話がされる。タックはこの話を聞いてすぐに犯人がわかったけど、俺は全然わかりませんでした。しっかり読んでればわかったのかな・・・。

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    2011年01月06日
  • スコッチ・ゲーム

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    ネタバレ

    あれ…?犯人そっち?
    という感じで終わってしまった気がする。
    動機が薄い…というか、途中で説明はされてるけども…うーん。
    トリックの為に動機が薄いというわけでもなくて、ちょっとがっかり。

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    2010年12月19日
  • 仔羊たちの聖夜

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    相次いで起きる女性の転落事件の謎を解く。


    一気に読んでしまう勢いがありました。

    ただ、数カ月たつと心に残っていない(ーー゛)

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    2010年11月30日
  • 収穫祭(下)

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    4章がちょっともやもやする。
    読んでいるうちに、やっぱり犯人はこの人しかいないだろうなぁと思う。4章で死んだ人の真相が気になる。この辺もしっかり書いて欲しかった。
    2章後半でも思った繭子の周辺の出来事がちょっとなぁ…。もうちょっと界隈の出来事ですませて欲しかったというか…。
    あと思ったよりもエログロというか…。ここまで書かなくてもいいじゃない。と思ってしまった。

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    2010年11月05日