西澤保彦のレビュー一覧

  • 人格転移の殺人

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    トンデモ設定のミステリー。
    だけれども、謎解き過程に説得力はある。
    とにかく、どうしたらこういう設定を思い付くのか、不思議。

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    2017年03月24日
  • 人格転移の殺人

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    宇宙人が建造したとされる謎の施設。
    人間の肉体から精神を引き剥がし、
    他者の肉体へと入れ替えてしまう。
    一度入れ替えが行われると、
    不規則なタイミングで永遠に
    入れ替えが続くという。
    大地震から避難した6人の男女が
    不運にもこの施設へ入り込んだ。
    肉体と精神がごちゃ混ぜになった
    彼らをアメリカ政府の役人は
    何処とも知れない場所へ隔離した。
    そこで事件が起こる。


    以前に読んだ七回死んだ男よりも
    更に不可思議な設定のSFミステリ。
    ユーモラスで軽やかな文章は
    相変わらず読みやすかった。
    だが設定が複雑過ぎる割りに
    あまり魅力的でない物語と
    予想通りのラストだったので、
    読後の満足度は高くなかっ

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    2017年03月10日
  • 人格転移の殺人

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    てっきりクローズドサークルでの連続殺人だと思い込んで読んだらまさかの瞬間大惨事だった。最初のバーガーショップでキチンとキャラを把握していなかったばかりに後で苦労してしまった。SF×理詰めは相性がいい。犯人の動機はちょっとピンと来なかった。読後感は爽やか。

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    2017年03月09日
  • 方舟は冬の国へ

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    1ヶ月家族のふりをすれば莫大な報酬が受け取れるなんて…。犯罪がらみと思いきや、超常現象が起きたり不審者が現れたり。そもそも芝居するにしてもあまりに設定が雑なんで、何のためのふりかは予想が付く。人の気持ちの変化とか興味深かったけど最後はもやもや。どういうこと?

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    2017年02月22日
  • 黒の貴婦人

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    タック&タカチシリーズ・第8弾。

    短編集。
    タックとタカチがカップルになってることが受け入れられないので、なんとも…、な作品もありました。

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    2017年02月16日
  • 死者は黄泉が得る

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    ネタバレ

    妙な設定が出てきて、これをどうたたむのかと思っているとお見事!でした。

    いわゆる最後の一行の話、、気になり調べてしまいましたがこれはどうも相当無理があるよう?
    そんなの無くても十分良いミステリだったと思うんですが、この1行で突然ロマンス要素も出てくるので難しい…。

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    2017年01月08日
  • 殺す

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    通算900冊目。光門の存在の必要性にやや疑問。追い込まれた人間の心理や狂気に至る過程など、展開もしっかり練られていただけに余計に蛇足感が強くなってしまった。

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    2016年12月31日
  • 殺す

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    珍しい読みの名字の人が多く出てきて、取っ散らかった感じに。
    光門は一体なんだったの?
    城田も最後にそんだけ推理できるなら、もっと早くなんとか出来たでしょ。

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    2017年01月12日
  • 腕貫探偵、残業中

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    んー。何ていうんだろう?
    回りくどいと言うのか、無駄とまでは言わないけども、
    スマートでない描写が多いような気が。。。

    1番最後の話は比較的好みだったけど。

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    2016年12月20日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    久々に腕貫探偵シリーズ読んだけど、面白かった。
    事件の構図から妄想のような真実あるいは真実のようなものが明かされる。
    やっぱり面白いし、西澤さんらしい登場人物たちの若干歪んだ物語。

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    2016年12月03日
  • いつか、ふたりは二匹

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    読み終えてからミステリーランドだと知ったが、西澤保彦による同レーベルの作品。
    レーベルの方針上、大人でしかもミステリを多読する自分が、展開を先読めるのは仕方ない。
    それでも、没頭させ、ハラハラさせるのだから素晴らしい。特に、「説明できない不思議な力はあるが、事件解明はあくまでロジカルに」というスタンスはいつも通りなのだから面白い。
    作品に大層感激した、ということはないが、著者の筆力を改めてすごいと思った作品。
    3

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    2016年11月24日
  • 腕貫探偵、残業中

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    ネタバレ

    〇 概要
     櫃洗市を舞台として,安楽椅子探偵「腕抜探偵」が活躍するシリーズ第2弾。今回も,市民サーヴィス課にいろいろな相談が持ちかけられる…と思いきや,「腕抜探偵」がプライベートで事件に巻き込まれたり,そもそも出張していて,物語に登場しなかったり。腕抜探偵とその愉快な仲間たちが活躍するキャラクター小説というべきか。

    〇 総合評価
     1作目同様,ミステリとしてのデキはそれほどよくない。しかし,それぞれの話は意外性のあるオチがあり,話としては1作目よりはるかに面白い。ユリエという名キャラクターも登場しており,キャラクターの魅力も含め,話に深みがある。1作目は,腕抜探偵が最後に真相をほのめかすとい

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    2016年11月12日
  • 腕貫探偵

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    ベタな安楽椅子探偵ものと思いきや、市の職員が市民の声を聞きながら問題を解決していくという設定が斬新だった。

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    2016年11月03日
  • 新装版 瞬間移動死体

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     主人公がだいぶ楽天的。
     ミステリなのだが、テレポートというSFが絡む。読みやすい。最後は、大団円っちゃ大団円なのだが、ええのかしら、これで。

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    2016年10月24日
  • 依存

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    タック&タカチシリーズ・第6弾。

    タックの出生の秘密(?)が明かされる。
    ちょっと、トンデモ設定な気もした。
    後付け感があるというか…。

    とにかく読むのに時間がかかった。

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    2016年10月20日
  • 下戸は勘定に入れません

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    タイムスリップミステリーというコピーに惹かれて購入。実際はタイムスリップというより、パストビューワー的な能力。
    短編連作的な作品になっているが、主人公が常に死にたがっているところがベースになっている。それなりにおもしろく読ませてもらったが、能力の設定が曖昧だったり、意識の共有という反則技が出たりするのは残念。しかも、主人公が若い女性にモテてるのはややしらける。しかも、他人の行動にあれだけ気を配り、洞察できる人間が、自分への好意に無頓着なのは違和感がある。

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    2016年10月18日
  • 腕貫探偵

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    構成は手を変え品を変え、飽きがこないように工夫されている。「サービス」でなく「サーヴィス」ってのもそれっぽくてよい。
    しかし、ミステリとしては…うーん。安楽椅子系なのだろうか、ほぼわかるはずのない謎を腕貫さんが解いてしまい、おいてけぼり感がある。腕貫さんでなくてもいいような…

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    2016年10月18日
  • 方舟は冬の国へ

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    ネタバレ

    うーん、何というか、モヤモヤとした終わり方でちょっと喪失感がでてきた。最後がハッピーエンドみたいなかっこうで終わっていたので、まだ救いようがあったが、どうにも腑に落ちない。

    設定自体はなかなか面白いと思ったが・・・偽りの家族が徐々に愛を深めていく過程は本当にほのぼのとしていてなんだかいいなあって気がしてくる。しかし、中盤あたりから精神感応現象なる訳のわからない、要するに「テレパシー」が現れ、いかにもSFっぽくなってくる。

    しかも、その原因が娘「レイナ」だというのがラストで明かされる。その上、アメリカ合衆国がどおのこうの、「非有都市の完全体」?「超人類」?などと理解しえない言葉が飛び交いちょ

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    2016年09月25日
  • 下戸は勘定に入れません

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    ジャケ買いの一冊、同じ面子で同じ酒を飲むと酒の相手を道連れに過去へタイムトラベル行い謎を解き明かすミステリー仕立ての呑兵衛SF小説。人の絡みが広瀬正氏の名作「マイナスゼロ」を思わせるところも少しありとても楽しめました。

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    2016年09月25日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    グルメ女子大生ユリエの兄・住吉ミツヲは母美津子の強引な計らいで美津子の母校でもある女子校で教鞭をとることになる。個性的な同僚たちやかわいい女子高生に翻弄されながらも、なんとか働いていたのだが、次々に同僚たちの妻が殺害される事件が起きる。しかも、そのうちの一人はミツヲ自身が刺殺してしまったようだがその記憶はなく……果たしてミツヲは本当に殺人を犯してしまったのか?

    奇妙奇天烈、荒唐無稽、そんな腕貫探偵シリーズの中でも随一の無茶苦茶っぷり。住吉一家がはちゃめちゃすぎる。怖い。内容はまさにタイトル通り。勢いで読んでしまったけど、人によってはたぶん辛い長さ。

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    2016年09月13日