西澤保彦のレビュー一覧
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ネタバレ長編。
『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』を読んだあとに挑んだので、百合官能小説にも大分免疫が出来たらしく、読んでてわりと楽しかった。長編ということでまとまりがあったし、一応ミステリの体を保ってたし。
文庫化される際に収録が発表順じゃなかったらしく、本作品は時間軸としては『…華麗なる事件簿』の「なつこ、孤島に囚われ。」のあとに来るらしい。『…華麗なる事件簿』で唐突に出てきた宇宙人シロクマも、この作品が初登場らしい。本作品を読んでいろいろ繋がった。
「たまたまその場に居合わせた女性が宇宙人によって疑似ぺニスを生やされ、それは射精すると消えるけど寝るとまた復活し、この体質が元に戻るには半年かか -
Posted by ブクログ
「依存」で精神的に不安定な状態に陥ってしまった匠を支えるため、高瀬は匠と共にしばらく姿を消す。
その間、祐輔の飲み会に久しぶりに顔を見せた曾根崎が帰り道で刺殺されてしまう。
彼は何故殺されなければならなかったのか?
彼は何故自宅とは遠く離れた場所にいたのか?
どうしても納得できなかった祐輔は、事件を調べ始めある結論に達するのだが・・・。
犯人の冷徹な思考回路が怖い。
自分の利しか考えない計算高さと、ためらいなく実行してしまう心が怖い。
意外な動機と犯人。
タイトル「身代わり」が、読んだ後にはより一層深い意味を持って感じられる。
匠と高瀬の間に流れる空気が好きだ。
辛いことがあっても、苦しくて -
Posted by ブクログ
宇宙人が建造したとされる謎の施設。
人間の肉体から精神を引き剥がし、
他者の肉体へと入れ替えてしまう。
一度入れ替えが行われると、
不規則なタイミングで永遠に
入れ替えが続くという。
大地震から避難した6人の男女が
不運にもこの施設へ入り込んだ。
肉体と精神がごちゃ混ぜになった
彼らをアメリカ政府の役人は
何処とも知れない場所へ隔離した。
そこで事件が起こる。
以前に読んだ七回死んだ男よりも
更に不可思議な設定のSFミステリ。
ユーモラスで軽やかな文章は
相変わらず読みやすかった。
だが設定が複雑過ぎる割りに
あまり魅力的でない物語と
予想通りのラストだったので、
読後の満足度は高くなかっ