【感想・ネタバレ】スナッチのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年08月25日

いきなり降ってきた銀色の雨を浴びた者は宇宙の生命体に人格を乗っ取られてしまう。恋人との結婚を控えた22歳の奈路允生は自分の体の中で目覚めたのは31年後であった。31年間の自分の人生はどうなったのか。奇しくも連続殺人事件が起こり巻き込まれていくことになる。失われた31年の人生に殺人事件の鍵があるのか。...続きを読む
一回きりの人生というものの意味を考えさせられる。食品添加物などの問題、がん治療の是非、免疫力を無視した解熱剤の使用の問題など、現代が直面する問題を直截に提示もしている。作者が示したのが正解かどうかはこれからの課題ではあるだろう。

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Posted by ブクログ 2011年12月23日

西澤作品らしい、かなり特殊なSF的状況設定+ロジックを意識したミステリ的要素。私は好きです。
主人公は30年の時空を超えてしまうわけなのですが、この意識しない30年というか、15-20年くらいの社会やテクノロジの変化を上手くエピソードに取り入れていて、この変化を見てきた私にはそういうディテールもナカ...続きを読むナカいいエッセンスになっていると思います。
最後はうまく纏まってるし、ストレス無く読めてよかったです。

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Posted by ブクログ 2011年09月20日

微妙にSFなミステリー。
西澤さんっぽい作品かな。
なんとなくスッキリしない感じはするけど、じわじわ面白い。

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Posted by ブクログ 2015年09月28日

突如宇宙からの未確認生命体に自我ごと体を乗っ取られた男が、31年後に自我を取り戻す。SFであるものの生きるとは何ぞやを考えさせられる。ちなみに、乗っ取られても記憶や人格はそっくりそのまま、という設定が粋。全く変わらなかろうが、身近な人間がある日を境にベツジンになる、というのはどのような感覚なのだろう...続きを読むか。

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Posted by ブクログ 2014年04月06日

22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは、きみは、ぼくたちは、少しは幸せだったのだろうか。彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る。

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Posted by ブクログ 2013年07月04日

ビールシリーズをほぼ読んだの西澤保彦のSFを初めて読む。SF的な部分はわずかで、実はその影響で変化する人間模様。高知の情景も目に浮かぶ様で速読でした。

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Posted by ブクログ 2013年01月12日

SFかと思ったら、意外とミステリーよりだった…
どっちにしてもなんか消化不良気味だな、悪くはないのだがイマイチ物足りなさが残るって感じ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年10月08日

自分が乗っ取られる・・・それだけじゃなく20代だった自分が気づくと50代・・・そしてさらには殺人事件とミステリーがいっぱい。まだ40代にもなってない私なので気づけば50代のショックが計り知れない。昭和の時代を知ってる人や高知に住んでる人には面白いんじゃないかな。ストーリーはまぁ普通だったけど印象には...続きを読む残る作品。『ベツバオリ』と『サシモドシ』という言葉でこの本を思い出すでしょう(笑)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月20日

設定や出だしは面白くなりそうだ…と思っていたけど、
なんだか読み終えると物足りない感が残った。
最初の女性がどうからんでくるのかと思えば…。
何だか全体的に勿体ない感がする話だった。

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Posted by ブクログ 2011年10月27日

地球外生命体に意外な形で乗っ取られた人たちの物語。
でも、なぜ?何のために?
全く目的が分からず、だからこそもしかして
余計にコワイのかも・・・とちょっと思ってしまいました。

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Posted by ブクログ 2011年09月29日

SF設定のミステリ。
婚約者の両親に挨拶する為に来た高知で銀色の雨に打たれて,意識が戻ったときは,31年も過ぎた後だった。
主人公がエイリアン?に乗っ取られた意識だけの存在という点は異質だけれど,物語の本質は普通にミステリとして楽しめる。

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Posted by ブクログ 2011年09月19日

初期の西澤保彦得意の、ありえない超常現象でも合理的な謎の帰結、というパターンだと思っていたのだけど、叶えられたのは前者だけだった。
もっと謎に深みがほしかったし、トリックに緻密さがほしかった。以前の作品は、動機なんてどうでもいいほど設定とトリックと理論が素晴らしかったけど、このくらいの話しになると、...続きを読む動機の浅さが気になって仕方ない。以前の作品のような、圧倒的にロジカルな超常現象ミステリを、もう一度読んでみたい。

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