西澤保彦のレビュー一覧

  • スリーピング事故物件

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    中盤までスピーディーにだらついた物語だなあって感じでしたが、終盤の謎解きはさすが西澤保彦らしい伏線回収といつもの身勝手な人間の嫌なロジックによる犯罪っていうらしさ満載でした。

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    2022年06月15日
  • スリーピング事故物件

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    突拍子もない設定が西澤さんだわー。
    でも、登場人物の名前は案外普通っぽかった?
    ワープロ専用機というのが懐かしい。
    特定の人物が操作した時だけ電源が入って自動筆記するワープロだなんて、わくわくさせてくれる。
    エログロは、それほどでもなかったので読みやすかった。(そういう気配のところは飛ばし読みしたし。)
    しかし、その動機はどうなの?!
    びっくり。
    決着にもまさにお口あんぐり。
    やってくれるわ、西澤先生。

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    2022年04月19日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    私には後味が悪い話が多め、かつ、どんでん返し?と思う話が多めで、話やコンセプトはとても面白かったが、ちょっとタイトルに期待しすぎた感は否めず。

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    2022年03月05日
  • パズラー 謎と論理のエンタテインメント

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    推論と妄想のラインの綱渡りな印象

    同じ傾向の推理展開が多くて、一気に読むとお腹いっぱいで胃もたれしちゃうかな?

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    2022年01月09日
  • 腕貫探偵

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    話自体は面白いのだけど、とにかく名前が読みにくくて困った。
    一つの話に一人ならまだしも、主要人物全員がややこしい名前の時など何度も最初のページに戻って読みを確認しなければならず閉口した。
    こういうのって、編集の人は口を出したりしないのだろうか。
    次巻も読みたいが、また読みにくい難読の名前の人物ばかり出てくるんだろうなあ。

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    2021年12月26日
  • 殺意の集う夜

    購入済み

    饒舌な語り手

    西澤先生の作品に類型的な語り手が本書でも登場します。
    このタイプのナレーターを好きになれるかどうかが楽しめるか否かの分水嶺なので『試し読み』を強く推奨します。

    #シュール #ダーク #ドロドロ

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    2021年12月14日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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    単行本が2001年という事を考えると中々挑戦的なストーリーかも。
    タイムスリップした理由が全くよくわからないため、少し残念だか、ミステリがメインではないのて、割と面白かった。

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    2021年10月03日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しがあるお話は好みだし、自薦というのも気になったので楽しみに読んだ。

    □綾辻行人「再生」
    おっとそうだったの?という面白さ。この後どうなったんだろうと想像すると、怖いんだけどちょっとニヤニヤしてしまう。

    □有栖川有栖「書く機械 ライティング・マシン」
    読みやすかったけれど、どんでん返しっぷりはそうでもなかったかな。

    □西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    この作品も難しい名字がいろいろ出てきたなー。谷谷谷谷(たにかべやつや)とか刀根館(とねだち)とか。
    ほとんど会話の中での推理だけで動機を導き出せるのすごい。なるほどなーと思える結末だった。

    □貫井徳郎「蝶番の問題」
    手記

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    2021年09月28日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家が自作から自選したミステリ・アンソロジー
    異なった作風の6篇が楽しめます。
    唯一、綾辻行人の「再生」が既読で、ミステリというよりホラーの作風でしたが・・・ま、概ね楽しかったです。が・・
    どんでん返し?な作品は・・・

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    2021年09月20日
  • さよならは明日の約束

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    高校生カップル、ゆきさきくんとエミールの甘酸っぱい?青春安楽椅子探偵ミステリー。よくある、美女と平凡な男の組み合わせで、例の如く熟女趣味のマニアックな人物で。
    とはいうものの、ロジックをうまく組み立てて、きっとこうだろうなという結論に持っていく書きぶりは爽快。

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    2021年08月29日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    6つの物語からなる短編集。

    ■綾辻行人「再生」
    非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
    オチについては想定できたが、物語に魅せられた。

    ■有栖川有栖「書く機械」
    こちらも非現実的な物語だが、
    綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。

    ■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
    特に最初のブログのような独り語りとか。
    どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。

    ■貫井徳郎「蝶番の問題」
    この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
    プロットがしっかり

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    2021年07月23日
  • 殺す

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    強烈なタイトルだし、内容もそれに見合うようなグロテスクさなんだけど、読後感はちょっと中途半端。真相は結構意外なものだったし、なるほどって感じだったんだけど、ここに狂った警官を絡ませた意味は?どこかで繋がるのかと思いきや、結局それぞれが別の事件で、たまたま同時進行だっただけ。そりゃないよ。これまで読んだ著者の作品の中では、個人的には一番下かな。

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    2021年07月14日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
    法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
    他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。

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    2021年07月10日
  • 彼女が死んだ夜

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    ネタバレ

    推理というより「当てずっぽうが偶々当たった」感は否めないけど、キャラクターが面白くて楽しく読めました。
    ハコちゃんの自己中さにイライラしたけど、こういう結末になったので納得というか…
    読み終わった後にタイトルを見て、彼女とは誰のことだったのかわかりしっくりきました。

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    2021年07月09日
  • 腕貫探偵

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    それぞれの話が軽くて読みやすかった

    腕貫さんの解釈力が異様に高く本当に与えられた情報だけで結論を導き出せるのか疑いながら読んだ

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    2021年07月01日
  • 黒の貴婦人

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    シリーズ8作目。
    5つからなる短編集。
    4人がなかなかそろわなくなってきました。
    人間必ずどこかに自信をもって生きているもので、
    それを知らずに傷つけたり、他人を否定せず、
    生きていきたいなと思いました。
    わがままな男が多い。
    タカチはもう伝説。

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    2021年06月22日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    シリーズ7作目。
    8つからなる短編集。
    卒業後はみんな変わったねぇ。
    仲良くて何より。
    正解のない作品が多いです。

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    2021年06月19日
  • パズラー 謎と論理のエンタテインメント

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    密室物の「チープ・トリック」を例外に、ほぼトリックなしのロジックのみの短編集。そのロジックも「時計じかけの小鳥」が典型だが、ここまで来たらロジックではなくて妄想な気がする。

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    2021年06月14日
  • 偶然にして最悪の邂逅

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    気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」、高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、全五篇の短編集。

    会話劇な「人を殺さば〜」が一番好きだな!ほんとに昭和なおじさん会話なんだけど目まぐるしく状況が変わっていくのに何が起こってるのかわかるのがすごい。「リブートゼロ」はいかにもな不倫エロミステリでぐっちゃぐちゃの状況を力技でさ

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    2021年06月13日
  • 依存

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    シリーズ6作目。
    ウサコの一人称。
    タックの過去とウサコとの出会いが語られる。
    人間はやられたことを他の人、特に弱者にやり返す。
    自分がやられて嫌なはずなのに。
    そうしないと自分が保てないのでしょうか。
    虐待やいじめがなくならないのはなぜか。
    誰かのためも本質は自分のため。
    重たい作品でした。

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    2021年05月19日