西澤保彦のレビュー一覧

  • 腕貫探偵

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    市民サーヴィス課臨時出張所
    櫃洗市のみなさまへ
    日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください
    個人的なお悩みもご気軽にどうぞ
    櫃洗市一般苦情係
    との不思議な貼り紙と共に、
    ひょろりと鉛筆みたいに細身で、ひと昔前の肺病病みの文学青年みたいに尖った風貌に、丸いフレームの銀縁メガネ。若いのか年寄りなのかよくわからない。無造作に切り揃えたとおぼしき髪には白いものもちらほら混じっているようだが、基本的には年齢不詳。むっつりとした表情や黒っぽいネクタイが如何にもお役所的に堅い感じだが、両腕の肘まで黒い腕貫を

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    2023年04月21日
  • 依存

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    ネタバレ

    タック&タカチシリーズ。
    約20年ぶりの再読。昔読んだときもやたら重いと思った記憶があるが、やはり重い。前作のスコッチゲームから引き続く「親からの支配」のようなものが物語の根底に流れている。正直、私の親にそれほど不満はなく、なかなか共感はできないのだが、おじさんになりすぎて忘れてしまった気持ちもあるのかもしれない。ただ哲学的に考えすぎる若者ならではの思いをベースにしているかもしれない。
    しかし、長い。ストーカー事件や幽霊事件など、本筋と関係なさすぎる事件の謎解きが長すぎる。全てタックが抱える問題に繋がるものではあるのだか、ちょっと作者が書きたいことを詰め込み過ぎかなあ。
    これらの事件を

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    2023年04月15日
  • 人格転移の殺人

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    SF+ミステリーというのはあまり読んでこなかったので、設定は個人的ヒット。

    しかし6人もの人物が人格と体が入れ替えられて混乱する。途中から物凄いハイペースで転移するもので頭が付いていかない。最後ハッピーエンドなのは良かった。

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    2023年02月11日
  • 死者は黄泉が得る

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    これはクリスティンのための物語だ。館の中で早々に殺されはするものの、館のパートにおいても彼女が物語を支配しているのは後半まで読めば分かるとおり。
    もう一方のパートでも恐ろしい殺人者に怯える美貌の妻として存在感を放つ。そして物語の結末まで、クリスティンは中心に座している。

    だが、エピローグを読んだとき、これが誰のための物語だったのかという印象は一変する。物語半ばでほとんど舞台から降りた二人。その二人のために収斂する物語は、賛否があれど、一輪花のようなささやかな美しさをたたえていると思う。

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    2023年02月01日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
    綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
    ◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
    ◆どんでん返しという意味で印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。

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    2023年01月14日
  • 逢魔が刻 腕貫探偵リブート

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    短編4話。今回はユリエが大活躍。なので、腕貫さんが1作しか登場しなかったので物足りなかった。単純に西澤保彦さんの短編作を楽しんだっていう感じ。うち2作は20年も前の事件を解明したり、1作は意外な人物が解明したりの面白さがあった。次は腕貫さんの活躍を存分に楽しみたい。

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    2022年12月30日
  • 偶然にして最悪の邂逅

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    変わったタッチ。
    いいか悪いかは好み次第だが、にしても評価が難しい。嫌いではないが、褒める気もしない。

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    2022年10月12日
  • 依存

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    ネタバレ

    今までの中で一番重たい話だけど、ウサコの語り口調とキャラクターが中和してくれる。現在の話と、ここに至るまでの話が交差しつつ、その間にもいくつかの小さなミステリーがあって、最後に全てが現在に集約される。
    最後のシーンは印象に残る。

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    2022年10月07日
  • 狂う

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    氏の著書で、個人的にとりあえず気になってピックアップした作品は、これで一通り読破って感じ。本作は、比較的自分の好みに一致する方向性のもの。タイトルからして尖りまくっとるし。どんどん頁を繰らせる引き込まれ度は大きかったんだけど、ラストの強引さも含め、細かく気になった部分は少なからずあったので、総合的にはこの評価。

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    2022年10月04日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉『自薦 THE どんでん返し』双葉文庫。

    6人の作家による6編収録のミステリー・アンソロジー。このアンソロジーが刊行された時に6人の作家のうち貫井徳郎以外の5人は余り読まない作家だったので、敢えて購入しなかったということを覚えている。古本屋の100円本ならと手に取ってみた。

    綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎の短編がまあまあ面白かった。

    綾辻行人『再生』。ホラー短編。微かに記憶があると思ったら『眼球綺譚』に収録されていた1編。首の無い状態で揺り椅子に座る若い女性を目の前にして、ひたすらあることが起きるのを待ち続ける主人公。そうい

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    2022年09月30日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    色々な作家さんの作品が楽しめてよかった。
    短編集は読み応えがないと思いこんでいましたが、短い中でもオチ、どんでん返しが楽しめてよかった。

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    2022年09月23日
  • 人格転移の殺人

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    久しぶりに頭をフル回転させながら、メモもとりながら読んだけど、やっぱり途中で分からなくなった(笑)
    複雑だなー

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    2022年09月17日
  • 方舟は冬の国へ

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    お話し自体は面白いし先が気になるし惹き込まれるし、とっても楽しめたのですが、どんどんSFチックになってくのが少し残念でした

    でも…
    男性ならこの奥様との生活は羨ましいかも…
    この子役は素晴らしい演技力…
    などと自分が旦那役だったら、なんて物語の中に入ったような感覚で読みました

    単純に面白かったですよー

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    2022年07月16日
  • スリーピング事故物件

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    中盤までスピーディーにだらついた物語だなあって感じでしたが、終盤の謎解きはさすが西澤保彦らしい伏線回収といつもの身勝手な人間の嫌なロジックによる犯罪っていうらしさ満載でした。

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    2022年06月15日
  • スリーピング事故物件

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    突拍子もない設定が西澤さんだわー。
    でも、登場人物の名前は案外普通っぽかった?
    ワープロ専用機というのが懐かしい。
    特定の人物が操作した時だけ電源が入って自動筆記するワープロだなんて、わくわくさせてくれる。
    エログロは、それほどでもなかったので読みやすかった。(そういう気配のところは飛ばし読みしたし。)
    しかし、その動機はどうなの?!
    びっくり。
    決着にもまさにお口あんぐり。
    やってくれるわ、西澤先生。

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    2022年04月19日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    私には後味が悪い話が多め、かつ、どんでん返し?と思う話が多めで、話やコンセプトはとても面白かったが、ちょっとタイトルに期待しすぎた感は否めず。

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    2022年03月05日
  • パズラー 謎と論理のエンタテインメント

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    推論と妄想のラインの綱渡りな印象

    同じ傾向の推理展開が多くて、一気に読むとお腹いっぱいで胃もたれしちゃうかな?

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    2022年01月09日
  • 腕貫探偵

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    話自体は面白いのだけど、とにかく名前が読みにくくて困った。
    一つの話に一人ならまだしも、主要人物全員がややこしい名前の時など何度も最初のページに戻って読みを確認しなければならず閉口した。
    こういうのって、編集の人は口を出したりしないのだろうか。
    次巻も読みたいが、また読みにくい難読の名前の人物ばかり出てくるんだろうなあ。

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    2021年12月26日
  • 殺意の集う夜

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    饒舌な語り手

    西澤先生の作品に類型的な語り手が本書でも登場します。
    このタイプのナレーターを好きになれるかどうかが楽しめるか否かの分水嶺なので『試し読み』を強く推奨します。

    #ドロドロ #ダーク #シュール

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    2021年12月14日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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    単行本が2001年という事を考えると中々挑戦的なストーリーかも。
    タイムスリップした理由が全くよくわからないため、少し残念だか、ミステリがメインではないのて、割と面白かった。

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    2021年10月03日