西澤保彦のレビュー一覧

  • 人格転移の殺人

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    6人が"閉ざされた円環"の中で人格が転移していく本作こそが真のクローズドサークル。
    人格の入れ替わりという非常にややこしい話をここまで読みやすくしてしまう著者は天才だと思います。特殊設定ミステリーとしての完成度も高い上に、CIAだの異星人だの、仰々しい話をここまで綺麗かつロマンチックに終わらせるのも凄い。『七死男』より好き。

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    2025年09月28日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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    何故か、父が殺される数日前に
    今の姿で存在していた。

    金がない、というのはなかなか…です。
    要所要所にその嘆き(?)が出てくるので
    想像するとかなりきついものが。

    奇妙な死に方をした父親、それによって
    不本意に結婚せねばならなくなった姉。
    そして小説を読んで知った、姉の恋人との邂逅。

    一体あの日何が起こって父親は死んだのか、から始まり
    自分が何故存在するのか、いつ戻れるのか。
    山積みな謎ですが、徐々に分かっていくというか
    理解していくというか。

    卵が先か、鶏が先か。
    完全に、それ、でした。

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    2025年09月07日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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    えー!西澤先生新作?と思って読んだら昔読んだ『異邦人』の改題だった……
    20年前の本だけどジェンダーフリーが強く意識されている。世相というよりは作者の思想なのかなあ。
    自分が心から求める生き方を選べる人は見ていて爽快。

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    2025年09月01日
  • スコッチ・ゲーム

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    人間関係における立ち位置は流動的で、人は自分を常に被害者だと思い込むけど、誰かの加害者になってる事には気付かないとか。すごく、分かるし、個人的に思い当たる事もあって溜息出た。
    事件も真相もタカチの心情もエグいし重いけど、ぐいぐい引き込まれる感じ。

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    2025年09月01日
  • 彼女は逃げ切れなかった

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    西澤保彦作品にしては、特殊設定も少なめで連作の繋がりは残してあり面白いが、意外性が足りてない。全ての作品が憶測的に終わっており消化不良もあった。

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    2025年08月31日
  • パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人

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    刻子と甥の素央は、惨劇の夢を見る。
    親族8人の集う別荘で、刻子以外の全員が命を落とすのだ。
    2人には、「確定している未来を事前に夢に見る」という予知能力がある。
    殺されるはずの素央は別荘に行かず、惨劇は回避された……はずだったが?


    西澤保彦さんお得意の特殊設定ミステリです。
    今回は複数人の予知能力を持った登場人物による話。視点の違う予知能力者による惨劇の回避行動。しかし、夢に見た時点だとまだ自分が何を思ってそんな言動をとっているのか分からないというのがまた面白い。誰の行動や意図がどう影響して、現実がどう変化していったのかが見どころです。

    他の人も書いていますが、登場人物が多くて血縁関係も

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    2025年08月13日
  • スリーピング事故物件

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    ルームシェアすることになった3人の女子の家は、以前の家主が殺人事件の被害者になった物件。そこに置いてあるワープロには被害者の思念が。

    謎世界観だったなー。登場人物の設定が。ユウさんと初音の関係性がナゾすぎる。恋愛設定がめちゃめちゃ複雑すぎて、謎よりもそこが気になってしまう感じ。

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    2025年07月24日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

    ラストのドンデン返しはビックリ!
    色々予想しながら読み進めたが予想外の展開。
    ただこのラストの為の小説って感じがして、そこまでの物語は読みやすいが面白いといい難い感じでこの評価にした。






    学校と呼ばれる施設でそこに入るまでの記憶が曖昧な少年少女たち。
    変わった授業や変わった生活。
    新入生がやって来ると怯える生徒たち。
    描かれている日常の全てに違和感があり、これは何の施設だろうと考えながら読み進めるも、実は少年少女たちではなく、老人たちが実験の為に収容されていたのだ。

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    2025年07月05日
  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    『七回死んだ男』の作者さん。
    人が死ぬシーンは笑っちゃうくらいサクサク。命めちゃ軽い。バタバタ死んでいくし、どれも無茶苦茶な死に方。オノぶん回してきたりとか。怖。
    殺された人たちは、全員が何かしらの異常者。「殺意の集う」ってそういうことか、と。

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    嵐の夜、その別荘で何が起こったか!!
    真実は、最終ページで明かされる。奇才が仕掛けた連続死の謎!

    嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を

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    2025年06月14日
  • 彼女は逃げ切れなかった

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    ネタバレ

    差点で自転車の女性を轢いた車が急停車し、車のトランクからは女性の遺体が。目の前で起こった事故の際、元刑事である纐纈古都乃は陽炎のような謎の光を纏う不思議な双子を目撃していた…。「彼女は逃げ切れなかった」
    友人の店の常連客・ギミーくんの元家庭教師が自殺した。教えてくれた恩師は他殺を疑っているという。亡くなった男性は少し前にバイト中のコンビニで強盗にあっており、その場に古都乃は偶然居合わせていた…。「男はごまかし切れなかった」
    高齢男性から女性を刺したと通報があり、駆けつけた警官により男性は逮捕された。取調べ中に古都乃を指名した男性は元県議会議長であり、過去の事件の関係者だった…。「ふたりは愛し合

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    2025年05月19日
  • 新装版 七回死んだ男

    購入済み

    気楽に読める!

    初めての作家さんです。
    題名に惹かれ読みました。
    想像ではダークな感じかなと思ったけど、軽いタッチで読みやすかった!
    主人公の特殊能力⁇で同じ日を何回も繰り返し、日が繰り返される事に違う行動に出て、お祖父さんをなんとか助けようと奮闘するところは面白かった。
    ただ私的にはイヤミスやミステリーが好きなので、少し物足りなかったかな…

    #笑える

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    2025年05月09日
  • パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人

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    作者が特殊設定ミステリの第一人者と呼ばれていることを初めて知ったけど、確かに予知夢という能力を、ロジカルに整理しつつ、とても面白く作品に組み込んでいて良かった。
    序盤は登場人物達の複雑なキャラクターと関係性とにまごつき、少しオヤジくさい文体に萎え…というのはあったものの、展開が進み始めてからはノンストップで楽しく読めた。
    例えば読者も探偵として参加するとか、社会的なメッセージを読み解くとか、単純に物語を楽しむとか、ミステリにおける、読者と作品との付き合い方は色々あると思うけれど、
    本作に関してはそれがいまいち定まらないまま、設定の提示と状況の説明で物語が進み、気づいたら終わった…というのが少し

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    2025年05月06日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    結末にはかなりびっくり。
    全然気づかなかった˙ᴥ˙。
    でも思い返せば伏線は色々散りばめられてましたね。

    ミステリ的にはすごく面白いけど、個人的に物語としてもっと盛り上がってほしかった。彼らの世界が崩れ始めてからはもう救いがないのが切ないというか哀れ|ω・*)

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    2025年05月01日
  • スリーピング事故物件

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    住人が殺された事故物件でルームシェアをすることになった女性3人。部屋に置かれた絶対に動かしてはいけないという壊れたワープロに文字を入力すると、殺された住人が打ち返してきた。犯人と面識がなく、彼はなぜ自分が殺されたのかわからないと言うので、3人は彼と交信しながら事件を探ることに…
    21年前の事件にしては情報収集がサクサク進みすぎな気もするし、人間関係がドロドロで読後感はイマイチ。犯人の動機は意外すぎて驚いた。

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    2025年04月24日
  • 解体諸因

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    解体とは…まさかの本当に解体でした。
    短編であるそれぞれのバラバラ事件が、少しずつ繋がりだして…
    おもしろかったです。
    タック達の関係が時代によって違っているのも興味深かったです。

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    2025年04月23日
  • パズラー 謎と論理のエンタテインメント

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    普段あまりミステリー小説を読まないので、「時計仕掛けの小鳥」のような作品もミステリーというジャンルとしてあるのか。と、興味深かった。
    極論、上記の作品については登場人物の主観に基づく認識であり、真相はわからないままと私は思った。

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    2025年04月18日
  • 彼女は逃げ切れなかった

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    姉妹の特殊能力が活躍する内容かと思ったら、ほぼなくても問題ない話ばかりだった。そちらを期待すると残念かもだけど、各話は嫌いではない。一作目のタイトルと三作目の犯人のやり切れなさが印象的でした。

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    2025年04月11日
  • 人格転移の殺人

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    ネタバレ

    以下、ややネタバレ。


    正直、ちょっと微妙でした。☆2.5くらい。
    人格転移の設定自体は面白く、事件が起きるまではワクワクしましたが、一日で大量殺人になるので、せっかくの設定が生かせていないと思いました。
    大量殺人だと、けっきょく、だれがだれに人格転移していたかという複雑な問題設定が台無しになりますよね。
    動機の面でも、ぜんぜん納得できませんでした。そんなことで人を殺すことはまあないでしょう。心理的な面での説得力に欠けていると思います。
    最大の問題は、犯人が殺した順番です。設定では、人格転移が時計回りに進み、いつ人格転移が起きるかはまったく予測できないとなっています。そして、犯人は時計回りに

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    2025年04月05日
  • あの日の恋をかなえるために僕は過去を旅する

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     二十三年前に父親を殺され未解決のまま家族全員が望まぬ人生を送る中で主人公がその時代にタイムスリップし、そこで知り合った姉の恋人である少女と共に事件を回避するために奔走するSF仕立てのミステリーで、タイムパラドックスを始めとしたSFの理論的なストーリーが面白かったものの恋愛描写に頁を割きすぎてミステリーとしては薄味だな、と感じてしまった。

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    2025年03月20日
  • 走馬灯交差点

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    読みものとしては、めちゃくちゃ先が気になってしまうしはちゃめちゃでサスペンスで何が起こっているかわけわからん感じでいい。
    ただミステリとしてどうなの?がありましたが、なるほどこういう特殊設定だからのオチはさすが。

    2834冊
    今年62冊目

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    2025年03月06日