西澤保彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後まで暗く澱んだ空気が流れている作品だった。
西澤作品の「タックシリーズ」なんだけど、タックの出生からの秘密が書かれています。
西澤作品にしては珍しいというか、変わったなぁ~という感じが。
まず語り手はウサコによる一人称。そして素朴な事件や疑問がでてきて、まるで短編のよう。
この関連性のない短編1つ1つが終幕へと盛り上げていくんですね~。
この書き方はすごく上手!
それに、最初に読者を引きつける問題定義をして、最後までその答えをひっぱるものの、読むことを止めさせない。
だけど、一貫してのこの暗さ。タカチの名ゼリフでラストは小気味いいはずなのに・・・。
あ~、これからタックやタカチがどうなって -
Posted by ブクログ
ネタバレ「チョーモンイン」シリーズ第7弾。
3・5・6巻に続き、4冊目の短編集。
…おもしろかったんだけど、やっぱ、短編とか番外より、長編の続きが気になるっ!
今のとこ、長編だった1・2巻以後、ストーリー自体は進展せず。
なのに、3巻の『念力密室!』に収録されている「念力密室F」では、だいぶ未来の話(?)が描かれていて、その間がすごい気になるのです。
…とまぁ、でも、そんなこと言ってても仕方ないので、『生贄を抱いた夜』。
短編が7つ。
気に入ってるのは、表題作の「生贄を抱いた夜」と、最後の「情熱と無駄のあいだ」。
どっちも、目的を達成するために何らかの手段を講じていたら、いつのまにか手段が目的