西澤保彦のレビュー一覧

  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    なじ■

    自分が殺した6人の分の罪をおっ被せる為に
    友人を殺した犯人を推理しよう!という状況設定が
    とても面白かったです。
    5人も6人も死んじゃってるんですが、
    描写のお陰で楽しく(と言っては何ですが)読み進められました。

    あと最終的に主要登場人物全員が
    変態やら殺人鬼やらだったということが判明するので、
    ラストを見た時はこう言ってしまうのもあれですが
    ハイ一件落着ー!!と手を打ってしまいました。

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    2014年01月31日
  • 解体諸因

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    ミステリー短編集。
    死体も。死体以外も。探偵役も。時系列も。とにかくバラバラ。
    バラバラ死体がたくさん出てきますが、猟奇性は全くありません。
    全て合理的な(?)理由があっての死体解体です。
    この設定だけでも評価する価値があるかと。
    タック・タカチのシリーズを集めようと思いました。

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    2014年01月30日
  • 腕貫探偵、残業中

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    前作は機械的なイメージだった腕貫さん。今回、人間味が出てた事にビックリ!更に、女子大生ユリエさんとの今後も気になる所。今からワクワクしてます。

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    2013年11月30日
  • 解体諸因

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    ネタバレ

    2013/11/06~11/12
    バラバラ殺人事件の短編集
    それぞれ何故バラバラにする必要があったかに主眼を置いた話し。
    ただし最後の1話で、全ての話しが繋がる趣向は、面白かった。

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    2013年11月17日
  • 狂う

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    よくわからない動機から始められる凶悪な連続殺人事件の真相、連続殺人の中で行われていることの意味、動機等が最後に明らかになり、かつその真相の意外さと主人公である犯人にもたらされるインパクトから思わずうなってしまった。

    事件の動機は正直あり得るのかと思わなくはないのだが、しかし主人公が文字どおり「狂う」までの道のりは、読み応えがあった。

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    2013年11月16日
  • 腕貫探偵、残業中

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    1作目とはかなり趣が変わりましたね。
    「残業中」というタイトル通り、腕貫さんが業務時間外のプライベートな時間に活躍する。持ち前の推理力もさることながら、前作では全く人間らしさを見せなかった腕貫さんが女子大生ユリエの前では彼女の勢いに押され、人間性を少し見せるところが興味深いです。
    今回が単なる番外編でなく、発展の段階であることを願おう。

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    2013年11月09日
  • 彼女はもういない

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    最後がとても衝撃的。すこし切ない。犯人の歪んだ思考は理解できないけど、おもしろい。あそこまで歪んでしまったのはかわいそうでもある。人殺しをしていい理由にはならないけど…
    ちょっと推理が無理やりな感じはしたけれど、最後まで一気に読んでしまった。西澤保彦さんの作品は、いつも引き込まれる。

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    2013年11月09日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    ネタバレ

    「チョーモンイン」シリーズ第7弾。
    3・5・6巻に続き、4冊目の短編集。

    …おもしろかったんだけど、やっぱ、短編とか番外より、長編の続きが気になるっ!
    今のとこ、長編だった1・2巻以後、ストーリー自体は進展せず。
    なのに、3巻の『念力密室!』に収録されている「念力密室F」では、だいぶ未来の話(?)が描かれていて、その間がすごい気になるのです。

    …とまぁ、でも、そんなこと言ってても仕方ないので、『生贄を抱いた夜』。

    短編が7つ。

    気に入ってるのは、表題作の「生贄を抱いた夜」と、最後の「情熱と無駄のあいだ」。
    どっちも、目的を達成するために何らかの手段を講じていたら、いつのまにか手段が目的

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    2013年09月30日
  • 彼女が死んだ夜

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    タック&タカチシリーズ第一弾。
    厳しい親にしつけられた女子大生が、飲み会が終わって、海外旅行へ出発という時に事件が起きた。自宅で人が殺されていたのだ。
    そして次から次へと展開が待ち受けて、まさかの衝撃的な最後は読む人を驚かせてくれる。

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    2013年09月29日
  • 必然という名の偶然

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    腕貫さんは出てきませんが、大富豪探偵は出てきます。
    息子用に購入したのですが、ちょっとダーク過ぎかも。

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    2013年09月02日
  • 彼女が死んだ夜

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    途中やや無駄と思える描写がいくつもありましたが、各キャラの魅力で楽しめました。
    主人公たちの推理は状況を分析して謎を解くというものではなく、主人公の予想…というより妄想を膨らましたような推理を出し、それが適合するか検証するスタイルです。多少無理やりでご都合主義的な感がありますが、ラストは捻りが効いていてちょっとした驚愕を味わえたのでなかなか面白かったです。

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    2013年10月01日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    腕貫探偵シリーズというか、櫃洗市シリーズというか、事件自体は単純なのですぐわかるのですが、ポイントはそちらにはなく、とこれ以上書くとミスてーりーのネタバレになるので終わり!

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    2013年08月01日
  • いつか、ふたりは二匹

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    小学生ぐらいの時に読みたかった…。最後のなんとも言えないもどかしさをじっくり味わえる年齢で読んでもやもやしたかった。ピーターのことも中盤ぐらいでわかってしまったし、純粋に読めるときに読みたかった作品。

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    2013年07月13日
  • 必然という名の偶然

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    腕貫探偵シリーズの番外編といったところです。帯にも書いてありますが、主役の腕貫探偵はでてきません。

    腕貫探偵が出てこないのに、腕貫探偵シリーズという理由は、腕貫探偵が活躍する櫃洗市が舞台だからです。



    解説に「櫃洗」を音読みして「櫃洗→ヒツセン→必然」と結び付けているのを読んでなるほどなぁ、と思いました。
    本短編集に出てくる奇想天外な事件も読み終われば必然的にそれしかないというロジックミステリーですっきりします。

    簡単なミステリーと思わしておいて、オチが全然違う方向の話が多くてガツンとやられる話が多く、特に、「鍵」のオチが好きです。

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    2013年06月25日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    学園モノ。ユリエの兄が主役で出て来て家族の全貌が明らかになった。次から次へと事件が起きるが、当事者の兄の記憶が定かでない!しっかりしろーと思いながら読んで行くと、大どんでん返しがあるとは…とても面白かったが、腕抜さんが殆どでて来ない点が残念でした(^_^;)

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    2013年06月19日
  • 身代わり

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    ノンフィクションと思われる小説を書いた成績優秀の女子高生が殺される。
    そしてその側には若い警察官の死体、このトリックは…?
    という感じの話だったのですが、読みやすく、入り易いのですが、犯人も分かり易いのが残念でした。
    タック&タカチのコンビも出てきて名推理。こちらのストーリーもまたまだ続きそうです。

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    2013年06月08日
  • スコッチ・ゲーム

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    ネタバレ

    レズやらゲイやらすごい世界だった。
    犯人はまったくわかんなかった!!
    あの電話で聞いた同級生の話がそこまで犯人に関係する内容とは思わなかった。犯人と先生がグルとかも気付かんかったし。
    てかあの先生、女の先生振って生徒と結婚って、なんなんかな。
    女の先生好きじゃなかったの?先生の心境がよくわからんしどうでもいいのにずっと気になる。
    シリーズものと知らずに読んだけど面白かった。

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    2013年06月26日
  • いつか、ふたりは二匹

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    タイトルに惹かれて手に取りました。
    少年、少女向けの作品だったとは…。
    充分大人も楽しめる作品です。

    オールハッピーな終わり方ではないけれど、智己くんは久美子さんの事が大好きになるだろうし、命の重さ、物事の軽重のわかる子に成長してくれるだろうと思います。
    悲しいけれど、明日に繋がる思いが残ります。

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    2013年05月30日
  • 彼女はもういない

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    同窓会名簿の中で、学生時代に一緒にバンドを組んでいた女の子の住所が消えてしまった。
    住所が消えただけで裏切られたように思うという、ちょっとわかりかねる原因が動機に繋がり、そこから生まれた憎悪を女性全般へ向けるなど、考え方が飛躍しすぎてます。殺人鬼となるくらいだから通常の心情では計り知れない考え方をするのかもしれませんけど。
    その辺り、不自然さもありますが、すんなり受け入れさせるストーリー展開が上手いです。惹き込まれ一気に読んでしまいました。

    猟奇的でグロテスクな犯罪の描写部分はヘビーなので苦手な人も多いかなとは思います。
    ラストは、多少なりの無理は感じますが、衝撃的でした。ラストを読んでから

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    2013年05月16日
  • スコッチ・ゲーム

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    内容(「BOOK」データベースより)
    高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。容疑者は恵と噂があった教師・惟道。だが彼は「酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた」と奇妙なアリバイを主張。二日後、隣室の生徒が殺される。再び惟道は同じアリバイを。二年後、匠千暁が千帆の郷里で事件を鮮やかに解く本格ミステリ。

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    2013年04月30日