西澤保彦のレビュー一覧

  • 依存

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     大好きなシリーズなのに、なぜかしばらくの間遠ざかっていた。長編としては2作目くらいが頂点で、あとは少しミステリとしての面白さに欠けるようになってしまったからかなあ。基本的には短編向きのシリーズだと思うので。

     短編向きというのは、要するに酒を飲みながら大学生があーでもない、こーでもないと想像をたくましくしながら議論をする、というのがこのシリーズのお約束だからである。短編なら「ああ、こういう解釈もあったか」と膝を打つような切れ味が感じられても、長編になるとどうも「無理やりっぽさ」が醸し出されてしまう。そのあたりを、登場人物の魅力や、その人間関係への興味で補っているように思う。

     この長編も

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    2012年08月30日
  • 解体諸因

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    ちょうど読んでいるときに、高校生のバラバラ事件があったもんで、おもしろい!と言い切ってしまうのもなんだかなぁという感じだったけど、おもしろい。
    いろいろなバラバラ事件(中にはほのぼのしたものも)がタックの身近で起きて、それについての推理を繰り広げる。
    だけど、それだけじゃない。
    ひと癖あるのが西澤さん。
    舞台の台本のような推理劇を間に挟んで、そして最後は……
    相変わらず強引な推理もあるけど、タカチの出番が少ないのもわたしには良かった。

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    2012年08月02日
  • 彼女はもういない

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    ネタバレ

    途中まではあまり面白い話ではない。犯人の不可解な行動には興味をひかれたが大したことはなかった。
    が、最後の展開には驚かされた。これで評価は一変。
    タイトルと装丁もよい。

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    2012年07月27日
  • 麦酒の家の冒険

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    とにかく 読みながらビールが飲みたくなる本でした。

    おかげで毎晩、ビールロング缶開けちゃってました。
    で、そのまま睡魔に襲われ ページ進まなかった事も(笑)


    安楽椅子探偵モノと言うらしいですが
    どういう結果が導き出されるのかと
    ワクワクハラハラドキドキと
    飽きる事なくラストまで読めました。

    こういう小説大好き!

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    2012年07月13日
  • 黒の貴婦人

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    短編集。
    タカチとタックの関係が前巻で変わり始めたため
    次のステージへのつなぎのようなお話です。

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    2012年07月02日
  • 仔羊たちの聖夜

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    クリスマスイブに起きた2件の自殺と1件の自殺未遂、、、。
    同じ場所で同じ時期に、、、。
    謎を解いていくうちに、その真相が明らかにっ!!
    なんて(〃∇〃)

    今回は、いつも冷静なはずのタカチがイヤに感情的になったりして人間味が出てたなぁ。

    それにしても、今回は“親の心、子知らず。子の心、親知らず。”って感じで少し切ない、、、。
    親にも子供の頃があったはずやのに、、、。

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    2012年06月27日
  • 彼女はもういない

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    型破りな殺人の動機? 劇画的かと読み始め・・
    途中、うわーっ、グロいかもーと引けたけどー・・
    ラストは、なかなかのミステリーになっていた。

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    2012年05月22日
  • ソフトタッチ・オペレーション 神麻嗣子の超能力事件簿

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    ネタバレ

    正直、駄作ぞろいだったという感想です。
    メインキャラは出てこないという
    いままでと違うタイプの流れを作ろうとした結果
    完全にから回った印象です。
    残念の一言です。

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    2012年05月13日
  • 殺意の集う夜

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    うっわーもう、なにこの疾走感。

    ジェットコースタームービーもかくや、という大胆な連続スプラッタ!
    あ、でも、この作品の真骨頂はここにはない。
    スプラッタは数ページでさくっと終わるのでご安心を。
    (あ、だからといってソフトな作品でもないのでご注意を)

    そうして、私のようなひねくれ者にはたいへん嬉しい、
    これでもかの伏線攻撃と、
    目の前に並べられた伏線は伏線でもないくらいのダイナミックなオチが最後にどん!
    と、控えておりますよ。

    スプラッタよし、凝った構成よし、オチよし、と、
    3点完璧に決まった、子供には決して勧めてはイケナイ良書でございます。ちゃんちゃん。

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    2012年04月14日
  • 彼女はもういない

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     ビブリオバトル首都決戦本戦での杉目さんの紹介聴いて、ぜひ読みたいと思っていた一冊です。
     人間の精神が論理的正当性を喪ってゆく様が興味深く描かれていました。何ら害をもたらすはずも無い出来事でも、ある種の、幼い頃から疎外感を溜め込んできてしまったような人間にとっては、それが狂気の引き金なる。数々の戦慄行為の描写もさる事ながら、認識が歪んで狂気に至る過程がとても恐ろしかったです。
     結末は見事にドラマ性の高い展開で、やりきれない哀しみが大きいのに不思議と読後の充実感がもたらされました。読むという安全圏の中では出来るだけ鮮やかに騙されたい、そんな読むことへの欲望がみたされているのだと思います。

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    2012年03月27日
  • 複製症候群

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    ネタバレ

    よく「自分がもう一人いたら」なんて言葉がありますが、
    さて実際にその通りになったらどうなるか。
    自分が本物だといつてもそれを証明すべなんてない
    これはミステリーではありますが、
    ある意味恐怖でもあります。

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    2012年02月19日
  • 殺す

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    今の西澤保彦の根底がある作品ですね。
    古い作品ですが、西澤保彦らしい痛い物語や狂気、そして展開がありよかった。

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    2012年02月07日
  • 彼女はもういない

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    R-18指定のPOPに興味をそそられジャケ買いした作品。

    作者の緻密なトリックにまんまと嵌った。

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    2012年01月28日
  • 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿

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    ネタバレ

    チョーモンインシリーズ第四弾。ある犯罪者の人生を綴った番外編。神麻さん、保科匡緒の出番はほとんどなく、能解警部の出番も少しあるだけだ。

    この物語でチョーモンインシリーズのラスボスともいえる存在が明かされる。警察官でありながら、殺人鬼でもある人物、奈蔵渉。彼が殺人鬼になるまでの人生の歩みと、それにまつわる殺人事件の謎が主なストーリーだ。

    西澤作品のすごいのは、抑揚のない人の人生や堕落していくだけの物語を面白く描けること。それは人物の思考描写がうまく、心理学者なのかと思わせるほど、登場人物の自己分析が深く、そして面白い。

    また、この物語の面白さはシリーズの終結点を見せたことにある。ラスボスを

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    2012年01月27日
  • 解体諸因

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    解体モノ?バラバラ殺人?死体損壊?どの呼び名で呼ぶのが普通なのか分からなかったのでいくつも書きましたが、よくもまぁ同じテーマでこんなにも書き分けられるなぁと思った。一部、流石にその理由はなくね・・・と思ったモノもあったけど、本人があとがきで言及してるので私が言うのもバツが悪い。

    一般的に、死体損壊って聞いたら、猟奇的な理由とか激しい憎悪って考えるのが普通だろうけど、そこに死体損壊に値する合理的な理由を求めるのがミステリ好きだと思う。

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    2012年01月21日
  • 彼女はもういない

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    最後の最後で判明する題名の意味。作者が彼女がいないと言うフレーズに込めた真の意図は残酷以外に言葉が思い付かない。それまで冷酷な殺人の数々を読まされ、気分の悪くなったところへ更に追い討ちを掛けるかのようなエンディング。しかしそれまでの巧みな伏線とフェアな情報提供が後味の悪さを上回る驚愕を読み手に与えている。残酷なシーンと無差別殺人が苦手なのともう少し追われる者の恐怖が書き込んで欲しかったと言う勝手な希望で評価は一つ下げた。サイコミステリーの先駆け的なあの映画のオマージュなのは間違いないが、ああいうテイスト好きな人は間違いなく満点だろう。

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    2012年01月17日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    ネタバレ

    タック&タカチシリーズ7作目。『黒の貴婦人』と同じく時系列のバラバラな短編集。

    この本でこのシリーズをもっともっと続けてほしいと強く思った。『依存』以降の短編形式は非常に面白い!このまま短編を続けた後に長編を2本くらい書いて締めてくれたら最高のシリーズとして完結すると思う。『依存』にてラスボス的存在も明かされたのであながちあり得ない展開ではないでしょう。

    本作で一番の衝撃はウサコがあの人と結婚していたことです。

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    2012年01月17日
  • 解体諸因

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    バラバラ殺人ばかりを集めた短編集。

    短編集なので内容を忘れないうちに
    サクサク読むコトをお薦めします!!

    まさかまさかの終わり方です(´ω`)

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    2012年01月14日
  • 彼女はもういない

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    西澤保彦らしい黒い傑作。
    ミステリーとしていろいろ物語の中に伏線をいれながら、展開させる。
    犯人の目的は終盤で、読めたのですが、それ以上にラストは驚愕。
    題名の意味を考えさせられる、作品です。

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    2012年01月11日
  • スナッチ

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    西澤作品らしい、かなり特殊なSF的状況設定+ロジックを意識したミステリ的要素。私は好きです。
    主人公は30年の時空を超えてしまうわけなのですが、この意識しない30年というか、15-20年くらいの社会やテクノロジの変化を上手くエピソードに取り入れていて、この変化を見てきた私にはそういうディテールもナカナカいいエッセンスになっていると思います。
    最後はうまく纏まってるし、ストレス無く読めてよかったです。

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    2011年12月23日