西澤保彦のレビュー一覧

  • 彼女はもういない

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    西澤保彦が狂気的な犯罪者を描いた倒叙ミステリ。
    真の目的だけ伏せられ、最後に探偵役に暴かれ、更に本人も知り得なかった事実まで明らかとなる、と珍しくはないパターン。
    しかし、ミステリとしての展開も、猟奇ものとしての書き口も、とてもクオリティが高い。
    話の入り方、場面転換の切り返し方が大胆なのがよいのだろうか、小さいことがたくさん気になるが、一つ一つを吟味する手間も惜しく読み進めてしまう。知らないうちに読まされて、気付けば謎解きに一緒に首を捻り、殺戮者の破滅的な理論に背筋を寒くしている。
    最後、大オチがさすがにちょっとなぁ…と思うところはあるが、パズラーとサスペンスの双方で破綻のない良作。
    4

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    2016年07月06日
  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    これはなかなか面白かったと思うんです。
    テンポがよくて一日で一気読みでしたもの。
    最後の一行には驚き!
    ただ「愛すべきバカミス」という称号は合っているような気がします。そしてこういうのが好きなんだなあ。

    0
    2016年06月14日
  • 狂う

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    引き込まれ方は良かった。 その証拠にサクサク読み終わった。 個々のキャラの心情とかもっと欲しかったな。 殺された人達サラッと流され過ぎ。結末がなんかね。

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    2016年11月12日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    瞬間移動の条件設定が絶妙だった。条件を駆使して練られた犯罪計画と、それによって複雑な様相を見せるもうひとつの事件。愛憎入り乱れた人間関係も相まって混迷を極めるが、解決は至ってシンプルかつ鮮やか。

    0
    2016年03月17日
  • 腕貫探偵

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    どこにでも現れる市民サーヴィス課臨時出張所。
    大学の構内、病院の待合室、警察署の中。
    トレードマークは黒い腕貫。どんな小さな悩み事も聞きます。ささやかに解決に導く、腕貫探偵。

    0
    2016年02月22日
  • 腕貫探偵、残業中

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    ネタバレ

    『体験の後』

    『雪のなか、ひとりとふたり』

    『夢の通い路』

    『青い空が落ちる』

    『流血ロミオ』

    『人生、いろいろ』

    0
    2016年02月14日
  • 必然という名の偶然

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    ネタバレ

    腕貫探偵シリーズの流れで、
    三作目として読んでみました。

    「エスケープ・ブライダル」は、
    そういうオチになるの!?と、
    ちょっと想像とは違った展開でしたが、
    まぁ、アリな範囲ですかね…。

    「偸盗の家」は、逆にオチが良かったです。

    「必然という名の偶然」は、表題作なんですが、
    探偵役の子が気に入ったので、
    もっと登場させてほしいです。

    「突然、嵐の如く」も、最初はどうかと思ってたのが
    最終的な謎解きの部分では癖になってました。

    「鍵」は、悪くないけど、ちょっと微妙ですかね。
    何か足りない???

    「エスケープ・リユニオン」で、
    再び大富豪探偵登場…もっと活躍するかと思ってたけど。

    0
    2015年11月15日
  • 腕貫探偵、残業中

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    ネタバレ

    腕貫探偵、2冊目。
    前回とは印象がガラリと変わったような。
    気のせいか?

    「体験の後」は、まずはイントロ。
    「雪のなかの、ひとりとふたり」で、
    ユリエの雰囲気が、
    やっぱり私のお気に入り登場人物に。
    「夢の通い路」とか、終盤が好きだなー。
    「青い空が落ちる」も、「流血ロミオ」も、
    不思議と読後感は悪くないのが特徴か?
    「人生、いろいろ。」…うーん、微妙だけど、
    全体的に、やっぱり好きな作家さんの本でした(^^♪

    0
    2015年11月15日
  • 探偵が腕貫を外すとき 【電子特別版】 腕貫探偵、巡回中

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    相変わらず隙のないおもしろさ。

    にしても、あの2人いつのまに付き合うようになってたんだ?
    うーん、そこらへんの話は呼んでないかも。

    ラストのはなしがイマイチ乗り切れなかったが、
    ほかは一気に読めた。

    そしていつの間にか表紙がいい感じに。
    いつからこの手のイラスト表紙になったのかしら?

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    2015年10月14日
  • ぬいぐるみ警部の帰還

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    さすがトンデモミステリー!!
    ただ登場人物の性癖だけがトンデモであって、内容は王道!
    そこが面白い!
    イケメンなのにぬいぐるみが大好きとか、笑わせてもらいました。
    さすがにぶたぶたシリーズの解説を書かれて、モン・スイユのショコラを始めとしたコレクター!!(いまぶたぶたさんのモデルのショコラって手に入らないのよねぇ)

    面白くて、でもそれだけじゃないミステリー。読書の秋にぴったりです。

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    2015年09月02日
  • ファンタズム

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    ネタバレ

    サイコサスペンス。ミッシングリンク。
    個人的に、西澤さんはSFミステリーとタック&タカチシリーズの印象が強いが、それらとは別物。
    ミステリーと思わず、シンプルに物語を追えばきっと楽しめるはず。
    自分はこの作品、とても好きです。

    0
    2015年08月22日
  • 身代わり

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    前作からの流れがあるから仕方ないけれど、タックには序盤からガッツリ絡んで欲しかった。でもタックの復活を見れるのもまた嬉しいものがある。

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    2017年05月20日
  • 黒の貴婦人

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    何と言っても表題作の執念に震える。「スコッチ・ゲーム」と「依存」の後にこれを読んだので、感慨深いなんてものじゃない感情が沸き上がってくる。他の短編も面白いのだけど、全体的に酒量抑え目かな。やっぱり4人でワイワイ飲むところがもっと見たいんです。

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    2015年08月10日
  • 彼女が死んだ夜

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    家へ帰って来ると知らない人の死体がある、という設定がおもしろい。
    しかし読み出してからが大変、というのも、箱入り娘のハコちゃんが嫌な女であること。なぜそんな切迫しているのか、厳格な家で育つとそんなものかと思いはしたものの、見知らぬ死体の処理を自分に気がある男ガンタにやらせる発想がそもそも嫌なものだ。その上見知らぬ死体を始末するのに、手伝うのは嫌だ、掃除は嫌だとかわがままばかりで、苛立ちが付きまとってしまった。ガンタはそんな女のために死体処理を手伝うと必死になるのも共感できない。死体処理という後暗いものに付き合わされる展開も、都合が良過ぎる展開も、失礼ながら何一つ楽しくない組み合わせでなっていた

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    2015年08月07日
  • スコッチ・ゲーム

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    終盤の怒涛の伏線回収にはテンションが上がったけど、期待値マックスで臨んだ真相はもうひとつと言ったところ。ナルシシズム論とタカチのタック評が面白い。

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    2015年07月26日
  • 小説家 森奈津子の妖艶なる事件簿 両性具有迷宮

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    やはりミーコちゃんとだップの宇宙人がかわいい。
    何か感化されてる?刑事さん達が。
    ミーコちゃん最強、宇宙人に強く出れる牧野さん何者…。
    とてもSFな、そして別の部分ではミステリで。
    あと後書きも笑えまして、奥さんすごすぎる…!
    ほんと、特殊な作品だなぁ、と感心しきりです。

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    2015年07月24日
  • 仔羊たちの聖夜

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    歪んだ人間関係が渦巻き過ぎて、こんな事件を経験したら本当に人間不信になってしまいかねない。タカチの抱えているものも垣間見えてなんとも切ないけれど、タックとの関係性が少し羨ましくも感じる。

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    2015年07月19日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    タックシリーズ、短編集。
    どうしても刊行順に読みたいわけでもないが、作中の時系が発行順ではないので、正確に辿るのはなかなか難しい。
    しかしながら、完成度の高い、安楽椅子探偵シリーズであり、ユーモアミステリであり、キャラクター小説である。
    特にユーモアセンスはよい。シリーズ作品の多くが90年代に書かれているのにも関わらず、人物たちの小洒落たテンションや会話は、全くそれを感じさせない。
    久々に、愛着を持てるシリーズものの登場。
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    2015年07月12日
  • 彼女が死んだ夜

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    ネタバレ

    悲しい真相に驚かされたが、少しご都合主義が目立つ場面があったかな。特に被害者の似顔絵に誰も気づかないというのはかなり違和感があった。

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    2015年06月28日
  • 赤い糸の呻き

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    西澤保彦は、個人的には当たり外れがある作家だが、どうやら短編集は命中率が高い。
    5編、全て良かった。重要な導入は巧みで、オチは端的で予想外と、推理短編のポイントを押さえられた。
    表題作と「お弁当ぐるぐる」は特に好き。
    しかし、この短編だけでもキャラクター小説として成立しかねないくらい、キャラ描写もソツがない。
    2014年上位作品。
    4+

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    2015年05月12日