西澤保彦のレビュー一覧
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アメリカ留学を前日に控えた箱入り娘のハコちゃん、送別会から自宅に帰ると見知らぬ女性の死体が!? このままでは念願の海外留学がおじゃんになってしまう!! 禁断の死体遺棄計画は思いもよらない結末に。 匠千暁、最初の事件。
後に匠千暁シリーズとなる西澤保彦の看板作の第一長編ですね。タックやタカチの学生時代のお話、同じキャンパスグループ内の箱入り娘のハコちゃんのフロリダ留学前日家に帰ると見知らぬ死体が!そして禁断の死体遺棄、まさかの主人公たち普通に犯罪者である。しかし事件は想像を超える幻惑さを見せ、警察でも捜査は難航。ここに酔いどれ探偵・タックの降臨。
シリーズ恒例というか、西澤保彦ではよく出て -
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米国カリフォルニア州、辺鄙なファストフード店に集った面識なしの男女7人。 地震による倒壊で閉じ込められたのは人格を入れ替える地下施設だった! 1人が謎の死を遂げ、残された6人はいつ起こるか分からない人格の交換に慄く。 そこから起こる連続殺人は誰が何の為に行ったのか、ハウダニットとフーダニットが交差する長編SFパズラー。
西澤保彦氏の七回死んだ男に並ぶSFミステリですね。 中盤までは登場人物の多さと人格転移の回数にちょっと驚かされ物語に付いていけるか不安だったのですが、後半にかけては意外にスッキリとした解決編。 他の西澤氏SFに比べて装置の想像がしにくいのが難点か。 -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第七作。
タカチたちが安槻大学を卒業した後のお話。
ウサコと旦那さんが出会ったお話が会って良かった。
どこかで事件がらみで出会ったと書いてあったので。
といってもロマンティックな要素はない。
この「無間呪縛」が一番面白かったかな。
遺体が切断されるバラバラ事件は「解体諸因」でもあったが、
その衝撃的な内容にもかかわらず、
まるでゲームのように推理している様は、
相変わらずシュール。
タックとタカチが遠距離恋愛になりながら、
続いているのは良かった。
とりあえず、これがシリーズの最新刊だが、
ぜひ続篇が出てほしい。
あとがきにもあったように、
誰かボアン先輩にウサコが結婚 -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第六作。
殺人らしい殺人の話でほっとした、と言ってはおかしいだろうか。
前作でのタックの過去の暴露から、
どんな重苦しい展開になるのかと思いきや、
夏休みが明けてもタックとタカチは姿を現さず、
久しぶりに「ボアン先輩」の飲み会が開かれたが
出席していた安槻大の学生が殺される。
それに、女子高生と警官の殺人事件が重なってくる。
警官のタックの同級生で、
お葬式にタカチと参列したあたりから、
気持ちを取り戻してきたらしい。
交換殺人なのだろうとは見当がついたが、
多少ひねりのきいた話だった。
女子高生が都市伝説的なものを仕掛けた、というあたりに興味をひかれたが、
詳しい説明はな -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第五作。
そして全ての謎が解けた。
といっては大げさだろうか。
「黒の貴婦人」から読み始めてしまったために、
個人的に勝手に「謎」にしてしまったことに答えが出た感じだった。
タカチにかけられた殺人容疑とは何だったのか、
タカチはなぜ謎解きに熱意を傾けるのか、
なぜ安槻大に来たのか、
彼女にとってタックの言葉がなぜ重いのか、
タックを連れて故郷に帰り何があったのか。
スコッチを川に捨てた訳や、
次々と女子高生が殺された動機が面白かった。
誰もがもつナルシシズムは女性には認められ、
男性には認められないが故に歪んだものとなる、という話も面白かった。 -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第四作。
前作とは違って、大学周辺で起きる事件(?)で面白かった。
ボアン先輩のおかけで、タックとタカチが知り合いになれた経緯もわかったし、
探偵タカチのファッションも楽しめたし、
ウサコも存在感を増していたし。
1回生のクリスマス・イヴにボアン先輩に無理矢理飲み会に誘われた
タックとタカチと他2名は、
その後、自殺の現場に居合わせることになってしまった。
1年後、その時に「プレゼント」を拾ってしまっていたことに気がつく。
誰へのプレゼントだったのか。
タカチがタックの言葉が「重い」と言っていた。
「男性」を毛嫌いしているタカチにとって、
男性らしさがかけらもないタカチの言 -
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死者が蘇る「SUBRE(サブレ)」、蘇った死者の記憶をリセットする「MESS(メス)」と呼ばれる二つの機械。
死者たちが暮らす館の章と、アメリカのある街で起こる連続殺人の模様を描く章から成り、当然それは交差することになっていく...
やや勿体ない点はあるが、全体として見るとかなり面白い。ラストは色々な意味でインパクトはかなり大きい。
以下、ネタバレ
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まず、館の章の、時系列を誤認させるトリックはお見事。きれいに騙された。「最初の一人」は誰だ?という謎(疑問?)が提示されることで簡単に引っ掛かってしまう。
そして、実は犯人はクリスティンだった...!!、というの -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第三作。
ちょっと長い。
著者があとがきで、自分にとっての本格推理のバイブルだと書いていた、
『退職刑事』ぐらいの長さ、つまりは短編ぐらいでも良かったのでは。
たぶんにそれは、
自分が麦酒党ではないとか、
タカチが推理ごっこに夢中になる理由が明らかにならなかったからとか、
なかなか人が殺されないからとか、
こちら側の理由によるものだと思われるが。
切羽詰まって、
シングルベッド以外家具のない謎の家に入り込んでしまうのは
まだ仕方がないとしても、
勝手にビールを飲んでベロベロになってしまうのは、
いかにボアン先輩、タック、タカチ、ウサコの四人組といえどもちょっと。
前作の死 -
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ネタバレ匠千晶シリーズ第二作。
某2時間ドラマで、
病死だと思われていたご遺体を検分させるために、
ドタバタする一級葬祭ディレクターを見ていたせいか。
葉﨑市という海辺の田舎町で死体を担いだ話を読んだせいか。
自宅で見つけた見知らぬ女性の死体を捨てに行く、
正確には捨てに行かせる話は、
コミカルな話だと勝手に思ってしまった。
酔っ払った大学生たちの話だし、
さらに人違いでヤクザもどきにぼこぼこにされるという展開だし。
なので、犯人を追及していく過程はかなり心が痛かった。
死体も生きている人間も見誤っていたとはちょっと納得いかないし。
とはいえ、ボアン先輩、タック、タカチにウサコの四人組が成立し