西澤保彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1982年夏。嵐で橋が流れ孤立した首尾木村で大量殺人が発生。被害者十四名のうち十一人が喉を鎌で掻き切られていた。生き残りはブキ、カンチ、マユちゃんの中学生三人と教諭一人。多くの謎を残しつつも警察は犯行後に逃走し事故死した外国人を犯人と断定。九年後、ある記者が事件を再取材するや、またも猟奇殺人が起こる。凶器は、鎌だった。
上巻では推理小説なのかと読んでいたところ、エログロかホラーかとジャンルがことごとく変わり、何なんだこれはと衝撃を受ける。そして中だるみかという時に事件が発生する。うまいと感じる。現時点ではタイトルの意味がおぼろげながらしかわからない。また、合っているのかどうかも不明だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ山吹みはる、彼を前にすると何故か脈絡もなく話をしたくなってしまう。そしてそれによって過去の事の真相に話した本人自身が気付いてしまうという、一風変わった探偵ミステリー。
勿論、彼自身は自分のそんな不思議な能力に気付いていないし、会話をしている人が自分の過去に思考を走らせているとは思っていないところが面白いです。
そしてそんな展開で果たしてストーリー展開は大丈夫なのかというと、みはるが派遣された原因でもある白鹿毛りんという大財閥の孫娘、彼女が鍵を握っていました。彼女もある“能力”を持っていてそれによってきちんと物語は進行していくのです。
少女視点の“鳩の死骸”の話と白鹿毛りんが高知にとどまってい -
Posted by ブクログ
ネタバレここまで来ると好みの問題でしかないと思うけど、私はやっぱりこの雰囲気好き。
しかも前作より面白いかも。前作読んで高まっていた期待に見事に応えてくれて満足。
一応短編集。
初編では腕貫さんは割と謎な人物で、ともすれば悩みを抱えてる人だけに見える妖怪(!)なのかな、くらいに思ってたけど、今作は全部腕貫さんの勤務時間外にもたらされた相談事になってる(だから「残業中」ね)。
確かに毎回受付時間に来るクライアントの話にしていたらワンパターンというかマンネリ化してたかも。
お、今回はこういう趣向か!と思いながら、一方で腕貫さんのプライベートが描かれることで謎めいた部分がなくなって世界観が壊れるんじゃない