西澤保彦のレビュー一覧
-
伏線回収が上手い!!!
キャラクターも個性的で読んでて飽きない!でも、さすがにみんな癖強すぎない?って感じ笑
割とコミカルなところが多かったかな。
主人公の冷静なツッコミが面白い!
最後に全部綺麗に伏線回収してくれてもう拍手。
Posted by ブクログ -
タイムリープを7回繰り返してしまう青年が祖父の死を防ぐために奮闘していく物語。
タイムリープ物はどうしても「なんでもあり」感が強いので、納得感があるかどうかがわかりにくい印象だったが、論理的でしっかりとしているので読みやすかったです。
必死に死を止めていくという作風ではあるが、ギャク調でありコミカル...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリーであってミステリーではない。
初めての感想はコレ。
どちらかと言えば似非SF。
小説の苦手な初心者向け、私的にはオススメな1冊。
ちなみに七回死ぬ男は主人公の母方の祖父にあたる男。実際には七回死んではなく、主人公の特殊能力ゆえの出来事。
同じ日を度々繰り返し、その日に祖父(男)が亡くなる...続きを読むPosted by ブクログ -
世間から隔絶した学校で起こる不可解な出来事と殺人事件が起こるミステリー。このミステリーの仕掛け(子供だと思っていたら70歳以上の老人だったという叙述トリック)には何となく気づいたが、そこまで持っていく伏線の設定や作中に出てくる「共同錯誤」「妄想の移植作業」は本当に薄ら寒いという感覚に陥った。ラスト...続きを読むPosted by ブクログ
-
同じ日を何度も繰り返すというぶっ飛んだ設定にも関わらず、ツッコミどころや強引な点が少なく、緻密なロジックが組まれててよく出来てるなーと感動した。
あと登場人物同士のシュールな会話に対する主人公のツッコミがクスッと笑えて大好きですPosted by ブクログ -
人里離れた全寮制の学校(ファシリティ)では、世界各国から集められた生徒たちが厳しい制限の中、推理ゲームなど少し変わった課題をこなしながら生活を行っている。やがて次々と起きてしまう殺人事件。生徒たちは何のために世界中から集められたのか。校長先生(プリンシパル)の目的とは。
約束のネバーランドの様な舞...続きを読むPosted by ブクログ -
連作短編でミステリーを堪能し、パズルのピースがバシバシはまっていく後半の仕掛けは爽快。そしてスケールの大きな世界観。なんと言っても、推理しない名探偵のキャラクター像がとても良い。20年ぶりの再読、とても楽しかった。Posted by ブクログ
-
タイトルから連想される連続殺人劇とは違うところに本作品の肝があると感じた。
なぜこんな事が起こったのか。しかし起こるべくして起こった悲劇。
自分の認識と皆の認識、擦り合わせればみんな幸せ。ただしひとたび認識を違えた時どうなるのか、、
宗教についての描写も絶妙なスパイス。無宗教でも宗教戦争は起こりうる...続きを読むPosted by ブクログ -
タイムリープミステリー
何度も何度も殺される祖父。タイムリープして死なないように対策しても犯人が変わって結局死んでしまう。
軽い文体で緊張感がかなり低減される。
コメディ要素もちょっと入っていて何が起こるか全くわからない楽しみがある。
事件の真相もなかなかに納得できるので、全編通して良い作品だ...続きを読むPosted by ブクログ -
子供達は何のために世界から集められたのだろう?すっかり騙された。
部屋の見取り図に主人公のつけたニックネームを書き込んでいったら読みやすくなった。Posted by ブクログ -
人里離れた〈学校〉で暮らす6人の少年少女たちを中心にした特殊な学園ミステリ
複雑な舞台設定や本名と主人公の中の呼び名が違う登場人物たちの影響もあり、序盤はなかなかページが進まないが、
中盤以降とある事件が発生して以降はジェットコースターのような急展開の連続
最後に明かされる〈学校〉の謎はそれまでの期...続きを読むPosted by ブクログ -
「反復落とし穴」という設定が新鮮でとても楽しめました。ラストにかけて真相に近づくにつれ、一気読み。ゾワッとしたり、えー!?っとなったり、見事などんでん返しが待っていました。Posted by ブクログ
-
表紙やタイトルから重いミステリーのような印象があったが、いざ読み始めてみると、本編はアニメ化したら良さそうな具合に明るかった。
まず、主人公の久太郎は、自分では日を選んだりして制御することはできないが、特定の一日を9回繰り返す"反復落とし穴"という特殊能力を持つ。冒頭からこのような説明が始まるが、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
年代が特定されていなかった腕貫探偵世界にコロナ禍が!という事で市民相談がオンラインとなり、リモートで謎を解決する短編2編+中編1編。元々安楽椅子探偵なのでリモートに違和感はないけど、サブキャラ出演なしなのは少し寂しい。「異分子の彼女」は結末の気持ち悪さを含めてまずまずだと思ったけど、「焼けたトタン屋...続きを読むPosted by ブクログ
-
腕抜さんまでリモートとは、時代だわー。
そして、相談者からの断片的な情報から、隠された事実を見抜くのが素晴らしい。腕抜さん、1度お話してみたいw
でも、なんだか、語られた事実が複雑で、ちゃんと理解しきれているか自信がないw
収録の3作の中では、表題作の「異分子の彼女」が1番好みかな。Posted by ブクログ