西澤保彦のレビュー一覧

  • 新装版 七回死んだ男

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    何度も人が死ぬのに、コミカルでSF要素あり、恋愛あり、謎解きあり、大乱闘ありでおもしろかった!

    よしお、お前が好きだ。

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    2025年11月22日
  • 生贄を抱く夜 神麻嗣子の超能力事件簿

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    『一本木心中』:瞬間湯沸器のように意固地になる男が密室の家から転落死、家には親族の女性の死体も。妻に逃げられた変わり者男のプライドが暴走した末路。変装能力をそこで使ったのかい。女性がかなりの悲運な被害者。
    『もつれて消える』:予知夢を見る主婦の旦那が妻の浮気相手を殺した。予知夢と現実がごちゃごちゃになってわからなくなる当事者の目線を味わえる。
    『殺し合い』:超能力者、被害者に巻き込まれた第三者の目線。精神が壊れてく様はこのシリーズになき展開。
    『生贄を抱く夜』:令嬢の真寿子の家に招かれた波子。大学時代から真寿子に人形の様に扱われてた波子がストーカー居留川に襲われる。歪んだホワイダニットに賭ける

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    2025年11月22日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    ロスにいる妻景子を殺すため、日本からテレポートしてアリバイ完璧なはずだった和義。しかしロスにテレポートしたらあれれな展開に。
    ベースはコミカルなSFミステリ。オチのところで景子、和義、妹・玲奈、景子の愛人通訳・波多野、景子の秘書・美智代のドロドロ感が噴出。
    殺されたマット・カミングスが凶悪そうだけどなんか不憫。
    テレポートの副作用(酒飲む、裸になる、行き先の物と入れ替わる)が上手いこと絡み合ったオチも良い。
    パスポートはそういうことね、確かにと納得!

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    2025年11月16日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    「とある書店の文庫担当者渾身のおすすめ!!」
    「きっと誰にも見抜けないと思う罠が仕掛けられていて、絶対に騙されてしまいます。大大大大大衝撃の展開です。」

    カバーに書かれていた言葉にそそられて購入。
    積読本と化していましたが、ようやく読みました。


    様々な国籍の10〜12歳の子ども6人が生活する人里離れた学校が舞台。
    主人公は、日本人男の子、ミコガミマモル。
    日々学校のみんなと算数や英語のテストをしたり、班に分かれて、推理をする実習をしたりして過ごす。

    でも、この学校何かがおかしい。

    徐々に学校の異変に気づく生徒たち。
    そんな中、殺人事件が起きてしまい・・・

    といったあらすじ。

    序盤

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    2025年11月12日
  • 殺す

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    ネタバレ

    明らかに怪しい人物が2人出てきて、警察側はアイツで女子高生側はアイツかなー?と思って読んでいたのに、最後急展開してまさかの真実に着地した!
    あと、ホームレスさん良い奴だったのに可哀想。。

    『残酷な女子高生心理と容赦なき刑事の異常な行動が交錯する大胆不敵な警察小説』と裏表紙に書いてあるのに興味を持って読み始めたから、女子高生の残酷さが引き金となった事件なのかと思ってしまってたけれど、そうじゃなかったのがもやっと。
    全体としてはしっかり楽しめました!

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    2025年11月10日
  • 複製症候群

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    《ストロー》に触れると自分と同じ自分が複製されるSF要素ある1冊。
    複製された個体も自分はコピーではなくオリジナルだと思うのが肝。
    殺人が《ストロー》内部で起きるが、コピーとしての苦悩や葛藤も見応えあるし、オチの所のロクと先生のやり取りはこの設定を上手く取り入れた素敵な結末でした!

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    2025年11月09日
  • 殺意の集う夜

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    土砂崩れにより孤島と化した別荘で万里が過剰防衛?により6人を殺害。だが、友達の園子の死体を見つけるが園子は殺してない。
    犯人が犯人を探すミステリー。
    ユーモラスな語り口だが内容は残虐。
    途中に挟まれる別の連続殺人の真相と交わってなるほど!
    不穏な登場人物たちと万里の正体で、かなり力技ではあるが面白さが勝る1冊。

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    2025年11月05日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    最後の方どっとくる。
    急に無限城が現れた鬼滅の刃のように。
    しかし、これが伏線をしっかり辿っていて、物語上で色々と考察をしていて、まんまと騙される。

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    2025年10月16日
  • 新装版 七回死んだ男

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    タイムリープ × ミステリ

    主人公の久太郎は、1日を9回繰り返す「反復落とし穴」と言う特殊能力(体質)の持ち主。その1日は選べずランダムに訪れる。この能力を誰かのために役立てたいと思っていたところ、祖父の死がちょうど反復落とし穴に引っかかる。主人公はどうにか祖父の死を回避しようとするが、、、

    親が親なら子も子、この祖父にしてこの孫あり。と言うような、個性的で人間味あふれる登場人物たち。

    自分ならもう少し上手にタイムリープを使うなーと思っていたが、そんなことよりトリックに上手に引っかけられた。

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    2025年10月16日
  • 腕貫探偵

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    1話がちょうど通勤読書によいページ数で、それでいてミステリーが読めてよかった。冴えない探偵役の公務員の推理で、謎がぱーっと回収されていくのはおもしろかったです。中には、読後感のよくない話もあって、人も死にますが、重すぎることはなく気軽に読めます。まだ続きがたくさんあるようなので、また買い足します。

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    2025年10月15日
  • 新装版 七回死んだ男

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    読みやすい文、暗すぎずキャラクターもコメディタッチでサクサクすすむ、思っていた結末とは違ったが納得できる終わり方で能力自体の謎はそのままなのでパターンを変えれば別の話も作れそう。トライ&エラーの光る良作

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    2025年10月08日
  • 新装版 七回死んだ男

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    以前、ほんタメで『伏線がすごい小説』として紹介されていた本作。特殊な設定に魅力を感じ、期待して手に取った。

    主人公の久太郎は高校1年生。同じ1日が9回繰り返される『反復落とし穴』に落ちる特異体質を持っている。ある日突然やってくる『反復落とし穴』に落ちると、夜中の12時から次の日の夜中の12時までの24時間を9回繰り返し、最後の9回目が決定版となりその日の出来事となる。

    資産家の祖父が新年会で後継者を決めると言い出し、親族や後継者候補達が不穏な空気の中、祖父が何者かによって殺害される。そして、その日たまたま『反復落とし穴』に落ち、久太郎は同じ1日を繰り返すことに。祖父の殺害を阻止しようとあの

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    2025年10月04日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ネタバレ

    お母さんいくらなんでも言い過ぎだよ!って笑ってたら案の定、友理さんブチギレでした。笑いが止まるぐらいブチギレてた。

    6周目のケンカが見苦しすぎて笑った。こうしたケンカも噺家さんのような軽やかなテンポで描写されるから、醜い争いをポップに楽しめた気がする。この年代の文章を読むのが多分初めてだったから、逆に新鮮だった。

    「なんにせよ最終周にベロベロになれば良いんでしょ、安心して読めるね」って思ってたけど、言われてみれば、爺ちゃんを死なせないために全ての行動を再現しないといけないって考えたらプレッシャーは半端ないよな〜…よく大団円()まで持っていった!すごいぞヒサタロウ!思いも届いたようでよかった

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    2025年09月23日
  • 殺意の集う夜

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    嵐の夜に、偶然が必然か、とある山の中のペンションに集まった主人公たち。
    そこで、不運に不運が重なって、主人公は6人を殺してしまった!そして、部屋に戻ると、一緒に来た友達が死んでいる!コレだけはマジで知らない!
    と言うことは、自分が殺した6人の中に友達を殺した犯人がいるはず!ソイツに全部押し付けるために犯人を見つけなければ!という物語。
    最後の大どんでん返しに思わず「なんじゃそりゃ!」となってしまったが、非常に面白かった。
    巻末の解説では、「ちょっと無理があるかもしれないが、それも含めて作者の味として楽しめる」とある。
    私もそう思う。
    綿密なトリックが練られた本格派推理小説と言うよりかはエンタメ

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    2025年09月20日
  • 殺意の集う夜

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    最後の一行で、え???となった。

    読んでいる途中で何度も何度も前のページを確認しながら読まないといけないくらい、とんでもない数の伏線が張り巡らされている。

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    2025年09月15日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    謎と違和感に引っ張られながら読み進めると、最後に大きな衝撃が訪れる作品。ミステリーなんだけど、読み終えるとホラー寄りなのかなという感想。真相のとんでもなさはさすがです。

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    2025年09月01日
  • 新装版 七回死んだ男

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    コミカルなドタバタミステリー。伏線やオチが分かっちゃったけど読みやすいし、楽しかったので人に勧めたい。

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    2025年08月23日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ネタバレ

    老成した主人公がヒステリックな親戚達をどうにかおさめようと、ときに面倒になりながらも奮闘する姿がおかしかった。
    親戚たちのわちゃわちゃぶりは滑稽なほど行き過ぎていて、終盤逆に愛らしくも思えてきたから不思議。主人公はそんな親戚たちに一生振り回されるんだろうなと思いつつ、ラブな展開も期待される、楽しい結末だった。

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    2025年08月19日
  • 新装版 七回死んだ男

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    SFドタバタミステリー。
    面白かった。

    意図せず同じ1日を9周してしまうというタイムループ(リープ?)能力を持った高校生のお話。
    親戚が一堂に会するお正月。大金持ちのお祖父様がなぜか殺されてしまうループに入るのでそれを何とか阻止しようと悪戦苦闘するのが大枠のストーリー。

    普段あまりSFを読まないので他作品と比べようも無いが、ループするたびに主人公が懇切丁寧に「前の周では〇〇だったから今回は〇〇してみよう」と説明してくれるので、置いてけぼりになることはない。

    自分なりに推理したけど全然違くて、
    よく出来てる話だなぁと素直に楽しめた。
    ちゃんとメモとかに書いて整理しながら読んだら、鋭い人なら

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    2025年08月19日
  • 新装版 七回死んだ男

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    同じ日を9日繰り返す特殊体質を持った青年が、祖父の死を回避するために奔走するSFミステリ。親族たちが一癖も二癖もあり、資産家の後継者問題の例に漏れずドロドロしつつもコメディ要素も豊富で読みやすい。ロジカルで読みやすい一冊でした。

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    2025年08月18日