西澤保彦のレビュー一覧
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大学生の染谷朝陽は不倫相手との密会中に、ほとんど没交渉状態にあった父親の直道から連絡を受ける。焦った雰囲気の父親は二十年近く振りに高和に来ている、と言い、急いで車で迎えにきてほしい、と告げる。いくつか疑問点はあるが実際に父親のもとへ向かうと、仰臥した見知らぬ女の死体が――。
ということで本作は複雑な家族、親戚事情に、彼らの持つ不思議な能力が絡んで、さらに複雑さを増しながら、事件の真相へと向かっていくミステリです。西澤保彦さんの初期の大傑作『人格転移の殺人』と同様、〈人格転移〉を扱っていますが、アプローチの仕方はまったく違っていて、混乱しつつも読み進めていって、(判断が分かれるところだろうな -
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ループ物の作品として有名な「七回死んだ男」
流石です。とても面白かったです!
まず、主人公のキュータロー(ヒサタロウ)が、凄く好きです。人間的に、好感が持てます。
キュータローは、16歳の高校生ですが、ループを何度も繰り返し続けている為、精神年齢は30歳くらい?だとか。
物語は、ある程度、オチを予想をしていた部分はあったのですが、ことごとく外れました。
くっ…まさか、最後にそうくるとは…と。
でも、個人的には好きな展開なので、、その後どうなったのかを…もっとはっきり知りたかったです。
でも、そこは、きっと大丈夫だと信じています。
少し懐かしい朝ドラを見ているような、楽しいひと時でした。 -
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ネタバレタイムリープ系ミステリーとして有名な作品だが面白かった!
久太郎は度々1日を7回繰り返す反復落とし穴に落ちる特異体質で、子供の頃から余分に時間を生きているからか妙に落ち着きのある高校生。資産家祖父の遺産を巡る家族の泥沼争いや、兄といとこたちの恋路をどこか達観していた。
ある日祖父の後継者発表のために一族が集まったとき、久太郎は反復落とし穴に落ちる。そしてオリジナル周では起こらなかった祖父の殺人現場を目の当たりにする。
祖父を救うため極力オリジナル周に近づけようとするが、何度も繰り返される殺人、、なんとも面白い設定だろうか。
てっきりもう一人反復落とし穴に落ちる体質なのだと思っていたが、まさか -
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パズルを解くような、そんな新鮮な気持ちで読めたタイムリープもの。
高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる
「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。
資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、
親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。
祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが。
反復落とし穴という斬新な設定。
要はランダムで同じ1日を9回繰り返すという。
どの日にその反復落とし穴が発動するかは神のみぞ知る。
何でもありな感じになりがちなタイムリープものの中では
かなりしっかりとした設定を持ち、かつ斬新なもの。
祖父が殺された1月2日を何度も繰り返すが、
あの手この手を使 -
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SF本格ミステリー小説。かなり古い作品ではあるが、そのトリックは色あせない。
飲食チェーン店の会長が後継者選びに毎年新年会を開いている。会長は少し痴呆が進んでいる。故に、一堂に会する親戚達に同じ洋服を着せる。ご都合主義だが、この設定は終盤の種明かしで明らかになる。作者も解説で述べているが主人公が同じ一日を繰り返す映画として名作「恋はデジャヴ」から着想をしたとのことだが、私は恋はデジャヴによりこの設定をすんなり認めて読み進めていた。
作中、あまりにも多くの伏線があるがそれを全て回収していると思われるが2周目の読書以降でないと難しそう。
会長が馬券で当てたお金を元に…とのことだが、会長も実は反復落