西澤保彦のレビュー一覧

  • 腕貫探偵

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    短編集で読みやすく一気読み。登場人物の名前が斬新というか難解で分かりにくかったが、題材は分かりやすくテンポの良い展開に引き込まれました。
    いわゆる安楽椅子探偵ものだが、あの情報だけであれだけ推理できるものか、そして可能性ではなく断定的な物言いが引っかかりました。どの段階でその推理に至るのか、読み返してみたい。

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    2026年09月07日
  • スリーピング事故物件

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    積本より。

    ものすごくお久しぶりの西澤さん作品。
    7回死んだ男が面白すぎて、当時この方の著書を手あたり次第集めていた。
    タック&タカチシリーズとか、チョーモンインシリーズとかめっちゃ夢中になって読んでた。

    そういえばこんな感じだったな~。
    明るくてライトなやつと暗くて陰惨なやつの落差が激しかったな。
    今回のは明るくてライトな方。

    一人称のそれぞれの視点で進んでいく。
    基本的にはキャラたちの会話だけで話がどんどん進んでいく。
    会話が進むごとに事件が整理され、推理されていく様子がお見事。
    ついでにお酒も一緒にくいくい進んでいってるのがまた。お料理もおいしそう。
    ちょっと麦酒の家の冒険を思い出

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    2026年09月07日
  • 新装版 七回死んだ男

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    SF新本格というみたいです。登場人物が個性揃いで、キャラクターが分かりやすく覚えやすい。ギャグ系の漫画やアニメで、チャンチャンッの効果音で最後おわる感じ。ミステリー要素強めに、こだわらない人には、自分の読書幅を広げるために読んでみてほしい。

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    2026年08月23日
  • 悪魔を憐れむ

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    ネタバレ

    「無間呪縛」:ウサコとタックが平塚刑事の実家で起きる怪談を解決する。ウサコ夫妻の出会い。23年前に平塚刑事の実家のお手伝いさん親子三代が住み込んでいたが、ある夜子供が屋敷が密室な状態で顔を潰されるほど撲殺される。平塚刑事の母の蓋然性の殺人と歪み絡みまくった動機が良い。
    「悪魔を憐れむ」:安槻大学教授が自殺するのを止めてくれと居酒屋店主・篠崎に頼まれたタックだったが、大学教授は飛び降り自殺してしまった。篠崎のキジョーノクーロンと言う名の自殺をさせる心理戦に胸糞というか不気味すぎる。この謎のゾクゾクする感じがたまらんですね。

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    2026年08月24日
  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    再読。クローズドサークル、殺人犯の大集結、ピタゴラ連続殺人、叙述トリック、をこれでもかと詰め込んだジェットコースターミステリ。気を衒ったというよりは面白くなる要素をうまくはめ込んだ傑作バカミスである。

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    2026年08月23日
  • 身代わり

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    ネタバレ

    ボアン先輩が主として殺人事件に向かう。
    タックとタカチは前作の依存であまり登場機会はなく終盤の謎解きで本領発揮。
    安槻大学の後輩ソネヒロがボアン先輩たちとの飲み会の後徒歩40分程離れた公園でジョギング姿の女性と揉み合ってナイフが刺さり死んだところを近所に住む盛田に目撃される。別な殺人事件が起き、女子高生の鯉登あかりが自宅で殺されており、その脇には交番勤務の明瀬刑事も殺されていた。全能の神の様な妖しい雰囲気のあったあかりは学校の司書の朔美とただならぬ関係であったらしい。私小説『身代わり』を書き朔美の婚約者と体の関係がある内容のものを見せつけて朔美は激怒する。あらにあかりは朔美の婚約者と実際関係が

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    2026年08月21日
  • 謎亭論処 匠千暁の事件簿

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    どの短編集もタック、タカチ、ボアン先輩、ウサコがメインの多重解決のテイでの話。完璧にそれが真実だとは言わない短編もあるので、推理の過程を楽しむ1冊かと。ウサコが平塚刑事と突然結婚してるのが驚き!

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    2026年08月16日
  • 黒の貴婦人

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    ネタバレ

    タックタカチが在学中だっり卒業後だったり、ボアン先輩が就職してたりといろんな時系列が楽しめる短編集。
    「招かれざる死者」
    金持ちドラ息子の有馬がとなりの爺さんと揉めていて殺すことを画策。しかし刺してしまったのは女子大生。有馬の画策をうまく利用した二重の操作にピリッと刺激を感じられる。
    「黒の貴婦人」
    ボアン先輩たちがいつも飲み屋に現れる白の貴婦人とは誰なのか。依存の後に読むとあの貴婦人があの人なのかと邪推する。

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    2026年08月11日
  • 走馬灯交差点

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     大学生の染谷朝陽は不倫相手との密会中に、ほとんど没交渉状態にあった父親の直道から連絡を受ける。焦った雰囲気の父親は二十年近く振りに高和に来ている、と言い、急いで車で迎えにきてほしい、と告げる。いくつか疑問点はあるが実際に父親のもとへ向かうと、仰臥した見知らぬ女の死体が――。
     ということで本作は複雑な家族、親戚事情に、彼らの持つ不思議な能力が絡んで、さらに複雑さを増しながら、事件の真相へと向かっていくミステリです。西澤保彦さんの初期の大傑作『人格転移の殺人』と同様、〈人格転移〉を扱っていますが、アプローチの仕方はまったく違っていて、混乱しつつも読み進めていって、(判断が分かれるところだろうな

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    2026年07月31日
  • 人格転移の殺人

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    少し昔のSFミステリーであるが、新作を読んだときのように楽しめた。人格が入れ替わりながら殺人事件が起きるという比較的単純なストーリーであるが、とても読みやすくテンポ良く物語が進んでいくので、気軽にミステリーを楽しみたいときにお勧めの一冊である。

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    2026年07月20日
  • 下戸は勘定に入れません

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    条件付きでタイムスリップ出来る主人公・古徳は自殺願望のアルコール依存症。
    その条件とは、同じ月日(曜日も同じ)に同じ相手と同じ種類の酒を飲む。
    すると、数年前の同じ月日に遡れるというもの。ただし、干渉は出来ずに見てるだけ。
    精緻なロジックは流石の西澤保彦と言えよう。
    酒は飲んでも呑まれるな。極上のタイムスリップ本格ミステリにアナタも酔(寄)ってみませんか。

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    2026年07月13日
  • 殺意の集う夜

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    六連続過失致死というパワーワード笑笑

    序盤に主人公が"うっかり六人殺してしまった"って言ったときは「んなわけないだろ笑」って笑っちゃったけど、実際に殺人事件パート入ったら見事な殺人ピタゴラスイッチすぎて更に笑ってしまった。

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    2026年07月09日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ループ物の作品として有名な「七回死んだ男」
    流石です。とても面白かったです!

    まず、主人公のキュータロー(ヒサタロウ)が、凄く好きです。人間的に、好感が持てます。
    キュータローは、16歳の高校生ですが、ループを何度も繰り返し続けている為、精神年齢は30歳くらい?だとか。

    物語は、ある程度、オチを予想をしていた部分はあったのですが、ことごとく外れました。
    くっ…まさか、最後にそうくるとは…と。

    でも、個人的には好きな展開なので、、その後どうなったのかを…もっとはっきり知りたかったです。
    でも、そこは、きっと大丈夫だと信じています。

    少し懐かしい朝ドラを見ているような、楽しいひと時でした。

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    2026年06月24日
  • 新装版 七回死んだ男

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    おそらく初タイムリープもの!

    種明かしは個人的に弱かったかな〜
    でも読みやすさ○
    オチが気になる○
    ってかんじでよかった!

    某作品と同じで他にタイムリープ
    してるやつおるんかと思ってました

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    2026年06月21日
  • 解体諸因

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    再読。西澤保彦デビュー作にして匠千暁初登場。
    登場人物が安槻界隈というゆるい繋がりの連作短編集で、それぞれの短編も同じくらいゆるくつながり最後に閉じる。作者本人も後書きで仰ってますがまあ解体された死体だらけの本である。私は1作目の解体理由、ナシではないですぞ。

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    2026年06月15日
  • 依存

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    「身代わり」を再読したので前作であるこちらも再読。タックとタカチが千暁と千帆になる物語。挟み込まれたケーコたんのエピソードはなかなかに薄ら寒いものがありました。何回か読んでいるはずなのに面白いほど何も覚えていなかったので、寸暇を惜しんでグイグイ読んでしまった。

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    2026年06月15日
  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    こんなの初めて!!っておもしろいくらいに人が死んでそして誰もいなくなった、、、ってかんじ。最後はびっくりしたけど、もはやどっちでもいいくらい人が死にすぎてて、異常者だらけで。相関図書いて整理したいような。

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    2026年06月15日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    それはわからないよー!
    って言う感想。
    舞台がしっかり理解できるまで状況が動かないから読んで半分すぎても何にも始まらない…。
    でも読みやすくてスルスル進むし理解もしやすい。
    残り少しで怒涛の展開になって、面白い!
    絶対わからない。
    前半なんにも起こらないのに退屈せずに読み進められたのはすごいなぁ。
    面白かった。

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    2026年06月07日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ネタバレ

    なるほど!だからこのタイトルなんだ!と驚きました。座布団での殴り合いシーンがお気に入りです。とにかく先が気になって気になって一気に読みました。友理さんの台詞であれ?っと思いましたが繰り返していた日が思っていた日付でないことは全く分かりませんでした。騙されました!面白かった。

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    2026年05月29日
  • 新装版 七回死んだ男

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    ネタバレ

    タイムリープ系ミステリーとして有名な作品だが面白かった!
    久太郎は度々1日を7回繰り返す反復落とし穴に落ちる特異体質で、子供の頃から余分に時間を生きているからか妙に落ち着きのある高校生。資産家祖父の遺産を巡る家族の泥沼争いや、兄といとこたちの恋路をどこか達観していた。
    ある日祖父の後継者発表のために一族が集まったとき、久太郎は反復落とし穴に落ちる。そしてオリジナル周では起こらなかった祖父の殺人現場を目の当たりにする。
    祖父を救うため極力オリジナル周に近づけようとするが、何度も繰り返される殺人、、なんとも面白い設定だろうか。

    てっきりもう一人反復落とし穴に落ちる体質なのだと思っていたが、まさか

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    2026年05月17日