西澤保彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「反復世界に於ける殺人事件」
主人公はある特定の日を9回繰り返すが、周囲の人は誰ひとりその状況を認識しておらず、主人公だけがこの反復現象に翻弄される。
反復落とし穴にハマった日の2周目、オリジナルの日には起こらなかった殺人事件が起こる。主人公は自分がオリジナルの人は違った行動をとったばかりに殺人事件が起こってしまったと思い、殺人事件を回避すべく3周目以降で様々な策を講じる。しかし、殺人は起こる。
反復現象の中で、少しずつ答えに繋がりそうなヒントが集まるので、続きが気になりテンポ良く読み進めることができた。主人公があの手この手と尽くす繰り返しの日の中で、その他の登場人物の人間模様も面白おかしく描 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の問題を解決してあげると言うよりも、主人公の問題に対してアドバイスすると言う感じの新しい探偵。いや、腕貫さんは市民の相談に乗りアドバイスしてるだけで探偵とは思ってないのかな。
淡々としている腕貫さんに興味ある。シリーズ化されてるらしいが、腕貫さん、本名なんて言うのかな?やはり変わった名字なのかな?
面白かったんだけど、話しによっては気になる事があって。例えば、「恋よりほかに死するものなし」、葉子の母どうやって元気になったの?とか。
「スクランブル・カンパニィ」の最後、腕貫さん、秋賀さん、どうぞと言ったよね?秋賀さんって秋賀エミリ?彼女は腕貫さんに何の相談があるの?とか。
どうでも良い事 -
Posted by ブクログ
時として同じ一日が八回繰り返される「反復落とし穴」に嵌まってしまう久太郎。新年会で親戚が集まった直後にそれは起こった。そしてオリジナル周では発生しなかったはずの祖父の死に久太郎は混乱する。祖父の死を招いたのは二周目の自分の行動だったのか、そして祖父を救うためにはどうすればいいのか。試行錯誤する彼を嘲笑うかのように、祖父の死は微妙に形を変えて繰り返す。トリッキーなSFミステリです。
タイムリープものミステリって現在ではけっこう多く存在しますが、これが嚆矢と言ってしまってもいいのかな。オリジナルに問題がなければまったく同じように行動すればいいはずなのだけれど、それが案外と難しかったり。予想もしない -
Posted by ブクログ
『一本木心中』:瞬間湯沸器のように意固地になる男が密室の家から転落死、家には親族の女性の死体も。妻に逃げられた変わり者男のプライドが暴走した末路。変装能力をそこで使ったのかい。女性がかなりの悲運な被害者。
『もつれて消える』:予知夢を見る主婦の旦那が妻の浮気相手を殺した。予知夢と現実がごちゃごちゃになってわからなくなる当事者の目線を味わえる。
『殺し合い』:超能力者、被害者に巻き込まれた第三者の目線。精神が壊れてく様はこのシリーズになき展開。
『生贄を抱く夜』:令嬢の真寿子の家に招かれた波子。大学時代から真寿子に人形の様に扱われてた波子がストーカー居留川に襲われる。歪んだホワイダニットに賭ける