【感想・ネタバレ】双死相殺 腕貫探偵リバースのレビュー

あらすじ

公務員探偵、時空を超える名推理!

妻を殺してしまった。なぜ自分がこんなことを? 茫然自失の男の前に、別の縊死体が出現。
これは偶然の連鎖か、それとも――。“相殺”されたはずの罪が、再び目を覚ます……!?(「双死相殺」)。
アフターコロナの櫃洗市で発生する複雑怪奇な事件の謎を、腕貫を嵌めた公務員探偵が鮮やかに解決。
女子大生・住吉ユリエ、安達真緒、氷見&水谷川の刑事コンビetc.……お馴染みの面々も健在。作家デビュー30周年&シリーズ誕生20周年。人気ミステリシリーズ最新作!

佳多山大地氏(ミステリ評論家)興奮!
「歴死は繰り返される! 西澤ワールド最新版 円熟の論理の切れ味、ますます妖し」

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Posted by ブクログ

 至近距離で向かい合う二棟の八階建てのマンション。住民たちからは『双子ロータ』と呼ばれるマンションの片方の棟で起こった殺人事件。被害者は今年の二月に反対側の棟の住人に不自然な住居の交換を申し出ていたという。かつて教師をしていた還暦過ぎの男は何故、殺されたのか。反対の棟で起こった九年前の事件と今回の事件を、一本のマニアックなホラー映画のDVDが繋いでいく――「此のすべて鏡像なる世界」

 ということで帯を見てびっくりしたのですが、『腕貫探偵』シリーズも誕生20周年みたいです。大変個人的な思い入れで恐縮なのですが、ちょうど自分がミステリにのめり込みはじめた時期がこの辺りなので、なんだか感慨深さがありました。

 本作に収録されているのは、「すべてその場の勢いで」「双死相殺」の短篇二本と「此のすべて鏡像なる世界」の中篇一本で、特に印象的なのが、ラストの中篇でした。『分かりやすさ』から背を向けた複雑な人間模様と倒錯した心理によって生まれた二つの事件が、推測を経て綺麗に繋がり、美しい結末を迎えます。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

なんだか、腕抜探偵でなくてもよくない?なお話ばかりだったような。
腕抜さんの出番も少なかったし。
少しの登場も、市役所の中でなかったしなぁ。
でも、個別のお話としては面白かったと思う。
1編目が1番好みだったかな。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

会話が続いてぼーっと読んでると大事なこと読み飛ばすことが多くて何度も戻りながら読んだ。そこがつながる?!が多い。

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2025年10月02日

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