西澤保彦のレビュー一覧

  • 幻想即興曲 響季姉妹探偵 ショパン篇

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    パズラー(小説中に書かれた全ての事象が謎解きに関わる推理小説)は大変爽快感があるものの、変な事象に着目して考察することで簡単に真相にたどり着けるという弱点があると思っています。たとえばTVドラマの相棒とかでは、何故このシーンがあるのだろう?と考えるとすぐに事件の真相が分かりますよね。

    本作品では、それを小説家志望の人の作品を読ませるという趣向で上手く回避し、最後に「でも、そうだったのか」と爽快感を与えてくれました。

    仕掛けは単純だったけど面白かったー。

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    2015年05月24日
  • 赤い糸の呻き

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    短編パズラーが5作品入っています。どれも、「ああ、そうだったのか、スッキリ!!」という感じで爽快でした(というわけで、一つも謎解きに成功しませんでした。orz)

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    2015年03月28日
  • 死者は黄泉が得る

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    ネタバレ

    タイトル通りのSF設定。
    2つのパートが交互に進行する構成。
    パートの関係、時系列、人間関係etc…
    なかなか複雑で若干混乱。
    その分、考えるのがとても楽しかった。
    自分はSFミステリーが好きみたい。

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    2015年03月01日
  • 幻視時代

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    久々に文句なく面白い小説を読んだ気がする!!

    2010年、主人公たちは一枚の写真を目にする。その写真が撮られたのは1992年。しかしそこには1988年に死んだはずの少女が映り込んでいた。

    ストーリーは過去編と現在編からなっていて、過去編にあたる1〜3部は、少女とその死をめぐる一連のお話。現在編にあたる4〜6部は、主人公を含めた3人の人間が、写真の謎をめぐって、あーでもないこーでもないと議論をかわす、安槻シリーズに見られたような論理組立型の推理編です。

    最終的に「うわー、マジで?」と感嘆するミステリーは久しぶり。

    そして推理編の鮮やかさもさることながら、(いつも書いている気がするけど)西

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    2014年11月23日
  • 麦酒の家の冒険

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    今まで読んだシリーズの中ではいちばん好きです。迷子の末にたどり着いたがらんどうの別荘。ウォーキングクローゼットに隠された冷蔵庫からはキンキンに冷えた大量のエビスビール。日常ミステリ寄りのおはなし。

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    2014年09月02日
  • 麦酒の家の冒険

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    ビールが飲みたくなった。
    安楽椅子探偵ものは始めて読んだ。
    最初はつまらない、検討はずれな推測ばかりを捏ねくりまわしているようだった。それが次第に矛盾の少ない、筋の通った仮説に置き換わっていくのが面白かった。
    自分のいいたいことを登場人物が言ってくれたときなんかは、彼らと一緒に自分もその場にいるような感覚すら覚えた。

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    2014年07月17日
  • 狂う

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    妄執というか狂気というか、振り切った恐ろしさに肌が粟立ちました。
    後味の悪さもまた狂気の果てと思えば、何とも言えない気持ちにさせられます。

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    2013年11月05日
  • 収穫祭(下)

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    ネタバレ

    さすが西澤保彦! もう、ホント大好きです☆
    14人も殺しておきながら、びっくりするような陳腐な殺害理由。
    書いたのが西澤保彦でなかったら、「まさかでしょ、ないないw」で終わるところを、
    「ありえるかも」と思わせ、ゾッとさせる、西澤保彦の手腕に脱帽。

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    2013年09月22日
  • 仔羊たちの聖夜

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    タックシリーズの3作目。
    今回はけっこう重い話でした。
    タカチが苦しみタカチが解決するパターン。
    そういえば、酒もほとんど出て来なかった。
    このシリーズを読んでいると、身近な人の心の醜さが表現されているので、とってもリアル。自分の近くにいる人はみんな良い人と思っているけど、本当に考えていることは分からない。ということ。
    宝くじってやっぱり当たった人は運を使い果たしてしまうんですね。

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    2013年07月20日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    超能力を題材とした本格ミステリ。
    超能力なのに本格って言っていいのか知りませんが、そういう風に言われているし、実際読んでもそんな感じ。
    コメディ的でもあり、非常に下らないけと、楽しく読める作品。

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    2013年05月01日
  • 人格転移の殺人

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    SF的設定に目を奪われがちだが、実際には見事な論理展開によるミステリであることがわかる。
    それでいて、SFにもミステリにも留まらないところがこの作品のすごいところ。

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    2017年06月03日
  • 仔羊たちの聖夜

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    内容(「BOOK」データベースより)
    クリスマスイヴの夜、一人の女がマンション最上階から転落死した。偶然、現場に遭遇した匠と高瀬。状況は自殺だが結婚式を控えた彼女に動機はなかった。ならば殺人か?事件を調べる二人は五年前にも同じ場所での高校生の飛び降り自殺を知る。一年後、三たび事件が。今度は二人の親しい友人だった…。本格ミステリの醍醐味を味わえる傑作。

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    2013年04月30日
  • 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿

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    ネタバレ

    「チョーモンイン」シリーズの中でも、これは異色なんじゃないかな。
    こういう話は大好き!
    「チョーモンイン」は五つ星を付けるほどの深さがないんだけど、これは深い。
    不思議さ加減が程よくて、ミステリー加減も程よくて。
    こういう本に出合うと、この本に合うために本を読み続けてるんだと思う。

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    2013年01月14日
  • 彼女はもういない

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    ラストの衝撃度にびっくり。思わず声が出ました。
    うーん、結局お金で買えないものがあるってことでしょうか。
    美人の警視が登場してくると、一気にありきたり感が出てきてしまうものの、それを差し引いても、この著者の別の本も読んでみたいです。
    グロテスクで、人に薦めにくいものではありますが
    面白さは間違いないです。

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    2013年01月14日
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵

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    シリーズキャラ夢の共演。いつもの西澤節(いろんな意味で)が堪能できるので、文庫書き下ろしということもあってお得に楽しめた。

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    2012年12月25日
  • 解体諸因

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    ミステリーオムニバス。
    全て身体のパーツがミステリの主な所になっています。

    一つ一つのオムニバスを読んで
    一つ一つにふむふむと思いながら
    最後のアレに度肝を抜かれました。

    さすがは西澤保彦!
    な1冊。
    ボアン先輩シリーズがそんなに好きじゃなくても
    (むしろ知らなくても)短編なので気にせず読めます。

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    2012年12月23日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    主人公にひどく親近感がわいて仕方ない作品だった。前半だけでもう自分には忘れられない作品。これまで物語に触れてきて、親近感を覚えたキャラはいくつか存在するが、その中でもトップ3に入るレベル。
    さらには、主人公の嗜好が自分と似ているだけでなく、真相まで自分の嗜好ど真ん中だった。

    もう好きと言わざるをえない。


    あと、チョーモンインシリーズの保科さんと、今作の主人公の姿が、まるで表裏の関係のようだった。

    p332の夢の再生について語りながら、そうして行き着いた物語の最後の言葉は、ただ哀愁。

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    2012年11月17日
  • 死者は黄泉が得る

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    時間は遡ってるのではなく普通に進んでいたのか…なるほど気持よくやられた。ラストは一見、えっなんだこのハッピーエンドはって感じなんだけどこれ整合性ついてる?

    屋敷の最初の死者であるミシェル・ラドナーが蘇った時、ピザ屋の配達人(スザンヌ・セクストン)のIDかなにかを持っていてミシェルはスザンヌになった。つまり6人の最初の人物はスザンヌ(ミシェル)。スザンヌのIDには顔写真がなかったってどっかに書いてあったと思う。次に、「インタールード」で、彼女はジュディ・フェイバと初老の男(タクシーの運転手?)の墓を暴き、お嬢さん(ジュディ)を2人目の仲間にする。スザンヌ視点なのはおそらくこの「インタールード」

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    2012年10月21日
  • 殺意の集う夜

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    ネタバレ

    まさにやられた!って感じ。

    斜め上だった。まさか…だとは…。最初から騙されてたわけかぁ…w

    矛盾みたいなとこはあるけど、それも含めて、個人的にはあり!良い感じに騙された!

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    2013年09月15日
  • 新装版 瞬間移動死体

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    期待が高かっただけにもう一つ惜しいというのが正直な感想。
    登場人物の背景や能力の説明にページが割かれすぎな感もあり、事件に本格的に足を踏み入れるのが少し遅い。
    解決編は意外性こそ大きいのだが納得かと言われると微妙。たぶん、被害者は全くの勘違いで401号室に入った、つまり直接的には登場人物らとは結局なんの関係もなかったというところが引っかかってるんだと思う。偶然の連続により事件が思いもよらぬも方向へ…というのはいいんだけど何の繋がりもない偶然が割り込んでくるといまいち納得できないのかなあと思いました。
    また、恋愛模様も自分好みではなかったのも不満の要因の一つ。『七回死んだ男』『人格転移の殺人』も

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    2012年10月22日